朝が豊かになるパン屋さん『AZUMINORU BAKERY』 : あづみのるベーカリー

2020年10月に伺いました。


あづみのるベーカリーさんへ。
安曇野市豊科南保高にあるパン屋さんです。
安曇野スイス村の近くにあります。

SBCのすぐだせテレビの特集を録画をして見ました。確か長野県内で絶景も楽しめる美味しいパン屋さんの特集だったと思います。私の脳内にインプットされ、いつか行ってみたいパン屋さんでした。


10時半くらいの訪問です。
白い壁と木目調の建物。緑や花々に包まれて建つ温もりを感じるお店です。

店内に入るとこの時間帯は商品が豊富な印象を持ちました。また店内もオシャレな配置です。手前に惣菜パンは菓子パン（常温）、レジの横に要冷蔵の菓子パンが配置されていました。サンドイッチやハード系は記憶がありません。

この日はミルクフランス目当ての訪問でした。フォローさせていただいているレビュアーさんのミルクフランスの投稿を目にして、何だか食べたくなってしまいました…。
そういえばあまりミルクフランスって見かけないような気がします。私は普段あまり食べない種類だから気にかけていないこともあります。こちらのお店ではレジ横の冷蔵ケースにミルクフランスはありました。横には「あずみの牛乳パン」があります。もしかしたら長野県ではご当地パンとして牛乳パンが親しまれていることも関係しているのかな？


購入したもの
■ミルクフランス②
■栗のミルクフランス②
■パン・オ・ルヴァン（前日焼き20％off）①
※持ち帰り、スライスして冷凍保存をしています。


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あずみのるベーカリーさんの店名は「安曇野（あずみの）」＋「稔（店主のお名前）」から名付けられたようです。また「安曇野」＋「実る」という意味もあるようです。

店主さんは松本市出身。元々は調理師としてお台場のホテルに従事されていたようです。それまで料理の脇役くらいに考えていたパンがとても美味しくて感動し、1年後にベーカリー部門に異動し、それからはパン職人として従事されています。同ホテルで10年ほど修行をされてから都内にあるいくつかのパン店でも。そして地元に戻り、開業をされています。

安曇野市が掲げる「朝が好きになる街」からイメージした「朝が豊かになるパン屋」をコンセプトにしているそうです。

地元の長野県産の特産品を使ったパン作りをされています。パンに使う小麦粉も長野県産にこだわり、地産地消を目指したパン作りをされています。

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◆ミルクフランス：
クープがきれいなミルクフランスです。フランスパンではまりません。見が詰まった生地で歯切れが良いです。硬くはないけど、噛みごたえがあります。セミハードな生地の印象です。ミルククリームは白色です。生クリーム感があるクリームです。甘さは優しめ、噛みしめるとザラメ的なジャリジャリ感があります。


◆栗のミルクフランス：
生地はミルクフランスと同じです。渋皮色のクリームの上にくるみと栗をトッピングされています。栗は安曇野産を使用されています。こちらはバターと練乳のミルククリームなのかな？こちらはジャリジャリ感はない代わりに上記のクリームよりも甘めな感じがしました。
ミルクフランスは常時あるメニューですが、こちらはその時々で季節のミルクフランスメニューになるようです。ちなみに牛乳パンも定番の常時あるメニューと、その時々の季節メニューがあるようです。

◆パン・オ・ルヴァン：
持ち帰り、スライスして冷凍保存をしました。少しだけそのままのものを口にします。不思議なのだけれど、熟成されたチーズのような感じがしました。
全粒粉からおこしたルヴァン種を使って作られています。全粒粉、ライ麦粉、ふすま入りです。
表皮は厚めで、大きめの気泡がきれいに入っています。
リベイクしていただいています。厚めの表面はザクザク食感。中生地は弾力があり、しっとり感があります。香ばしさ＋深みのある味わいがあり、ハード系のパンを噛みしめる楽しさがあるパンです。

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ミルクフランス目当ての訪問でした。あずみのるベーカリーさんのHPを拝見すると「ハード系を中心としたパン屋です」と説明があり、「毎日食べても飽きないベーシックなパンにこだわり」というフレーズも目にしていたので、パン・オ・ルヴァンも購入しました。これは正解でした。

あるパン屋さんの店主さんとの会話で長野県の方はふんわりしたパンを好まれますよねとお聞きしたことがあります。そう考えると、なるほどと思えます。でもこれは長野県に限らず、全体的に言えることのようにも思えます。ハード系のパンだったり、加糖なしのパンを味わうことができるパン屋さんは希少です。

まだ３種類しか味わっていないけれど…、ひと味違う味わいがあります。

こちらのお店、カフェスペースもあるようです。新型コロナウィルスの状況を踏まえて、現在は休止中のようです。
「朝が豊かになるパン屋」をコンセプトに、朝8時から営業をされています。店主さんが１人でパン作りをされている為、品数や量を作るには限界があるようです。営業時間は16時までとなっていますが、売り切れ次第終了です。
興味のある方は早めの訪問をおススメします。

店員さんに許可を得て、「北アルプスと田園風景」を望むカフェスペースの大きな窓に購入したパンを置き、写真撮影をしました。
柏崎のパン屋さん「パンといす」さんと同じく、心も豊かにしてくれるパン屋さんです。


松本までだと道が細めで運転していく自信がないけれど…、安曇野までなら行けそうです。次回はハード系のパンを目当てに訪問します。

美味しかったです！ご馳走様でした。