真っ当なヘレ肉！真っ当な商売！戦略的マーケティングなんて必要ナシ！ : きみや

【2021.10.17 二回目】

前回、初めて訪問した際の衝撃たるや！（フォークで裂けるヘレ肉！）

しかも、焼肉屋さんというと、タンから始まり、カルビ、ロース、ホルモン系と流れがあり、最後に、冷麺やクッパや石焼ビビンバで〆るみたいな。

そんな定番とは一線を画す、ただひたすら独自路線を歩むヘレ肉専門店が〝きみや〟さん。

前回の訪問以降、何軒かの焼肉屋さんやステーキ屋さんに伺うものの、きみやさんほどの満足度や旨い肉に巡り会えず。

そのため、日が経つほどに、旨い肉が喰いたい！旨い肉が喰いたい！という欲求に駆られ、今回、再訪する事に。

ただね、コロナによる緊急事態宣言やら、色んな外的要因と重なり、当初より、少ない人数での再訪になってしまった点が、お店の方々に、ご迷惑をお掛けしてしまった、、、と、心残り。

次回からは、確実に、訪問する人数で予約取らさせて頂きますね。

今回のきみやさんでの食事は、基本、名古屋在住者がきみやさんのお店で現地集合現地解散という初の試み。

行きや帰りまで、大人の遠足と称して、グループ行動の指針みたいなものに縛られるのも楽しい時間ですが、それ自体の人間関係を好まない方もいるだろうなーと。

まぁ、集合時間に遅れる方は一人も見えず、ちゃんとオンタイムで会はスタートしました。

男性テーブルと女性テーブルに分かれ、男性テーブルは、真ん中のヘレ肉と別にタンも注文。

女性テーブルは、真ん中のヘレ肉のみの注文。

飲み物は、各々、好きなものを注文。

さぁ、旨い肉を喰うぞ！と。

まずは、分厚いタンをハサミで切りながら、焼き台に乗せると、少し縮みながら、肉の断面から肉汁が溢れてくる。

その肉汁が、炭火に炙られ、良い匂いが店内に立ち込める！

取り皿に、塩を振り準備し、焼き上がったタンをご主人が皿に置いてくれる。

それに塩を指で摘んで振り掛け、肉を口に運び、噛み締めると、、、まぁ、噛み締める度に、肉汁が溢れて、肉の脂と肉汁とが渾然となり、もう得も言えぬ旨さ！

はぁ、幸せやわー。

更に、タンを食い、キムチを食い、酎ハイで掻き込む！

はぁ、、、幸せやわぁー。

あっという間に、タンを食い終わると、もう酎ハイが空。笑

お姉さんに、新しい酎ハイを頼み、キムチで酎ハイをカッ食らう。

そして、いよいよ真打ち登場！

常温に戻ったヘレ肉は、焼いてもいないのに、肉の表面に脂が溶け出してテッカテカ！笑

以前、お伺うした際、ご主人から、基本的に、9ヶ月の未経産の雌牛のみの宮崎産牛を使い、更に、その時その時の質の高いヘレ肉を使っているとの事を聞いた。

今回、ご用意頂いたヘレ肉が、何処のヘレ肉なのか？をお伺いすると、半分が、信州産のプレミアムヘレ肉で、もう半分が、いつもの宮崎産牛のヘレ肉との事。

半分ずつ焼いて頂き、食べ比べしてみたら、肉質のきめ細やかさ、血や肉汁の滴り具合の違い等、ハッキリと味に違いがあった。

んもうっ！最高やん！

僕もさ、今年で齢五十になるのよ。

普通の焼肉屋さんへ行くと、カルビやロースなんて、2〜3枚食べただけで、胃もたれするほど。

でもね！不思議な事に、きみやさんのヘレ肉は、どんだけ食べても、その辺の胃もたれらしき気持ち悪さは皆無！

これはね、やはり身体は正直で、品質の高さ＝身体の拒否度に繋がるのかと。

男性テーブルは、ヘレ肉を食べ切ったのだが、僕は個人的に、まだお腹に余裕があったので、ご飯を貰い、キムチでご飯を頂きました！笑

最後に、デザートで柿が出てきたのだが、この柿も渋味が薄く、とても柔らかで旨かった！

次は、3月か4月辺りに伺えればと思ってます！

ご馳走様でした！！！

【2021.6.9 初訪問】

三ヶ月ほど前のある日、ある男友達から、ちぇんいぇ（本名）さん、奈良の「きみや」さんって知ってる？と問い掛けられる。

全く知らなかったので、よくよく話を伺うと、何やら妙に惹かれる「ヒレ肉祭り」なる催しが連日行われているとか。笑

で、当然、食べログで調べますわな！

何此れ？どれもこれもが注文の仕方が可笑しいんじゃないか？と思えるほど強烈な絵面！

だって、普通、焼肉屋というと、牛タン食べて、カルビ食って、ロース食って、ハラミやてっちゃん等の内臓肉食って、ビビンバや冷麺で〆るって流れが普通でしょ？

それがさ！牛タンが少しあり、後は、ヒレ肉、ヒレ肉、ヒレ肉のオンパレードなんよ？そりゃ、何此れ？ってなるでしょーに！

しかもだよ？どんだけ飲もうが、基本のAコースなら¥18,000/名。

飲み代関係ねぇーのかよ？笑

楽しみにして当日の今日、きみやさんへ初訪問となりました。

名古屋人が、各々、奈良の地で集合するってのも、どんだけ食いしん坊な集まりやねん！って話だよね。笑

そうそう、そしてね、食べログで超有名なドクターSSさんとも、このお店で初対面！

実は、今年の2月に遂行した「鳥取蟹祭り」の際、僕、食べログ通じてナンパしたんだよねー。笑

鳥取蟹祭りも他力本願！笑

この蟹祭りに、参加して頂けるメンバーを探してたんだけど、流石に、お一人様約10万という食事代と、鳥取までの長時間移動行程で、なかなかメンバーが決まらなかったのね。

で、それを払ってでも同行して頂ける財力と食い気があるメンバーとなると、流石に、そうそう居ない！

まぁ、自分の周りに居ないなら、ナンパするしかないよね。笑

普通さ、見ず知らずな訳の分からない男から、突然、声掛けられたら、怖くて無視するのに、流石はドクターSSさん！

鳥取蟹祭りは別件の用事があるためと断られてしまったが、その後、この企画の際、再び、声掛けさせて頂くと、なんと！快く了承頂けたんだもの！

男前だよねー。
俺ならガン無視だよ！笑

しかもね、お会いしてみると、流石、懐も、男としても、超一流！腰が低くて、とっても好い男！

ああいう男になりたい！と思うよね。

ドクターSSさん、本当に有難うございました！
これを機会に、また、よろしくお願い致します。

さて話を元に戻し、きみやさんのヒレ肉パラダイスに。

まずは、軽くご挨拶させて頂いた後、どのコースにするか？を、参加者の皆んなに確認すると、全員一致のコースA！

店員さんも面食らって、他のBとか必要ないですか？食べ比べとかも出来ますよ？と問われるが、参加者全員頑なにコースA！笑

更に、牛タンも食べたいんですが、、、と確認すると、店員さんが、御主人に、「今日、牛タン有りますか？」と確認。

皆んなの視線が一気に御主人に向かうと、御主人は、指を丸めてOKのサイン！（カッチョええー！笑）

そこから、飲み物の注文。

今回の料理内容は、

△瓶ビール×2本
△烏龍茶×1杯
△ハイボール×1杯

⚫︎牛タン

この牛タンがさ、厚切り牛タンで有名な仙台の牛タン定食とかあるじゃん？それを軽く超えちゃってんの。笑

いやさ、嫌味とか何とかじゃなく、もうね、笑うしかないってこの事だな！と。

だって、1cm以上の分厚さで、テカテカ光ってんのよ？

もうそれ見ただけで、口内は唾で溢れんばかり！

それを、御主人自ら、サッと焼き網に乗せ、丁寧に焼いてくれるの。

此方の不躾な質問に対しても、とっても陽気に応えてくれて、あぁ、やはり料理って、旨いものをお客さんに食べて貰って喜んで貰うのが好きな人がいるといないのでは、雲泥の差だなー！と改めて思ったよ。

焼き上がりそうなタイミングで、ハサミで、一つの牛タンを三等分ぐらいに切り、「さぁ、どうぞ！」と。

テーブルに備え付けられた塩を軽く塗し、口に放り込むと、、、かぁー！肉の柔らかさと、歯で噛み切るたびに溢れ出す脂の旨みと甘み！

ほっほぉー、もう最高っ！！

そして、その脂をビールで流し込むと、うふふのふ、ビールも最高っ！（あ、因みにビールはアサヒのスーパードライ。流石は、関西圏。アサヒの独壇場？）

牛タン、ビール、キムチの無限ループ。笑

△瓶ビール×1本
△レモン酎ハイ×1本
△ハイボール×1杯

⚫︎牛ヒレ肉（400g/名）

あっという間に、牛タンを食べ終わると、いよいよ、ヒレ肉パラダイスの始まり！

で、登場するのが、これでもかっ！ってなほどの量のヒレ肉。

マジかよっ！肉屋そのものじゃねーかよ！

僕は卑しいからね、直ぐに枚数数えちゃった！

参加者5名！
ヒレ肉10枚！
お一人様2枚のヒレ肉！
しかも、ヒレ肉一枚200g！
一人400gものヒレ肉を堪能する計算！

此れさ、食い切れるの？
いや、こんな嬉しい話はそうそうない！
意地でも食い切ると誓う。

でね、再度、御主人御大が登場。

まずは焼き網を交換してくれる。

暫く、新しい焼き網を空焼きして、御主人御大が、ヒレ肉を焼き網に焚べ、ちゃんと焼き上がるまで、肉を捌いてくれるの。

因みに、捌く！とはどういう事かというと、フォーク2本を巧みに操り、ヒレ肉を割くだけ。

昔は、箸で捌いていたらしいんだけど、お客さんから、フォークの方がやり易くない？という一言で、その後、フォークで捌くのがデフォルトになったみたいだ。

あれだけ大きな7輪？の上には、たった2枚のヒレ肉しか乗らないのだが、それだけヒレ肉が大きい！という事。

塩で食べたり、タレで食べたり、各々、好きなようにヒレ肉パラダイスを楽しむ。

でね、一度に焼き上げるのがヒレ肉2枚となると、計算上、これを後、5回も続けるんだよ？笑

その度に、御主人御大が焼き網をこまめに交換してくれるし、焼き上がるまで居続けてくれるの。

この牛ヒレ肉、このお店だけで、僕らだけでこんだけ食べてるけど、他のお客さんも食べるじゃない？日にどれぐらい使うんですか？と尋ねると、牛二頭分（20kg）やって！笑

表記すると、20kg/日だよ？笑
何だそれ！笑うしかないやないか！

で、使っている肉も、御主人自ら指定しているみたいで、九州産の雌牛、しかも二歳半ぐらいの処女肉やって。

無知な僕が、経産牛とかは使わないんですか？と尋ねると、経産牛なんて、パサパサで使えまへんねん！と牛の事について、色々と教えて頂く。

その後、店員さんも、まだ食べられます？とか、お持ち帰りにされます？とか聞かれたが、誰一人として、拒む事なく、ヒレ肉パラダイスを堪能。

流石に、後半の残り2回ぐらいから、キツくはなったが、強者共は、ライスを要求し、更に、食いしん坊度合いに、拍車を掛ける。

△烏龍茶×5杯

⚫︎ライス（小）×3杯

⚫︎スイカ（1/4玉？）

いやー、自分も含めてだが、こんだけ食う仲間との食事は楽しいね！

やはり食いしん坊としての、あるまじき行為は、食事を残す事！（生産者や料理人の方に失礼やしね！）

しっかし、まぁ、ヒレ肉こんなに食ったの人生初やし、当分、お肉食わなくても、満たされた感大やわー。

また、この唯一無二なヒレ肉パラダイスを味わいたいと思いますので、その際は、よろしくお願い致します。

ご馳走様でした！！