上田っぽさとイカフライ : お城の坂道

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4.5

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.8
  • 酒・ドリンク-
2020/02訪問4回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.8
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

上田っぽさとイカフライ

人間だれしもあるものを見る、あるいは接したときに「◯◯っぽい」と感ずることがあるのではないか。私の場合東京の帰り道、中央高速 甲府昭和を過ぎて韮崎観音が見えてくると、
「あぁ長野っぽい、帰ってきた」
という感覚になる。まだ山梨県なのに。それは大げさにせよ、そのまま北上して、姨捨SA少し手前のカーブに差し掛かったあたりにくると、すでに心は自宅にいる気分。アタマの中はメシ喰って風呂に入っているつもりになっている。これは何故であろうか。などと考えてもわかるわけもなし、調べるつもりもないからそのままとしておく。


上田といえばどことなく雅な気がするのは何故であろうか。もちろん検証などしないし、したところで個人的なことゆえ、何も出てきはしない。とにかく、天気の良いうららかな日差しの元、上田城の石垣が視界に入ると、どことなく風雅な気分になってきてしまうのだ。 


「お城の坂道」
雅、風雅、おだやか、上田っぽいとなれば半分自動書記的にこちらがイメージされる。文字通り、上田城に至る坂道の途中にある、ナチュラル色が基調の渋い店舗が雅に上田っぽく感じさせられるのかもしれない。

「ごちそう小鉢御膳」
野菜たっぷりカレー、米ピザ、若鶏のみそ焼き定食など他にも美味そうなものはたくさんあるのだが、この雅で華やかな小鉢どもと相対すると、つい注文してしまう。今回のは以下のようなラインナップであった。
・イカフライ
・青菜のおひたし
・切り干し大根のサラダ
・さつま揚げとこんにゃくの煮物
・漬け物
・サラダ
・味噌汁
・ご飯
の8種のご馳走によるランチである。
安定のうまさ、と言い切ってしまおう。丁寧すぎるほどの下ごしらえによって限りなく柔らかく仕上がったイカフライ。マヨネーズとコチュジャンとでキリッと仕上がった切り干し大根。どれひとつとっても気合いが入っている。


という事で上田っぽいランチが終了。上田いいなぁ、もう少しゆっくりしたいが。そろそろ松本へも訪れてみたい。しばらくいってないからねぇ

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2019/08訪問3回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.8
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

美術館巡りとごちそう御膳

美術館巡りが好きだ。
何らの知識もない、鑑賞術を持ち合わせていないし、率直なところ何を観てもよくわからない。キュビスムってなんぢゃ?アニミズム?解剖学的見地によるデッサン?そのすべてが理解出来ないので若いころはむしろ敬遠していたのだが、50を過ぎた現在は真反対となり、気がつけばアートのある場所にいる。

アーティストの熱や息吹を感じ取れるようになった。ということか。このひと筆ふた筆の間は絶対に息をしていないよな、槌をこの一点に振り下ろす際の渾身の力、とてつもない集中力がわかるのだ。おれは仕事にここまで集中しているか、真面目にはやってるが、これほど真摯に対峙しているのか。つい、そのように考えてしまう。

村山槐多展を観に上田まで行ってきた。
明治・大正時代の洋画家で、
"みなぎる生命力を退廃的・破滅的雰囲気を纏わせながら絵画に表した"
とされる作家だ。
彼が好んで使った色ガランス(深茜色)はたった22年の生涯、わずか5年ほどの活動でしかなかった槐多の"生き急いだ"歩みを表しているようで、ひたすら哀しかった。

詳細を語るほど知識も鑑賞眼もないのでここでは割愛する。展示は9月初めまでやっているようだから、よかったらご覧ください。

このような強烈なものを観ると、縮み上がった脳がむくんだような気がしてくる。困った、冷却せねば。という事で上田の街をふらふら行くうちひ昼どきとなる。少し優しいものを入れたくなったのでこことした。

「お城の坂道」
開店30数年という、すでに老舗ともいえるカフェである。ここ数年おりにふれてお邪魔している。こちらの多彩な料理群が素晴らしいのだ。

「お城ごちそう小鉢御膳」1080円
ほぼ地場産の野菜をたっぷりと使った小さなおかずがたくさんついてくる定食だ。基本日替わりの贅沢なメニューである。この日は
・にんじんしりしり
・なすとピーマンの油味噌
・大根とひじきのなます
・サラダ
・瓜の味噌汁
・漬け物
・ご飯
惣菜類は、どれをとっても気合いの入った渾身の力作である。とくに大根とひじきのなますは生大根の歯ごたえをうまく使った見事な逸品であった。ここにメインが搭載される。
・野菜たっぷりお城風キーマカレー
ズッキーニ、なす、モロッコインゲン、にんじん、豚ひき肉などがたくさん入った甘めのカレーだ。汁気の多い、さらさらタイプでご飯にかけてお茶漬けのようにいただくと、とても美味しい。

長野県は全国一、美術館の多い県ときいた。お邪魔していない施設だらけである。お楽しみはこれからだ。

  • お城の坂道 -
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2019/02訪問2回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.8
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

選べない…

仕事で東北信地区をあっちゃこっちゃ出て回る事が多い。仕事柄、というわけではない。本来なら私の業種は室内に籠る事の方が多いはずなのだが。つまるところ、じっとしていられないのと、いろいろな事に、ついクビを突っ込んでしまう。そんなおっちょこちょいな性格ヤツなのだ、私は。まったく50を越したというのになんとかならぬものかと、深々とため息をつく日々なのである。

この日も佐久〜小諸〜丸子と東信地区を経巡り、上田の用向きが終わったのが11:30くらいだった。あとは長野へ戻るのみだが、中途半端な時間帯でもある。どのみち途中で昼をつかわなくてはならないのであれば、ここで食べていってしまおう。ということで向かったのがこちら「お城の坂道」である。

上田城の前から駅の方向に下る坂道の途中、文字通り「お城の坂道」である。上田の街中ともなれば、店はいくらでもあるのだが、とくに行きたいところがない場合は、自動的に足が向いてしまう。それだけバリエーション豊かなで強力なランチを体験させてもらえるのだ。

「お城ごちそう小鉢御膳」1080円
幾種もの小鉢ものに彩られた膳が美しく、そして楽しいメニューである。
"その日ごとに変わる主品や小鉢は野菜たっぷりで手づくり。ごはんは天日干しのはぜかけ米。自家製のおみそ汁の定食スタイルです。"
という日替わりランチ的な存在だ。本日はパリパリのきんぴらごぼう、ゴマの香りがすごいほうれん草の白和え、ほっくりとした蒸しカボチャのタルタルソース、酸味の効いた野沢菜、絶品のアスパラ豆腐、炊きたてごはん、熱々の味噌汁、サラダ。ここまでで既に感涙ものだというのに、まだメインがあるのだ。しかも今日は選択方式という。
「エビのしそ巻き揚げ」または「ロールキャベツ」
どうやって選べというのだ。この名前からしてスーパー美味そうなメニューを。選べない、選べるわけがない。優柔不断な私が、決断出来なさすぎる私がわずか数秒の間で、そんなに重要なことを決定できるわけがない。出来ていれば、もっとよい人生を送っていられる筈なのだ。嗚呼
とはいえ決めねばならぬ、決断せねばランチにならない。井之頭五郎風に「迷ったら両方」という手法もあるし、その分の料金を支払えば両方出してくれるとは思うが、どうもルール違反のようで嫌なのだ。はっきり絶句している私を不思議そうな目でみているマダム。致し方ない、苦渋すぎる決断である。
「ロールキャベツ」
しっかりと練り込まれたひき肉と、しっかり巻かれたキャベツ、そしてしっかりトマトスープ。基本に忠実な、逸脱のない、安定的な味わいである。しかし、だからこそ飛び抜けた存在ともいえる。美味い、美味すぎる。
全汁を行ない、ごはんをお代わりまでして至福の時を終える。美味かった、こちらが長野にあれば毎日きてしまうのに。また来よう、上田に無理矢理にでも用事を作って。

  • お城の坂道 -
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2018/03訪問1回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.5
  • CP4.8
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

かくも優しき味わい

春や春
草深い信濃の地にも、ようやく暖かな陽が差し込んでくるようになってきた。ぽかりぽかりとうららかな中、遠出の道行きである。

千曲を抜け軽井沢まで。
さして急ぐ用向きではない。下道でふらふらと行こう。坂城でねずみ大根を覗き、上田にさしかかる。そうだ、上田城を観ながら行こう。
上田城といえば真田氏である。無論、当時と現在の姿ではまったく違うものだろうが、そこはそれ、遺構を愛でながらさまざまな想いを馳せるのが歴史好きには堪らないのだ。

桜の蕾が膨らみ切り、開花寸前というところである。いや、ひとつふたつ咲いているのもある。石垣の照り返しで暖まりかたが違うのだろうか。いずれにせよ喜ばしい限りである。

春の香りに誘われるうちに、腹がへってきた。ガッツリ上田メシといきたい。「ぶしもりや めんめん」で『ぶしもり』といこうか。品の良い「熊人」のラーメンもよいだろう。何年も行ってないので味を忘れてしまってもいる。少し遠いが「倭らく」の『揚げ物三種盛り』はどうだろうか、サラダバーも素晴らしいのだ。いや「ミルキーウェイ」もよい。大盛りナポリタンと大盛りピラフのコンビネーションが絶妙な『アイドルセット』、または大盛りナポリタンと大盛りカレーのコンビネーションが白眉な『ビジネスセット』もよいだろう。炭水化物フェスティバルも乙なものだ。

あ、
春の陽気に誘われすぎて、重要なことを忘れていた。先だって主治医より叱責を受けたばかりなのだ。現在、自分の立ち位置は「糖尿病の入り口」なのだという。入り口ならまだまだいけるだろう、と軽口を叩いたら
「入り口だろうが出口だろうが糖尿病であることには変わりはない。今なら改善の余地がある、と言っているのだ。美味いものを食べたければ精進せよ」
日ごろ温厚な方を怒らせてしまったのだ、これはやらねばならないだろう。そう考えダイエットを始めた次第だ。

ひと口にダイエットといっても様々だ。経験上、もっとも効果的なのが「絶食」であろう。入れなければ消費するのみだ。5Kg 10Kgなどあっという間である。
しかし、これにもストップがかかった。若いころとは違うのだ。ガタのきた内臓に負担をかければ、逆に悪化してしまう場合もあるとのことだ。

ということで今回採用したのが「節制および糖質制限ダイエット」である。理論背景は割愛するが、全体的に総量を落とそう。糖質摂取を制限して、血糖値の乱降下を避けよう。ということだ。
したがって、ここ数日食べる量が少ない、間食などもっての外の状態なのだ。そんなことを考えていたら大変な状態に至ってしまった。

ああああああああああああああああああああ!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへった!腹がへったァァァァァァァ!ガッツリメシ喰いてーーーーーーーーッ!


そんな時に、いやそんな時にこそふさわしい店があるところに、上田という街の計り知れない奥深さがある。

「お城の坂道」
上田城址公園前を、上田駅方面に少しで下った坂道の途中にある小さなカフェである。
女性お二人で切り盛りされているお店なのだが、こちらの食事がとてつもなくグレードが高いのだ。「若鶏のみそ風味定食」の優しい味わい、シンプルだが深い「カレーライス」など様々あるが、最高峰は

「お城ごちそう小鉢御前」
地場産野菜たっぷり日替りの料理たち、メインに4種の小鉢もの。ここに漬物、サラダ、みそ汁、ご飯がついてくるという「ごちそう然」とした定食なのだ。

「メインはふきのとうの天ぷらになりますが、山菜は大丈夫ですか?」
春に誘い込まれてここまで来たのだ。嫌も応もあるわけがない。

ふきのとうは風味を守るため、あえて薄い衣にしたのだそうだ。アクが爽やかに感じられる。抹茶塩との相性は抜群だ。

小鉢もの4種。もしかしたら、こちらが主役なのかもしれない。
油揚げちくわと大根の煮物、野菜の和え物三点。それぞれが個性的な存在なのに目立たず騒がず、さりとて「ごちそう」であるプライドを忘れない。素晴らしい、あっという間に食べきってしまった。ゆっくり食べるのも立派なダイエットなのだが、こればかりは仕方ない。美味すぎるのだ。

軽く盛ってもらったご飯はあえて半分残す。おかわり自由の店でこれは失礼なのかもしれない。こちらの事情を話し堪忍してもらう。

「うちの料理なら、すぐにダイエットできますよ」
という優しい言葉を胸に出発である。あゝ美味かった。これを食べていれば間違いない。近々また来るとしよう。


「お城の坂道」
場所 長野県上田市大手1-12-23
電話 0268-27-6516

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名
閉店 お城の坂道

このお店は現在閉店しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル レストラン
住所

長野県上田市大手1-12-23

交通手段

上田駅から616m

営業時間
予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(JCB、AMEX)

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

初投稿者

たかぽん。たかぽん。(1270)

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