すっきり味のうなぎとお取り寄せで : うなぎ専門店 本多

前回は持ち帰りでいただいた本多のうなぎ。
今回は蒲焼をお取り寄せしました。

１パックに一つずつ入っているうなぎをオーブンで温め、たれをかけてあるご飯にのせ、もう一度うなぎにたれをかけていただきました。

このお店のうなぎは、表面がパリパリした香ばしい焼き上がり。
それでいて、中はふっくらしていて、柔らかです。
たれの味が他のお店と異なるのが特徴で、甘味控えめで醤油味が立っていて、すっきりとしたあじわいです。

くどさがないので身体に負担が全くなく、もう一つ食べたいくらい。
美味しいうなぎです。

何度かお店を訪れたことがありましたが、最近はお取り寄せで鰻の蒲焼をいただいていた飯山市の本多です。
秋が深まり、紅葉が美しくなっていく中、野沢温泉に出掛ける用事があり、その帰りに
お店に立ち寄りました。

その目的は、お持ち帰りのお弁当を受け取るため。
野沢温泉を出発する際に、お店と電話で品を相談し、到着時刻を告げてあります。
お店に到着し車を停め、中に入り名前を告げると、受け取ったのは２分後。
葵丼というサイズのお弁当です。

その後は、寄り道をせず自宅へ一直線。
家に着き早速包みを開けてみると、鰻のよい薫りが立ち上がり、まだしっかり温かく、温め直しは必要なさそうです。
鰻のサイズは胴と尾が一枚ずつで、ご飯はたっぷりです。

鰻とご飯を一緒に食べてみました。
しっとり柔らかい口当たりの鰻です。
一方で表面は焦げ目が付いて香ばしく、この感じがたまりません。
もう一つの特長が、甘味が控えられた醤油味のすっきりしているタレ。
ご飯はふっくら炊きあがっていて、甘味が十分。
さすが米どころですね。

ご飯が多めでしたが、あっという間に完食です。
最近の鰻は少々お値段が良すぎますが、おいしい鰻をたびたび食べたくなりますよね。
鰻は、出来立てに限ると、お店で作り立てをいただく以外は避けていたのですが、１時間くらいなら保温も十分でしたし、持ち帰りのお弁当もまずまずです。

４月ほど前に長野市内で鰻をいただきましたが、また鰻が恋しくなりました。
岡谷や飯山の老舗のお店に出掛けて焼き上がりをいただきたいと思いましたが、さすがに出かけるのは気が引けます。

以前飯山市役所近くで食べた鰻のお店をチェックしてみると、自宅でも食べられそうです。
蒲焼と白焼きを１セットずつお願いし、到着を待ちました。
数日で届いた鰻は、大きめサイズで１尾ずつパッケージされ、さっそくいただくことにしました。

家族２人で、半分ずつ。
初めて食べる白焼きは、お酒といっしょです。
焼いた香ばしさがあって、やわらかく、鰻の風味が口の中に広がり、添えた塩が鰻の甘みを引き立てます。
以前、仙台のお寿司屋さんで穴子の塩をいただいた時の感動に似たおいしさです。

もう一つの蒲焼。
こちらはご飯の上にのせていただきました。
このお店の特徴である甘さが控えめで醤油が効いたさっぱり味の鰻。
こちらも香ばしさとやわらかさにさっぱり味で、のどや舌につかえるものが全くなく、あっという間に完食です。

さすがにお店で焼き上がりをいただくのとは違うと思うのですが、十分満足の鰻でした。
あちこちの鰻屋さんとタレの味付けがちょっと違いますので、大好きな方はこのお店に足しげく通うのでしょうね。

機会があれば、お店を訪れたいです。

約１年振りに訪れました。
飯山でランチをいただくとなれば、ここ本多しかないのかもしれません。

鰻を食べてみると、表面は香ばしく、中はしっとりと柔らかく、醤油味系のさっぱりとしたタレが特長ですね。

このうなぎの味、忘れなくなりそうです。


Jun 2011 --------------------------------------------------

飯山市役所の目と鼻の先にあって、飯山でおいしい食事を食べたかったら、ここ、本多のうなぎを食べなさいというくらい、本多は有名なお店のようです。
久々の飯山、今日はそのとおりに実行してみました。

お店を訪れると、ここ数年のうちに改装したのではないでしょうか、かなり現代的な外観、内装になっていて、昔ながらの風情はあまり感じません。
メニューは、うな重が2,800円、うな丼が2,300円、白焼重2,800円、白焼丼2,300円などとなっています。
最近、鰻屋さんでは白焼が増えてきたような気がしますが、今回は、ここ本多での初めての鰻ですから、王道の鰻丼に、お吸い物を付けてお願いしました。

私の場合、基本的に鰻重は頼みません。
ここ本多の鰻重は、ご飯の上に鰻がのっていますから問題ないのですが、鰻屋さんによっては、鰻重は鰻がお皿などの器にのせられ、ご飯は別の器に盛られといったところがあるようです。
鰻は熱いご飯の上にのってこそ、おいしいのだと思っています。
ですから、間違いのないように鰻丼を頼むことにしています。

それから、鰻屋で待つことを苦にしません。
というよりも、５分、10分で持ってこられたら、むしろ、がっかりしてしまいます。
本来、鰻をおいしく食べたかったら、割きから蒸して焼くまで、一気通貫で行ってこそ、おいしい鰻になると思っています。

以前、南千住の尾花へ行ったとき、40分待たされたあげくの鰻丼は、とてもおいしかったものです。

さて、本多は15分ほどで鰻丼が運ばれました。
肝吸いと、しっかり量のある漬物が一緒です。

鰻を食べてみると、まず、鰻の表面がカリッとしっかり焼かれています。
焦げ目もしっかり付いて、香ばしい感じもあります。
ところが、鰻の中は、しっとりと柔らかく、外と内のコントラストが際だって他にはない焼き上がりです。

たれは、醤油の味が強く、塩味が効いていますが、さっぱりとしていて、おいしいですね。
好みの鰻丼の味は、もっと別の所にあるのですが、ここ本多の鰻丼も、僕にとっては新しい味わいでおいしいです。

決して安いランチではありませんが、12時過ぎにはほぼ満席になっていました。
人は自ずとおいしい店に集まるのですね。