驚きの高品質居酒屋 : 居酒屋 庄助

<2012/12訪問>
2か月ぶりに松本泊があったので、再訪。
刺身盛り合わせ(1,000円)
春巻き(500円)
日本酒（300円）×8

とりあえず刺盛り(5種盛り)。
今回は馬刺しも入っている。厚く切られた馬肉は今までのどこよりも柔らかく濃厚。
カワハギは肝付き。こちらも随分な厚みです。
マグロはしっとりトロトロ。
どれもこれも相変わらずのハイクオリティー。
海のない県に来てわざわざこれを頼む。それほどの価値がある内容。

量もたっぷりで刺盛りを頼むと他のメニューが頼めないのが唯一の悩み。
春巻きはやや大き目の揚げ春巻きが３本。
驚くほど熱い。
「熱いからね」と注意されるものの想像を絶する熱さ。
熱ウマですよ、熱ウマ。

陽気な店長やカウンターのお客さん達と談笑しながらひたすら日本酒。
4,000円でお会計。今日も美味しかった！

ご馳走様でした。

<2012/10訪問>
驚きました、その一言。
長野県松本は私が好きな街の一つで、バーや居酒屋のレベルも非常に高い街だなぁと思ってました。
しかし、こと海のものに関しては厳しいところで、鮮度はもちろんバリエーションもあまり充実していません。
まあ海に隣接もしてないので当たり前の話です。
そんなイメージを持っていたのですが、今日でひっくり返されました。あるところにはあるもんですなー。
東京でもお目にかかれない程のハイレベルな海の幸に出会えるとは思ってもいませんでした。

前回訪問の松本で別のお店で飲んでいた時に隣のお客さんに教えてもらった。
あの時、携帯にメモってて良かったですよ、ほんと。

さてお店の場所は駅からだいぶ離れた松本城方面。
｢松本は川を渡ると俄然良いお店が増える｣の法則は今日も継続中。

外観は実に普通の居酒屋、地方の居酒屋さんって感じの佇まいです。
まずお店に入って、目に入ってきたのが、ふぐの刺盛りを作っている店長の姿。
綺麗に皿に並べ皮を千切りにしているのを見て、この店がただの居酒屋じゃないなぁと感じさせます。

お店はカウンターと小さめなテーブル数個、さらに小上がりに大きなテーブル。
メニューはかなりの量あります。通常メニューだけで数十種類はゆうにありそうです。
ホワイトボード等には、本日のおススメ的なメニュー、刺身などが書いてあります。

・お通し-まぐろの山掛け（300円）

・刺身盛り合わせ（1,000円）
凄いです、ほんとに。本マグロ、ハタ、アラ、カジキ、黒むつの5点盛り。
お刺身好きの人ならこの5品がこの値段でこのボリュームで、この鮮度で出す事の凄まじさが分かるかと思います。
しかも海のないこの長野県で。
他の方のレビューでもとんでもない質らしきマグロの画像がありましたが、今日の中トロ的なマグロも抜群に旨かったです。

まずカジキが凄い。真カジキかとは思いますが、オレンジがかった色をしている。
口に入れるとその美味しさに驚く、水っぽそうな外見とは大きく異なりねっとりとした触感は通常の鮪にはない触感と旨味。
店長が良いカジキは鮪を超えるとおっしゃてましたが、なるほどなぁと思いました。

次にハタ。ハタなんて高級魚かと思うんですが良いんでしょか。
しっかりとした弾力のある歯ごたえと白身特有の甘み。
いやぁ何だかもう最高ですわ、ほんと。
アラにしろハタにしろ東京でもあまり出会えないし、おいそれと頼める刺身ではないのにまさか松本で出会うとは。。。

で、もちろん本マグロ。
大振りな切り身が5切れも入ってます。
画像だと筋っぽくも見えますが、口に含むととろける様な脂の味とマグロらしい味。
中トロくらいの脂の乗りかと思いますが絶品。

黒むつとアラもばっちり。

とにかく全ての刺身が美味しすぎる。
次の日東京に帰り、新橋で幅を利かせる某お店で刺盛りを食べましたが、
前の日に食べた刺盛りとのあまりに歴然とした品質の差にあまり箸が進まなくなってしまったほど。

・つくね串（150円）
お魚系が続いていたので、一つ肉系。
団子の一個一個がでかいです、どこぞの国ミートボールみたいなサイズでお腹いっぱい。

・マダラの白子（500円）
で、真鱈の白子ですよ。なんとまあ生です。
新鮮な生の白子はピンク色なんです。さっと湯通しした白子しか食べた事がなかった私にとっては未体験ゾーン。
ただでさえトロっとした白子が生だとそこにツルリとした触感が加わる。
生臭さは感じないが、後残りしない濃厚さが生の特徴か。
日本酒との相性は説明の必要がないほど。

・イナゴ
店長のサービスで少し頂く。
お客さんから頂いたというそれは、市販の甘ったるいそれとは違って虫本来の(？)タンパク質を感じるお味。
大地の味とでもいうとピッタリか。

・日本酒熱燗で2合で600円×3


この日はお客さんも少なかった事もあり、常連さんや店長とお話をしているとこちらのお店、鮭児も出すらしい。
カウンターの上を見ると過去の鮭児の証明書が大量に張ってある。
しかも、丁度明日入荷予定との事。
しまった、一日出張の日間違えたか；＾＾
にしても、定期的に鮭児を出すとは恐るべし。。。

さらにこの日常連さんが食べていた｢うしびて｣。聞いた事あります？うしびて。
見かけるどころか名前すら初めて聞くその高級キノコ。
見た目は少ししいたけっぽい、長野特産のキノコ。
ほんのりとした苦味があり、ホイル焼きなどにすると酒のアテに凄く良いらしい。
食べたかったけど、何でもかんでもってのも節操がない。

そんなわけで、結局日本酒を6合ほど飲んで終了。
4,000円食べたものの質を考えると完全に大満足です。
いやぁ凄いわ、ほんとに驚きました。また一軒リピートしたいお店が増えてしまった。
山女や、サラリーマン、８オンスと色々あるのに忙しい忙しい(笑)

ご馳走様でした。