パリパリッ…驚くほどクリスピーな洋風煎餅、これは想像以上の逸品！ パッケージも素敵で、お土産にぴったり♪ : 九十九島せんぺい本舗 松浦店

［長崎県佐世保市］
2014/12/22（月）
佐世保市内にある、洋菓子（焼き菓子＆生ケーキ）の店。

佐世保を代表する銘菓「九十九島せんぺい」。
駅の土産店などで簡単に購入できるが、折角なら本店でと思い、向かってみた。

松浦鉄道の佐世保中央駅から、玉屋百貨店を越え、さらに北へ。
南北に長い商店街が、ようやく途切れるかといったところで、右手へ折れる。

交差点の角にある店舗には、六角形のロゴが印象的に使われている。
平日10時、かなりのお客さんで店内は賑わっている。

店内の棚には見事なまでに、「九十九島せんぺい」がずらりと並ぶ。
8枚入り、12枚入り、20枚入り…
かなり枚数が多いものもあり、進物に使われているようだ。

一方、生ケーキも多数揃っている。
この時期は主にクリスマスケーキの予約で、お店が混み合っているのであった。
地元密着の菓子店として、大いに愛されている様子が伺える。

せんぺい・クッキーなどの焼き菓子はばら売りされており、1個から買えるのが嬉しい。
なお、支払いにはクレジットカード利用可。

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■九十九島せんぺい（8枚入￥452）
1951年誕生のベストセラー。
大正ロマンのような、素敵なパッケージに目を奪われる。
中身は個包装（2通りのデザインが入っている）で、日持ちもするため、お土産として好適である。

六角形の表面には、「九十九島＝くじゅうくしま」と砂糖文字が描かれている。
それは佐世保の西方、西海国立公園（リアス式海岸）に浮かぶ美しい島々を意味する。
六角形は亀甲、裏面のピーナッツが九十九島の島影を表現しているそうだ。

誕生当時、米から作ったものを せんべい、小麦粉で作ったものを せん「ぺ」いと呼んでいたという。
だから今でも、半濁音でせんぺいと表記され、印象的な商品名となっている。

薄いせんぺいなのに、想像以上に「パリッ！！」と快音を立てて割れてくれる。
ハードなのに、パリパリパリパリ軽く食べられるのでストレスがない。
油で揚げてあるのだろうか、と思うほどのクリスピー感である（実際には、焼き上げて作られる）。

快い食感もさることながら、香ばしさの面でも素晴らしい。
砕かれたピーナッツが、風味を引き立てているようだ。

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■はなかご（1枚￥154）
九州産小麦を使ったフィナンシェ。
地産地消、原料へのこだわりは、他の商品でも徹底しているようだ。

バターの香り豊か！　ふんわりとした食感も素晴らしい。
アーモンドがアクセント。
これは期待以上に、上質なフィナンシェだ。

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■ごまのチュイール（1枚￥64）
胡麻入りの薄焼きクッキー。袋を開けると、発酵バターのような香り高さ(^-^)
さっくりと軽い口当たり、口の中ですっと消えてゆく上質な食感。
やさしい甘さが、ほんわりと余韻を残す。

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■福岡苺クッキー（1枚￥97）
使われている苺のうち 45％が、大粒いちご「博多あまおう」であるという。
袋を開けると、その香りが楽しめる。
厚さがあり、ザクザクと食べ応えあり。

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■佐賀嬉野茶クッキー（1枚￥97）
こちらも、ザクザクとした食感が楽しいクッキー。
苺クッキーと並べると、赤と緑のコントラストが美しい。
せっかくだから、緑茶に合わせてみるのも良さそうだ。

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■長崎みかんはちみつマドレーヌ（1個￥183）
長崎産の「蜜柑蜂蜜」・みかんジャム・オレンジピールで香り付けしたマドレーヌ。
みかん感は、そんなに強くない。
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ほかにも大分・熊本・宮崎・鹿児島の焼き菓子があるので、
7県すべて購入し、九州一周気分を味わうのも面白そうだ。

最初は「ちょっと地味かな？」と思った九十九島せんぺいであるが、
さすがは長く愛される老舗の商品、買って間違いなしの逸品としてオススメできる。