【夏が恐ろしい…】 : 軽井沢 川上庵 本店

今回友人と軽井沢に来て、夕方早めに食べて新幹線に乗る予定で、隣の酢重に寄る予定が満席と予約で2時間後に入れるかどうかの状態だった。
それゆえ、2年前に来て、ちょっとお蕎麦が以前より？だったのでしばらく、訪問をしなかった川上庵に久々に訪問。

ここでも既に予約と直接来た客で満席。
4組待ちで並ぶことにした。

待つこと30分。ようやく着席。しかし、僕らの後ろで待つ列はどんどん膨らんでいる。
昼は1時間待ちは普通らしく、ちょっと僕には無理だなぁ。よく良い子で30分待ちました。

ビールでまずは喉を潤しつつ、そば前とお蕎麦を注文。
お通しは
◯「いたわさ、胡瓜挟み」…シンプルだけど、食感変化もあって良い。家でもやってみようっと。

◎「季節野菜の揚げだし(税込1,540円)」…
素揚げした旬の野菜（パプリカやかぼちゃ、茄子、長芋などなど）とシメジを出汁に浸して、大根おろしと生姜を一緒に混ぜていただく。
少し濃いめの出汁の味付けがお酒と合う。

◯「豆腐と長芋の揚げ出し（税込1,100円）」…
豆腐は薄青浸し豆を使ったモノを揚げ、長芋も揚げ出しにした2種。…上の季節野菜の揚げだしと少し味が被ってしまった…。

◎「彩り野菜の温製サラダ(税込1,540円)」…
いつも来ると頼む鉄板メニュー。素揚げした野菜を店の甘辛醤油的なドレッシングで。

◎「とりせんべい 炙り焼き（税込880円）」
元々信州産の本醸造醤油が塗られていて味付けはされているが、唐辛子をさらに少しつけてパリパリした鶏の皮をいただく。美味い。

◯「レンコンの海老はさみ揚げ（税込1430円）」…割と厚めのレンコンと海老のすり身のサンドイッチ。塩をつけていただく。揚げ物として一品頼むにはアリ。

◯「だし巻き玉子（税込1089円）」…
オーダーが入ってから焼くそうで、少し時間はかかる。あれ？他のものは注文前に作っているのかしらん？
特製のあんかけがかかっているが、僕的には大根おろしと醤油で食べる方が好み。

そして〆のお蕎麦の注文。僕は数量限定の◎「信州地鶏せいろ（税込2420円）」をオーダー。
…温かな甘辛ツユの中に、焼かれた地鶏と焼いたネギが入り、冷たいお蕎麦をつけていただく。お蕎麦はまずまずだが、ツユとの相性よくかなり美味しく満足。

友人は信州ならではの「クルミだれせいろ（税込1430円）」を食べて美味しいと満足。

相方は「おろしそば（税込1397円）」を食べていたが、大根おろしがたっぷり乗り、軽井沢とは言え、最近は暑さも厳しくなる夏にはこの冷たいどんぶり蕎麦も良さそう。

ただ、お店の人に聞くと、お盆シーズンはもはや予約でほぼ埋まっているらしく、夏の軽井沢はどこの店も予約なしには入れない現実があり、既に1〜2ヶ月前にこんな話を聞くと萎えてしまうなぁ〜。

軽井沢の晩ご飯で予約を取らずに中華に伺うと、一軒は貸切予約で入れず、さらにもう一軒訪ねてみると19時過ぎで既に閉店ってな感じで夕食難民になりかけていた。

かと言って美味しくない所でも食べられればイイやとはいかず、また5キロ以上離れた旧軽銀座に向かってどこかで食べようと言うことになった。

ここはやはり安定安心の人気の蕎麦屋「川上庵」ならなんとかなるだろうと19時半過ぎに到着。サクッと入れて早速注文。
昼と違うメニューもあるのでそれも楽しみにオーダーする事にした。実は夜は初めてなので、蕎麦前も楽しみ。

車なのでドリンクはノンアルの「サントリーオールフリー(税込660円)」をオーダー。

まずはそのオツマミに枝豆に似たちょっと硬めの○「くらかけ豆(税込605円)」を注文。出汁醤油で味付けされて美味。そして案外量が多く食べ応えあり。


◎「彩り野菜の温製サラダ」…去年軽井沢に来た時にも頼み、麻布十番の店でも頼んだお気に入りの一品。野菜を素揚げしてバルサミコ風のソースでいただく。具材は季節の野菜で、レンコン、茄子、赤と黄色パプリカ、カボチャ、シメジ、山芋、アスパラなどが入っている。相変わらず美味しい。

△「アスパラと海老の春巻き(税込990円)」…ちょっと変わりダネが欲しくて、レンコンの海老挟み上げと迷ったが、春巻きを選択。太い春巻きが6切も盛り付けられボリューミー。味付け用にケチャップがどーんと付いて来たが、僕自身イマイチケチャップが苦手なので、そのまま何もつけずにひとついただいた。ただもちろんそれでは物足りないので、ここは塩が欲しいところだが卓上にはなく、前出の「彩り野菜の温製サラダ」のドレッシングになっているバルサミコ風のソースに付けて食べると、これが美味い！正解。
それにしても、海老のすり身の体積がアスパラの細さに比べて多すぎて味のバランスがちょっと良くない。
もう少しすり身少なめ太さ細めの春巻きの方が良さそう。

○「鶏もも肉の炭火粗塩焼き(税込1650円)」…夜にだけ出てくるメニューで人気だそうなので注文。じっくり焼き上げて皮目はパリパリ、中の身はジューシーでちゃんと美味。

このあたりでラストオーダーという声もかかり、〆の蕎麦に行くことに。

僕はこの店では大海老で有名な「天ぷら蕎麦(税込1892円)」を注文。…いつも美味しくいただいているお蕎麦なので、安心していただく。
…うん？あれ、ちょっと待てよ…。蕎麦の風味と、以前から食べていたあの味と違う。
時期の問題か？蕎麦の成分配合の問題か？

この日は蕎麦前を楽しみに来たので、これまではほぼ文句なしに美味しかった。
うーん、何故か抑えの蕎麦がちょっと違う。野球のストッパーが打ち込まれた感じ。

まあ、この日は何かの理由があったからなんだろう。僕の舌の勘違いかもしれない。
この日は暫定評価として、もう一度気持ち的には確認に来ないといけないかなと思っている…。

麻布十番のお店にもちょいちょい食べに行くが、そもそもはこちらの軽井沢が最初にオープンしたお店の「川上庵」。

この日の外気は軽井沢らしく涼しく、温かい蕎麦を食べることにした。
相方は数量限定の「鴨煮込みそば(1720円)」に決めたようだ。

僕はまだ迷っていたが、鴨南でもなく、今日は特大の海老天付きの天ぷらそばの気分にもなっていない。
んんー、悩んだ末に「揚げもちそば(1260円)」にしてみた。

それと前菜で「彩り野菜の温製サラダ(950円)」もオーダー。これはふたりでシェアするつもりで。

素揚げした野菜を少しバルサミコっぽい特製ドレッシングでいただく。
野菜の具には茄子、パプリカ、しめじ、アスパラ、レンコン、山芋、など。
シャキシャキした食感、ふにゃっとした食感、カリッとした食感など、様々な食感が楽しく、美味しい。

蕎麦は案外素朴で喉ごしに感じるタイプのもの。お蕎麦のツユは割と辛めの中に甘味あるタイプで好きな味に近い。揚げもちは軽く揚げられた餅がツユと絡んで思ったよりも美味しい。これは選んで良かった、と思った。

あまり美味しさを全面に表現しない相方も「鴨煮込みそば」が美味しいと絶賛。
そう言われるとシェアしてもらって食べたくなってしまうが、気づいた時はもうほぼ完食状態だったので諦め、次の機会に食べることにしようと思う。

ただし、少し離れた席で食べていらした海老天も流石にうまそうで、結局次に来た時もまた悩むのかもしれない予感が既にしている。