無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
0264-27-6428
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
iidagmtさんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
時香忘(じこぼう)
|
---|---|
ジャンル | そば |
お問い合わせ |
0264-27-6428 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR東海中央本線木曽福島駅より,木曽町生活交通システムバス開田高原線 |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
28席 (テーブル20席,カウンター8席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
公式アカウント | |
オープン日 |
2003年7月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
木曽の開田高原から松本まで戻る途中、気になっていたお店の前を通りました。
そのお店は、時香忘というお蕎麦屋さん。
数年前の夏、同じように前を通りかかったのですが、駐車場がいっぱいで諦めたことのあるお店です。
さすがに今回は、春。お客様は少ない時期のようで、遅いランチライムとはいえ、ストレスなく車を停めることができました。
木で作られた長いエントランスを歩いていくと、お店の入口にようやくたどり着きました。
木々が美しい時期なら、ここを歩くだけでも楽しいでしょうね。
お店の中に入ると、前のお客様がお店の方から何やら説明を受けているようで、少々待ちました。
店内を眺めると、少しの時間、興味をお持ちの方なら快適に過ごせそうな一角があります。
何があるのだろうと近づいて拝見しようとしたときに、ちょうどテーブルへ案内されました。
メニューを拝見します。
単にざる蕎麦、もり蕎麦といったものではなく、蕎麦粉を引き、打ち、茹でる過程まで、こだわった蕎麦の説明が書かれています。
いろいろ興味が引かれます。
とはいっても、一度に食べられる量はおのずと知れています。
お店の方に相談しながら、このお店の基本となる極粗挽き寒さらし熟成のもり蕎麦と、限定の夜明け蕎麦をお願いしました。
品数が少ないとはいえメニューとそのおいしさを十分理解し、客の好みに沿って案内してくださっていることがわかります。
まず最初にいただく極粗挽き寒さらし熟成のもり蕎麦は、つなぎにおやまぼくちの葉脈をほんのわずか使った10割そばに近いもので、粗びきが特徴のようです。
待っている間、生わさびを持ってきてくださいました。
サメ皮のおろし器で好きな量だけ使ってくださいという意なのでしょう。
最近、サメ皮のおろし器など見たこともありません。
わさび一つにしてもこだわり、おいしさを追求している姿勢と感じました。
やがてセイロに山型に盛られた蕎麦を持ってきてくださいました。
色・姿・形が経験したことも見たこともない初めてのもので、驚きました。
だからなのでしょう、決しておいしそうに見えないのです。
色艶は粗びきの蕎麦がちりばめられている感じで、蕎麦の表面はごつごつしている感じですし、どこかぬるぬるしていそう。
ところが、この蕎麦を一口食べると、そののど越しの良さ、一挙に逆転です。
まず薫り。蕎麦らしい薫り。引き立つ蕎麦のこれを求めてきたのです。
それに、ほとんどのど越しで食べてしまうので、噛んで味わうおいしさが残りにくいのですが、どこか蕎麦の風味が口の中に残り余韻を引きます。
つゆが穏やかなので、蕎麦のおいしさをしっかりと味わえます。
でも、この蕎麦は、やはりのど越しの良さなのでしょうね。
食べ終えると、ちょうどよいタイミングで次の夜明け蕎麦を持って来てくださいました。
こういうところが、うれしいですし、お店の質の高さを感じます。
この蕎麦もお店の方のお勧めなのですが、まず、蕎麦の美しさに感動しました。
蕎麦1本1本が二層構造になっていて、いったいどのようにするとこういう蕎麦を打てるのでしょうか。
実際に自ら蕎麦を打ったことがないわけではないですが、その経験からすると、2種類の蕎麦を混ぜて1本にして打つことはなんとなくできそうな気もするのですが、この蕎麦のように2種類の蕎麦を別々にしながらつなぎ合わせるようにして打つにはどうしたらよいのか、どうしても立体的に技術的に答えが見つからず、そのテクニックにも感動しました。
食べてみると、極粗びき蕎麦と更科蕎麦の2種類の異なる蕎麦が1本になっていますので、口の中の印象は非常に複雑です。
噛んだ時、呑み込んだ時、舌で感じる味わいは、時に極粗びき、時に更科。
何とも複雑で楽しくなります。
ただ、食べていると、この更科蕎麦の部分を更科蕎麦のみで食べたくなったことも事実です。
麻布十番で食べた更科蕎麦がおいしかったから、このお店の更科蕎麦はどれほどかと!
食べ終わり、濃厚な蕎麦湯(これもおいしい。)をいただきながら、木曽の山奥で新しい蕎麦のおいしさを振り返りました。
たかが蕎麦とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、新たなおいしさを味わったことは事実です。
ラーメン界の皆様がいろいろチャレンジしているように、蕎麦の世界もまた深いということが分かりました。
新鮮さと追い求めた蕎麦のおいしさを味わうために、また訪れたいと思います。