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大変上品で美味しいお料理でした。
2018/02訪問
たまたま予約が取れたので、土曜日のお昼に利用しました。
JR奈良駅の南東に位置しますが、大通りに面しておらず、住宅街の中にあります。
お店の構えも極めて控えめなので、意識して見なければ通り過ぎてしまいそうです。
カウンター席が6席と、テーブル席が6席あります。
大将含めて3人で調理を行い、女将さんが外回りをされていました。
ランチメニューは
・一汁三菜
・精進四菜
の二択です。それぞれ、主菜を選ぶことが出来ます。
・一汁三菜
主菜を
大和牛ステーキ丼、
海老と野菜天丼
にしました。
<先付八寸>
・奈良県産の卵を使った茶碗蒸し、スッポン乗せ
・奈良県産の野菜、蕪のピューレと鰹のジュレ
・真魚鰹のウニ味噌焼き、蛍烏賊の炙り
・間鮃を4日間寝かせ、下にシャリを敷いたミニちらし
…どのお料理も、しっかりと手を入れながらも素材の良さを上手く引き出して、最小限の味付けがなされています。
真魚鰹のウニ味噌焼きは絶妙な脂の乗りでとても美味しかったです。
<お椀>
蕪、白菜、このわた、こそぎ
…しっかりとダシが効いているけれど控えめな味付けの汁が主体で、そこに蕪と白菜が入っています。八寸と主菜の間の口直しとして良いです。
<主菜>
大和牛ステーキ丼
…脂の乗りは控えめで、肉の旨味が凝縮されているステーキです。お店オリジナルの十七味という調味料を用いて味付けされています。
海老と野菜天丼
…相方が注文しました。いずれの天ぷらもサクッと揚がっています。
主菜はどちらもご飯が少なめです。
ガツガツいってしまうなら3杯は食べることが出来そうです。
<デザート>
オレンジ、苺(古都華)、ブルーベリー、黒胡麻と羽二重餅のアイス、ホワイトチョコ掛け
…古都華は毎朝、大将がその日の分を採取しているとのことです。元々、古都華という品種は甘さが強いのですが、提供していただいた苺もとても甘くて美味しいものでした。
また、黒胡麻と羽二重餅のアイスも胡麻の風味が豊かで美味しいです。
全ての器は、梅など描かれていて季節感がありました。
大将を含めた調理人さん達はテキパキとお仕事されていますが、動きに無駄がなく、丁寧です。
お料理の提供するタイミングも適切で、女将さんともどもしっかりと目配りがなされていると思いました。
ただ、カウンター席とテーブル席が同じ空間なので、テーブル席のおばさま達のおしゃべりが少し騒がしかったです。
それでも、全体的に落ち着いた空間作りがなされています。
主菜が少ないように感じましたが、ゆっくり時間をかけながらいただいた中でお腹は丁度満たされました。
美味しいお料理と居心地の良い空間の中であっという間に時間が過ぎてしまいました。
帰りに次の予約を入れて帰りました。
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あっくんたかくん
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あっくんたかくんさんの他のお店の口コミ
店名 |
移転
白(Tsukumo)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
住所 | |
交通手段 |
JR奈良駅 徒歩5分、近鉄奈良駅 徒歩12分 奈良駅から257m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥5,000~¥5,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) 電子マネー不可 |
席数 |
13席 (カウンター7席、テーブル6席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
|
---|---|
お子様連れ |
中学生以上可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2015年12月17日 |
備考 |
完全予約制(当日予約は16時までの電話予約で可) |
初投稿者 |
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2018/05訪問
土曜日のお昼に予約してうかがいました。
少しmenuが変わったみたいでしたが、写真を撮りそびれてしまいました。
確か、一汁三菜のみだったと思います。
前回と同様、主菜を4つから選ぶことが出来ます。
●大和牛しぐれご飯
●手打ち蕎麦(相方)
を選びました。
・八寸:茶碗蒸し:和歌山の釜揚げしらす乗せ
奈良県産の野菜を主体にしたサラダ。大和鴨のロース添え
白えびのかき揚げ、地のものの筍、トウモロコシ、大和とうきの揚げ
長崎産イサキ、土佐酢のジュレ、さや大根
・お椀:スッポンのシンジョ、蓬の生麩、五色の紐(大根、人参などで再現)
・主菜
・デザート:アメリカンチェリー、牛乳寒、黒豆のアイスクリーム(羽二重餅入り)、ホワイトチョコレート及びコケモモのパウダーかけ
からなります。
どのお料理も一つ一つ手間をかけて丁寧に調理されています。また、この時期は奈良県南部の宇陀に由来するくす玉(薬玉)をお椀で再現していて、お椀の器と合わせて見事なものでした。
八寸全体のボリュームが前回よりあると感じましたし、大和鴨のロースは絶品でした。
白えびのかき揚げも絶品でした。
主菜である、大和牛しぐれご飯は、見た目はコッテリした感じに見えますが、意外なほどにあっさりとした味わいでした。でも、しっかりと旨味とボリュームはありました。
相方から手打ち蕎麦を分けてもらいましたが、蕎麦粉85%との説明がありました。細麺でとても繊細ですがコシと香りはしっかりとあります。
総じて、前回よりも味、ボリュームともに満足度が高いです。そして土地柄かもしれませんが、歴史の史実を取り入れながら作り上げているのが素晴らしいと思いました。
また、そこに洒落っ気(カウンターに置いてある陀羅尼助のことです)を効かせているのも良かったです。
隣のお客さんと大将の会話が聞こえてきて知りましたが、嵐山吉兆で修行をされて、それからニューヨークとロンドンでもお仕事をされてきたとのこと。
外の世界を見てくることで、より歴史を意識したり、食材の質や産地などにもこだわりながら丁寧なお仕事をするようになったのかな?と勝手に理解していました。
リピートは必至です。
これからも是非とも繰り返し利用させていただきたいです。