投汁（とうじ）そば : 井川城

先日、松本市内にあるこちらの「そば処井川城」さんに伺って投汁そばをいただいてきました。

ここ数年、そば処井川城さんでは冬になると投汁そばを食べさせてくれるようになって、すんきそば合わせてこちらのお店の冬の味覚という感じになっていますね。

もちろん普通の盛りそばなどもありますし、ご主人が毎朝蕎麦をうっているおそばを食べられるので、私的には気に入っているお店ですね。

投汁そばはおもてなしをする時に食べられるそばで、「とうじかご」と呼ばれる竹細工のようなものにそばを入れてこれを鍋の中に浸すことによってそばを温めて、鍋の中に入っている具材と一緒にいただくというおそばですね。

http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/special1_index-id_20-htm

こちらのお店の投汁そばの汁は根菜類でとったスープにだしを入れた汁になっていて、私がいただいたとうじそばには鶏肉とキノコなどが入っていたと思います。

鍋なので2人前からの注文になりますが、ゆっくり食べるには良いおそばという感じがしますね。

1人の場合には鍋ではなく使っているものは同じですが、とうじかけそばというのがあって、それは鍋にいれず厨房で作ってきてくれるというおそばになっていました。

また自家製の辛味噌をいただいてみましたが、お蕎麦とから味噌という組み合わせが面白いと思いましたし、お蕎麦とよくあって美味しかったと思います。

おそばがおいしいということと、具材などいろいろなものが楽しめるという意味では面白いおそばだと思いますね。

（再訪）
「すんき入りきつねそば」（2014/12）

先日井川城さんに伺って久しぶりにおそばをいただいてきました。今回は井川城さんで「きつね蕎麦」を新しく始めたということでこれがなかなかおいしいという評判で伺ってみることにしたのですが、最近お店のご主人に顔を覚えられてしまっていて、せっかくだったら「すんき入りきつね蕎麦」を食べていってみないかと言われてそれをお願いしてみることにしました。
「きつね蕎麦」は通常販売しているといっても今年からですが、それに「すんき入りきつね蕎麦」はすんきを入れたというものですが、きつね蕎麦の油あげは半分になっているようですね。

きつね蕎麦自体こちらの店では始めていただきましたし、久しぶりにいただいたということもあって、なかなか新鮮さも感じましたし、きつね蕎麦の油揚げが私的にはかなりおいしいという感じがする油あげだったと思いますし、甘く煮ごまれた油あげの味がおそばのつゆに溶け込んで、それはそれでなかなかおいしい味を醸し出しているという感じがしましたね。

きつね蕎麦はすでに販売をしていて、すんきいりきつね蕎麦は年明けから販売をするという話をご主人から来ましたが、井川城さんのおそばを食べるようにになってから、あまり他のお店のおそばを食べなくなってしまって、おそばの味の比較ができなくなっているというのもあるのですが、おそばを食べようとおもうと井川城さんに行きたくなってしまうという程、私的には井川城さんのおそばを気に入っていて、また創作？のおそばも随分食べられますし、まだまだそれは続きそうかなという感じがしますね。

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（再訪）
「すんき入り豚そば」（2014/02）

先日井川城さんにうかがってお蕎麦をいただいてきました。寒い時期は暖かいおそばのすんき蕎麦がよく出ているという話は聞いたことがあったのですが、今回期間限定販売で「すんき入り豚そば」を販売するとのことで、その「すんき入り豚そば」をいただいてきました。

http://igawajyo.sakura.ne.jp/top/?news=%e3%81%99%e3%82%93%e3%81%8d%e5%85%a5%e3%82%8a%e8%b1%9a%e3%81%9d%e3%81%b0

井川城さんはもともと天ぷらなどの油を使ったものがなく、今回たぶんはじめてお肉が入っている蕎麦ではないかと思いますね。

豚しゃぶ用のお肉を使っているという事で、それとすんきとキノコが入った豪華版でしたね。

そばつゆにすんきの風味を出すために半分はそばつゆですこし温めて残り半分のすんきを上にのせてあるそうです。

お肉も驚くほど柔らかいですし、あっさりしていて食べやすいですね。

これもすんきの発酵させた乳酸菌のおかげかも・・・

最初にそばがきを丸めたものが入っている粕汁も出て来て、その日によって出すものは違うそうですがなかなかサービスもよいと思います。

今回のこのすんき入り豚蕎麦、ご主人の相違工夫の一作ではないかと思いました。

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「なすそば」（2012/06）

先日久しぶりに「そば処井川城」さんに伺って、夏木限定のなすそばをいただいてきました。

お店のご主人と話が少しできて話を聞いてみると、おそばが石臼挽きで手挽きにしてみたということで、どうも早朝から何時間か毎日石臼を手でまわしてそば粉をひいているようですね。

確かに今回ナスそばをいただいてみて少しお蕎麦の食感と味が前と違うかなという感じがしましたし、私的にはおそばが前より美味しくなったのではないかという感じがしました。

そんな井川城さんのお蕎麦ですが毎年夏になると限定てなすそばを食べさせてくれるのですが、その時その時でなす以外に入っている夏野菜が変わったりして、私的にはかなり新鮮な感じのするおそばだと思います。

今回はその中で初めてでしたがアボカドが入っているナスそばで、アボカドにも少し何か工夫をして味がついているという感じでしたし、トマトも入っていたのですがトマトはやはり味に工夫がしてあって、何かで数時間つけたということをききました。

こちらのお店のご主人はそういうところはとても熱心で、毎回いろいろな工夫をしたものを食べさせてくれるので、変わり蕎麦に関しては、あまり飽きることがありませんね。

普通の盛りそばは昔と変わらないスタイルですが、今年は石挽きで手挽きのおそばに変わったという事で、去年と比べると味に変化が出ているのではないかと思いました。

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「冷やしかけそばのなすそば」（2012/07）

先日久しぶりにそば処井川城さんにおそばを食べに伺ってきました。

そば処井川城のご主人と話をしていると最近夏期間限定の「冷やしかけそば」というおそばを始めたということで、ぜひ食べてみてくださいと言われたので、その冷やしかけそばをいただいてみることにしました。

ご主人の話ですと、いろいろと試行錯誤して数年前から夏期間に提供できるおそばを考えていたそうで、それが今回、この冷やしかけそばという形で提供することになったようです。

私的に驚いたのは、この冷やしかけそばのそばつゆは、この冷やしかけそば専用のつゆを試行錯誤しながら作ったということで、それにとても驚かされました。

またさらに減塩したそばつゆにしたということで、おそば屋さんのそばつゆで減塩というのは初めて聞きましたが、なかなかよいアイデアだと思いました。

また、おそばの上にトマトやナスがのっているのですが、なすは焼いて煮たものだそうで、その煮ている最後のところで、きなこをほんの少し入れてアジを整えるそうです。

実際にそのなすをいただいてみると、ナスについている味が私的には何とも美味しく感じました。

トマトの方はフレッシュトマトが入るようですね。

実際にこのおそばをいただいてみて私的に感じたのは、まずやはりそばつゆが冷やしかけそば専用でできていて、かなりおそばとの相性がいいということが印象に残りましたね。

私的にはこのそばつゆはおそばの風味をあまり損ねることのないそばつゆだと思いました。

減塩ということも手伝ってあっさりしていて飲みやすいそばつゆでしたし、かなり清涼感のあるそばつゆだったと思います。

今回はそばつゆを全部飲みほしてしまいましたが、それでも、口の中に塩分が残った感覚はあまりありませんでした。

またやはりナスがとても美味しくて、なすにきなこというのは初めて聞きましたが、こういう食べ方もあるのだなと感心してしまいました。

ご主人がたまにナスの嫌いな方がいらっしゃるという話もしていらっしゃいましたが、その時には、ナス以外の物を代用して出す時もあるというお話もしていらっしゃいましたね。

また夏期間だけかもしれませんがサービスで、元気のでるスープという今回いただいた時にはナスと大麦が入ったお椀を出していただいたのですが、こちらもなかなか美味しくてあっという間にのみをしてしまいました。

そば処井川城さんはこういうアイディアのあるおそばもおいしいと思いますし、普通の盛りそばはそれはそれでとてもおいしいおそばさんなので、いろいろなレパートリーができると私的には何回も食べに行きたくなるおそば屋さんですね。

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(再訪）　2012/04

「すんきそば」

先日、お蕎麦が食べたくなって井川城さんにうかがってひさしびりに「すんきそば」をいただいてきました。

私的にはすんきそばは好きなのですよね。

すんきそばは、すんき漬けが暖かいお蕎麦の上にのっているお蕎麦なのですが、すんき漬けは長野県の木曽地方あたりの特産品で、お菜をつけたものなのですが、昔は木曽地方は塩の調達が難しかったようで、お塩の代わりに乳酸菌を発酵させてつくるお漬物で、この地方独特のお漬物だったと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99%E3%82%93%E3%81%8D%E6%BC%AC%E3%81%91

毎年1回はすんきを木曽まで買いに行くのですが、昨年はどこかのテレビ番組で健康食として取り上げたらしく、買えなかったので、家では食べられませんでしたが、その時は井川城さんのすんきそばをいただいて満足した記憶があります。

今年はしっかりすんきを買ってきましたが・・・

すんきの味については塩味の少ない酸味のあるお漬物といった感じで、私は好きなのですが、いろいろな人に話を聞くと賛否両論あるようですね。

ここ数年はすんきは自分で買って保存していただくか、井川城さんでいただくことが多いですね。

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再訪した場合には最新の再訪のときで評価点をつけようと思っています。

(再訪）　2011/02

「夜に予約をしていってきました。」

先日、とある会合があり「そば処井川城」さんで行うということだったので伺ってきました。

予約をすれば混んでさえいなければ受けてくれるようですね。

今回はお蕎麦以外に鍋などを用意してくれていましたが、おもしろいのはさすがにおそばやさん、そばの材料をつかった料理がいっぱい出てなかなか美味しかったです。

たとえば
そば粉をつかったガレット
　
ピザのような雰囲気ですが薄焼きのような雰囲気もあってなかなか美味しい。

その次に出てきたのは豚しゃぶだったのですがそばの汁の中でしゃぶしゃぶする豚しゃぶでした。

もちろんつけ汁ではなくて、かけ汁ですけど・・・

汁の味がうまく肉に移ってこれがまたおいしい。

そして閉めで、おそばを・・・

今回は冷たいお蕎麦と半分のすんきそばを出していただきました。

すんきは久しぶりに食べるのですが、木曽地方の郷土食ですね。

冬限定でこちらのお店でもだしているようです。

そして冷たいお蕎麦は相変わらずの美味しい味。

会合そっちのけでずっと食べていたような・・・

久しぶりの美味しいお蕎麦で満足できました。

なお、お品書きに載っていない料理はその時によって変わるようですので要確認と予約が必要になると思います。


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（再訪）　2010/07

「三種盛」

先日,そば処井川城さんに数カ月ぶりに伺ってきました。
いつもの3種盛りをたのみ待つこと数分
さっそくいただきます。

３種盛りは十割そば、大名そば、2・8そばの３枚の盛りが出てくるのですが、２枚で１人前ぐらいの量なので1.5人前ぐらいのそばですかね。

３枚同時に出てくるわけではなくて、１枚ずつころ合いを見図って出してもらえます。
（混んでいるときには、ころ合いがピタッとはまらない時も有りますが・・・）

今回おそばを頂いて、お！と思ったのは、そばが甘くておいしい・・・いつもおいしいとは思うのですが、今回のおそばはいつもに増して甘みを感じました。

あっさりしたものが食べたかったからなのかとも思いましたが、ご主人に「すごく甘みがありますね」と話を聞いたところ
去年はそばが不作で収穫量が少なかったらしいのですが、収穫量が少なかったので例年より味が濃縮されているようだと話してくれました。

実の付き方が少ないと１つの実に行く栄養が多くなってそれで味が濃くなるとか・・・

御主人は絶対そうかどうかは確証なければ断定もできないけれど、今年打つそば（去年のそばの実）は例年よりそばの味か濃いことは確かだといっておられました。

食べるほうとしては美味しいほうがよいに決まっているのですが、収穫量が少なければ値段も変わって高くなってくるでしょうし・・・痛し痒しですかね・・・

いつも3種盛りを頂くときは、お店のほうで最初に出てくる十割そばの最初の一口はお塩（岩塩がもってある小皿がついています。）でということで食べるのですが、今回はすごくおそばの甘さを感じていたので、１枚目の十割そばは塩のみで、２枚目の大名そばは汁のみで、３枚目の2・8そばは汁に薬味をいれていただきました。

今回もとてもおいしかったです。


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(再訪）（2010/2）

「とうじそば」と「とうじかけそば」

先日、再訪して「とうじかけそば」を食べてきました。

初めて食べましたが、とうじそばの簡易版ともいえるそばメニューで、通常２人からしか頼めない「とうじそば」を１人でも気軽に楽しんでもらおうと始めたおそばのようです。

「とうじそば」と「とうじかけそば」の最大の違いは、おそばを自分で「とうじかご」にいれて温めるのがとうじそばで、すでにかけそばのようにおそばがつゆの中に入っていて１人前ずつ出てくるのが「とうじかけそば」だとおもいます。

なかに入るつゆや具材は「とうじそば」と「とうじかけそば」は違いはないようで、どちら醤油味とみそ味の２種類が用意されています。

今回いただいた「とうじかけそば」には鴨肉の燻製がのっていました。このお店としてはお肉がのっているそばというのは珍しいですね。

どちらも冬季限定で、３月いっぱいか４月上旬までは提供するようなことをお聞きしましたが、いつまでおいてあるのかは、季節次第ということで、もしこのおそばを絶対に食べたいということであるなら、お店に確認してから伺った方がよいとおもいます。

ちなみにあたたかいおそばはつゆの中にそばを入れると、すぐにそばが伸びて味が落ちてしまうので早く食べたほうがよいですよと言葉をかけていただき、私はその通りだと思いましたし、そばの奥深さを勉強させてもらいました。


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（2010/1訪問）

「井川城のそば」

井川城は住宅街の中にある隠れ家的なおそばやさんです。ここのおそばはすべてオヤジさん一人で打っていて、ほとんどが打ったその日に消費されてしまいます。

冷たいおそばは、2・8そば、十割そば、大名そばが主体です。
せいろ2枚が1人前なので、2種類のおそばを楽しめるメニューや3種類のせいろ3枚のそばを楽しませてくれるメニューもあります。

ここの特徴はそばしかないこと。そば饅頭やそばがきはありますけど、天ぷらとかちょっとしたサイドメニューがなく、そば一直線
ですので天ざるなどが好きな人には天ぷらはやっていないので向いていないと思います。
温かいおそばはきのこそば、にしんそばなどがあったとおもいます。

おそばはとっても美味しいです。十割そば、大名そばは2・8そばと長さがほぼ同じなので、オヤジさんのそば打ちの技術の高さが伺えます。

冬場に限定のとうじそばは冬の時期には最高で、とうじかごにおそばを一口分ずつ入れて鍋で暖めて鍋のつゆとともにいただく醍醐味はたまりません。
味噌味と醤油味があるようで2人前から頼めるようです。

そばのつゆは辛めできりっとした味ですが、まだ勉強中とのことで、いついってもおなじ汁の味というわけにはいかないようです。

ほかのお店もそうですが、個人店の醍醐味はそういうところにもあると私は思っていますが・・・

最後に出してくれるクルミ入りのそば饅頭ももちもとしていておいしいです。そば湯もただそば湯を鍋から入れるだけではなく、そば粉をたしているとのことで濃厚です。

そばがきもおいしいですが1人で食べるにはちょっと量がおおするかも・・・

ご主人の人柄もよく、気持ちよくおそばを食べられます。
もちろんご主人はそれなりのそばについての持論を持っていますしし、うんちくを聞くのもたのしいですよ・・・