期間限定のオーダー式デザート食べ放題 : L'Atelier des Sens

期間限定されていたオーダー式のデザート食べ放題を利用しました。
訪問時のデータはこちらの記事に記載しています。

食べ放題日記：「ラトリエ・デ・サンス」　スイーツオーダービュッフェ

★選択可能な品
・丸ごと桃のコンポート　バニラアイスクリーム添え【12分40秒】
・2種類のグレープフルーツのジュレ寄せ　カンパリ風味【6分30秒】
・ラトリエ風ミルフィーユ【8分20秒】
・ブルーベリーのパンケーキ【12分50秒】
・オレンジ風味のクレープシュゼット【11分40秒】
・チョコレートのアイスケーキ【7分40秒】

★フリードリンク
------コーヒー-----
・ラトリエブレンド
・本日のストレートコーヒー
・アイスコーヒー
------紅茶-----
・アールグレー
・ダージリン
・ウバ
・アイスティー
------ソフトドリンク-----
・オレンジジュース
・グレープフルーツジュース

13:55に着きましたが、席に案内され、ルールの説明があった直後に開始となりました。
まず、写真1枚目～3枚目の品が運ばれてきて、それを食べ終えた後で食べ放題品のオーダーがスタート、という説明があったのですが、実際は、2枚目の軽食プレートを食べている最中に食べ放題品のオーダー伺いがありました。
写真1枚目のアヴァンデセールは、ヨーグルトのムースとマシュマロ、パッションソースを組み合わせてありました。
ヨーグルトの淡い酸味と、パッションソースの強い酸味、マシュマロの甘味の調和が上手く取れた品でした。
2枚目の軽食のプレートの下は、温製のパンプキンスープでした。
サンドイッチは卵と生の人参です。
棒状の揚げ物は中にエビが入っていて、少し塩味が付いていました。
サラダのドレッシングはかなり味を抑えたフレンチドレッシングのようなものでした。
どれも、生の野菜の美味しさが引き出されていました。
3枚目の小菓子はココナッツチュイル、クッキー、ビスコッティの3種でした。
下の赤い色のクッキーはかなり軟らかく、甘味も強めでした。
ビスコッティはラスクのような少しサクサク感のある食感で、ラムレーズンの酸味がかなり強く目立っていました。
これ以降が、食べ放題品です。
提供時間は商品名の後ろに記載しました。
凝った品ばかりなので、全体的な提供時間はやや遅めです。
「桃のコンポート」は、桃のジュレの上に、桃が丸ごと1個そのまま載せられていました。
中央に種が残っているので、半分に切ろうとすると、中央でつっかえてしまい、少し食べにくかったですが、元の桃の甘味を生かした弱めな味付けにされていて、味には満足できました。
バニラアイスは香りが非常に強いものが使われていて、桃の味にアクセントを付けています。
「グレープフルーツのジュレ寄せ」は、グレープフルーツにカンパリで更に苦味を加えていましたが、もちもちのゼりー部分は甘味も持っているので、全体ではそこまで強い苦味ではなく、どちらかといえば果肉の味が目立つようになっていました。
添えられているパッションのシャーベットの酸味が強いため、爽快感のあるデザートになっています。
「ミルフィーユ」のパイ生地は、ザクっとしたしっかりした歯ごたえがあり、苦味も強めでした。
多様な果物類と甘いクリーム、生地の味、どれもがはっきりしているので、強いレベルで味のバランスが取られていました。
「パンケーキ」は、少し厚みがあるため、ふっくら感が強めでした。
添えられているブルーベリーのジャム、ゼリーは酸味がやや強く、非常に濃厚な味でした。
「クレープシュゼット」は、熱々の鉄の器のまま提供されるので、ソースが爆ぜる様子が楽しめました。
熱いオレンジのソースは、風味重視で、バニラのアイスも先ほど使われていたのと同じ香りと甘味が強いものなので、とても濃厚なソースになっていました。
熱い、と冷たい、が同時に楽しめ、味だけでなく温度のメリハリも楽しめる品でした。
「チョコレートのアイスケーキ」は、苦味が抑え目なチョコのアイスと、あっさり味のミルクのアイスを組み合わせ、ナッツ片が散らされていました。
どのデザートも、見た目も味も満足度の高いものばかりで、まさに少数精鋭、という印象でした。
今回の滞在中、店内利用者は3組ほどでしたが、他にこの食べ放題の利用者はいなかったように見えました。
食べている最中で次のオーダーを伺いに来てくださったり、途中から日が強くなってきたため、シェードを下げるかどうかの確認をしてくださるなど、店員さんの接客は積極的で、気遣いが感じられました。
2800円、とかなり高額ですので、コストパフォーマンス面は高評価できませんが、デザートの質や店員さんの接客レベルの高さなどを考えれば、この値段であっても、価値の見い出せる内容だったと感じました。