ここでしか味わえない！「記憶」に残る夏の、青と緑☆ : アコルドゥ

2020年 7月 木曜日 昼訪問

※9月末まで12周年記念のお値打ちな特別ランチ&ディナーコースが楽しめます！気になる方は是非予約の上訪問してみてください☆

奈良旅初日のランチはこちら、アコルドゥさん。
もう1人のマイレビちゃんと合流し4人で訪問しました。

落ち着いた雰囲気のウェイティングルームに通していただき、ウェルカムドリンク。
冷たい柿の葉とミントのお茶をいただき、すーっと汗が引いて行きました。

ランチコース6500円(税サ別)

＊ふたつの土とハーブ
鰹とビーツのソース 山葵のジェラートを添えて。
鰹の鉄分とビーツの土っぽさが山葵でひんやり爽やかに中和。

＊パン①とスペイン産オリーブオイル
アコルドゥの頭文字ａ入りのシンプルなパンと香り高い美味しいオリーブオイル。

＊アホブランコ 半生のエビとメロン　　
アンダルシア地方の郷土料理、奈良産豆乳仕立て。
エビの食感、メロンのフルーティさが引き立つ優しいにんにく香る豆乳の冷製スープ。
　
＊大鉄砲と初夏
奈良橿原産の大きなアスパラガスのフリット、大豆のタルタルとトリュフ塩を添えて。
衣がふわっと軽くサクサク！その中にブリっと太くジューシーなアスパラガス。

＊玉ねぎを練り込んだパン②
カリッと中はもっちりジューシー。後からほんのり玉ねぎ感。

＊三輪山本の手延パスタ麺 あおい香りとモッツァレラ
三輪山本が手がけるデュラム小麦の手延パスタを使用。
奈良産ルッコラのソース、奈良産モッツァレラ。
最初エスニックの風味を感じるが食べ進めるとルッコラが濃厚に爽やかに青く香り出す驚きのお皿。手延パスタの食感も絶妙でソースとのなじみも凄く良い。

＊魚のアサード 大和丸茄子のエルダー
こぶ鯛のロースト 大和丸茄子、エルダーとレモンの泡。
こぶ鯛は皮が香ばしくバリっと。身がぶりっと荒々しいところに大和丸茄子で円やかに、更にエルダーとレモンの泡が香り良いアクセントになり、コントラストが素晴らしい。

＊青梅雨と次に待つもの
奈良のばあく豚 ウイキョウのソース、とうもろこしのリゾット。
ばあく豚は甘く脂が美味しく身はジューシーで、火入れ具合が完璧。ウイキョウのソースの緑が見た目も美しく香り、とうもろこしの甘さが引き立つ。米の火入れも絶妙。唸るほど美味しい！

＊夏の果実と海
トマトのジェラートと桃 バジルのムースと白ワインのジュレ、塩の泡。爽やかに締め。泡とジュレが夏の海の波打ち際を感じて。
どこか夏休みの一日の終わりを彷彿とさせます。

＊ほうじ茶のメレンゲ菓子。
香ばしさと柑橘の香りと食感でさっぱりと。

＊フレッシュハーブティー
レモングラス、ミントなど複数のハーブを使用した温かいハーブティーを食後に。

アコルドゥさんの2020年夏のお皿を堪能しました。
奈良産の食材に拘られて使用されているところに凄く好感が持てます。
この立地で観光客に全く媚びず、ここでしかいただけない独創的なお料理を作られていることに、再度、ただただ感動。
大好きです。次は季節を変えてディナーで伺いたい。

前回も担当してくださったサービスの方が本当に素晴らしい方で。今回もお会いでき、お話して嬉しかったです。

同席してくださったマイレビちゃん達、遠方までお付き合いいただきありがとうございました☆

2019年 6月 日曜日 午後訪問

昨年ラ・トラースさんへお伺いした時、奥様が「アコルドゥさんオススメですよ」とおっしゃっていたので、次回の奈良旅で訪問しようと心に決めていました。
2ヶ月ほど前に予約しこの日を楽しみに伺いました。

奈良公園近く、東大寺旧境内跡地に自然の景観に馴染むナチュラルな建物が2棟。
その、右側にひっそりと「akordu」の文字。
素敵すぎるその佇まい。鮮やかな青い扉が晴天の奈良に映えています。

店内はナチュラルとモダンが融合した、まるで近代的な美術館のよう。
まずはウェイティングルームへ。こちらの雰囲気がまた素晴らしくて！若草山へと繋ぐ素敵なお庭を見ながら柿の葉茶とミントの冷たいお茶をいただきました。外は暑かったので身体に沁みました。なんて美味しいのでしょう。。

テーブル席は自然光がたっぷり入りとても気持ちが良い。ガラス張りで解放的なオープンキッチン。
ドリンクは口頭で説明があり、苺を使ったドリンクを注文しました。

ランチコース6500円(サービス料8%、税別)
＊オリーブ
オイルが絶品！で、パンと一緒に食べたかった〜。この提供1回きりの使用だそうで、贅沢！

＊クロケッタ 古代ひしおとミント
薫製の香りをふわっと纏ったクロケッタが登場。発酵食品とミントの組み合わせに感嘆。

＊初夏の青もの 胡瓜のガスパチョ 爽やかな氷
ガスパチョ、粉チーズ、オリーブオイルの一体感が最高。

＊フォアグラのフラン 澄んだトマトと若いイネ科
雲丹、とうもろこし、フラン。オイルが香る澄んだスープに感動。

＊三輪山本の手延べ麺 ニラとにんにく 異国の香り
絶品！ナンプラー香るエスニックな素麺。

＊燻したポレンタとペスカード チョリソーと生の胡瓜
スタッフさん曰く「1番スペイン料理らしいお皿」との事。

＊五條の豚 煮つめた柿とからし
ばあく豚。火入れはレアで驚くほど柔らかい。脂に甘みがありとても美味しい。ねっとりした柿と相性抜群。

＊バラ科の実と花 生きるものとその景色
苺のマリネ、ローズマリーのジェラート、フレッシュチーズ。ハーブが香るデザートで締め。最高です！

それぞれのお皿に拘りの奈良食材を使用し、季節や背景、自然などを独創的に表現されています。
そのどれもが素晴らしい。お店やシェフの想いなどを感じる感動のお皿ばかりでした。まるで季節を紡ぐ物語のよう。
オリーブオイルとハーブ使いのバランスが素晴らしい！個人的にとても好みの味でした。

月毎にお皿が数枚ずつ変化していくとの事、季節が移ろう様子を感じることができます。

最後に月ヶ瀬の和紅茶いただきました。茶葉を見せていただき3種から選択できます。こちらも丁寧に淹れられ最高に美味しい紅茶でした。

スタッフの方々のホスピタリティも高く、一丸となってお店を作り上げていらっしゃるのを肌で感じました。

「アコルドゥとは。単に場所や店の名前ではなく、その概念、世界観の総称です。
その入り口でもあり、出口であるアコルドゥはどこからでもその世界に思いを馳せることができます。」
(HPより)

素晴らしいお店に出会い、また奈良に行く楽しみが更に増えました。
次回は秋に。楽しみに再訪したいと思います。

1人なのに快く予約を受付けて下さったこと、心から感謝しています。