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店舗基本情報
| 店名 |
中村屋
|
|---|---|
| ジャンル | うどん、そば |
| お問い合わせ |
0268-22-2014 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
上田駅から徒歩３分 上田駅から172m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 ～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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仕事で長野県上田市にやってきた。
信州上田といえば、真田信繁（幸村）の居城、上田城があった場所である。2016年、NHK大河ドラマ「真田丸」で話題になった。
北陸新幹線・上田駅を通る在来線は、JR から経営分離した「しなの鉄道」と、上田電鉄の別所線。
（その上田駅の北西 800m くらいのところに、上田城址はある）
上田駅の北東側、お城口を出て、信号のある駅前十字路の手前の道を西へ。最初の右折T字路の角にその店はある。
中村屋
晩ご飯に立ち寄った。
中村屋さんの看板メニューは、馬肉うどんだ。
このあたりでは、昔から馬肉が食されてきたという。（昔と言っても明治以降だと思うが……）
肉うどんといえば、豚肉・牛肉ではなく、馬肉うどんがあたりまえなのだという。
客の８割が、馬肉うどんを食べるのだそうだ。
これは食べてみなければ、ということで 馬肉うどん 580円をオーダー。
醤油系のシンプルなスープに、うどんが入り、馬肉がトッピングされている。
馬肉だけで他のものが載っていないシンプルさ。（この値段だからもう十分）
濃い目の醤油味が、脂の多くないさっぱりした馬肉とうまく合っている。
馬肉は、かつて給食で食べた鯨肉に似た感じだ。不思議な味で美味しい。
麺は柔らかめで、味がしみ込んだ煮込みうどんといった感じ。量もかなりある。
なかなか美味しい肉うどんだった。
この地域で馬肉が食されるのは、年老いて使役に耐えられなくなった馬を、食用としたのが始まりだとか。
最初は農耕馬、そして荷駄馬なども対象になっていったとのこと。（もともと馬が多数飼育されていた地域です）
こんな地域の文化は、馬肉うどんの味とともに、伝えていってほしいと思った。
後書き
中村屋さんの北西にある上田城址の本丸跡は、現在、眞田神社となっている。
上田城は、真田が守り、攻め寄せた徳川軍を２度までも撃退した城として有名だ。
特に２度目の戦いでは、関ヶ原に向かう徳川秀忠（後の二代将軍）の軍 38,000 をわずか 3,000の兵で防ぎ切り、足止めして、結局関ヶ原の合戦に間に合わなくさせるという快挙を成し遂げている。
あまり喧伝されていないが、これは快挙と言っていい事績だと思う。関ヶ原で万一東軍が破れていたら、関ヶ原の軍功第一は、真田となっていた可能性もあるかも、である。
そして、関ヶ原で西軍が勝ったかもしれないというのは、まんざらでもないのだ。
明治になって、明治政府の軍関係者が、関ヶ原の検証をするため広げていた絵図面（兵員配置図）をながめた軍事顧問（当時ドイツから招へいされていた）は、即座に「西軍の勝ち」と言ったといわれている。（今さらながら、石田三成の用意周到さがうかがえる）
実際は小早川秀秋の寝返りにより、西軍総崩れとなるのだが、歴史の IF は、本当に面白い。
真田亡き後、仙石氏から松平氏へと上田城主は変わり、上田の地は徳川将軍家の親藩・松平の治める地となる。眞田神社も、もとは松平氏の神社だったそうだ。（現在は、眞田も仙谷も松平も、城主はすべて合祀されている）
上田城址や眞田神社を見学した後は、中村屋さんの馬肉うどんを食べて、信州上田の地域文化を味わってみられては……？
（東京駅から北陸新幹線で、1時間半かかりませんよ）