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豚骨醤油ラーメンと百恵ちゃん
土曜日というのに仕事である。
まぁ通常業務だから問題はない。世間は緊急事態宣言解除後初の週末とやらであちらこちら賑わっているようだが、関係があるわけもない。とはいえ、私の立ち回り先など混雑しているわけもなく、優雅なものだ。
土曜日というのにお使いだ。いや土曜日でなくとも用事があれば出向かざるを得ない。中野、小布施と廻る予定だがひとまずは中野からとする。その方が段取りがよいだろう。運転は好まないが今回ばかりはゆっくり乗りたい。なぜならアップルミュージックに山口百恵がラインナップされたのだ。
山口百恵といえば説明するまでもない大アイドルであろう。しかし73年デビュー80年引退といえばあまり真価を知ることの出来る年代ではなかった。それにアイドルに興味ある家庭でもなかったし、そもそも私自身が今ひとつ好きになれなかった。という理由もある。ただ、近年百恵ちゃんってもしかしたらすごい歌手だったのではないか、と思い少しずつYouTubeなどで確認し始めたところだったのだ。これで体系的に聴く事ができる。
少し遠回りだが山沿いの深緑の中を行く。もちろんセレクトは「プレイバックPART 2」。緑の中を走り抜けていくのは紅でもポルシェでもないが颯爽とした気分になれる。「いい日旅立ち」でアクセルをふわりと踏み込み、「秋桜」でしっとり涙したところで中野へ到着。
用事を済ませたところで第二部は「曼珠沙華」から。宇崎竜童、阿木陽子そして百恵ちゃんがノリにノッて作り上げた最高傑作ではないか。決してうまい歌ではない、しかし迫力で歌いきり聴かせきってしまう。もうこれはアイドルではないROCKERだ。
気持ちよく聞き入っていたら次の用事のある小布施を気持ちよく通り過ぎ、須坂に到達してしまう。ああああしまったァ!とはいえこのまま戻るのも中途半端だ。どのみち時間が決まっているわけではないのだ、ランチとしよう。当初は「きくの」に向かったのだがすでに終業時刻。「すしハウス」まで戻るのも癪だから「かねき」でカレーオムライスか「ホームラン亭」でラーメンか。そういえば昨日はカレーだったから後者であろう。
「ホームラン亭」
典型的な下駄履住宅であるパルムの奥深くにあるラーメン屋さん。いつも通り混雑しているが、入り口を開放し換気よくした上で、カウンターはひとつとばし、などして間隔を広くして対策されている。
「五目チャーシューワンタンメン」1100円
豚骨醤油スープど真ん中といった風情の、濃厚白濁スープに白菜、シイタケ、ニンジン、もやし、ニラといった野菜どもとゆで玉子。分厚いチャーシューが5枚。細麺に肉がしっかり入ったワンタンも大量に投入されており、ほとんど炭水化物祭りの様相だ。
浮かぶチャーシューを次々と濃厚白濁スープに沈めていく。少しずつスープを吸い込み暖まっていき、脂もとろけていく。この過程がよいのだ。美味い美味い美味いとノドをならしながら食べ切ってしまうのに5分とかからなかった。ああもったいない。とはいえ、外にお待ちの方がたくさんいる。席数を減らされているのだから、サッサとたって次の方と交代しよう。
平和なランチを終えて小布施まで戻る。五目というか、それ以上の品目の入った多彩なラーメンと多彩は山口百恵の相性はじつによい。また聴き入って通り過ぎ、なんてことのないように、気を張って行かねばならぬ。
名店のあんかけ焼きそば
「下駄履き住宅」という言葉は既に死語となっているかもしれない。低層部一階または二階に店舗や事務所を設定し、その上を共同住宅としたもので、主に住宅公団が市街地向けとして施設である。現代でも見かけるタイプで、当たり前すぎて名前だけがすたれてしまったのかもしれない。
豊穣の街 須坂にもパルムという下駄履き住宅がある。一階の店舗部分は、残念ながらほぼシャッター街となっているが、古式ゆかしい本寸法の下駄履き住宅である。
こちらには名店といえる飲食店がみっつもある。昭和テイストの名喫茶「ニュースコー」。まだ行ったことがないので早々にお邪魔せねばと思いながら何年にもなる。ふたつめは最高のオムライスを食べさせてくれる「かねき」、そして今回お邪魔したラーメン店「ホームラン亭」である。
こちらは豚骨醤油ラーメンの店である。したがって、あの独特な香りに満ちており、好き者にとっては堪えられない空間である。いつもは「五目チャーシューワンタンメン」のしお味をデフォルトとしている。あの白濁スープに沈むワンタンとチャーシューに絡みつく細麺を、いかに攻略してすすり込むか。そんなパズルのような食べ方を楽しむのだが、今回は気まぐれに別のメニューとする。しかし、その前にこれだ。
「もやしキムチ」50円
文字通り、もやしをキムチ漬けにしたものである。ラーメンと並ぶ、いやラーメン以上にホームラン亭名物と断言する一品だ。もやしをパリパリと噛み締めると、キムチの味わいが口中に広がる。以前は各テーブルに無料で置かれていたのだが、数年前から有料化されてしまったのが寂しすぎる。とはいえ、たかだが50円。これを喰わずにホームラン亭に来たとは言えないので、毎度注文して堪能するのだ。
「あんかけ焼きそば」800円
言わずと知れた東北信地域のソウルフードだが、こちらでは【季節のメニュー】として9月〜4月までの間供されている。キャベツ、ニンジンを具材としたシンプルなあんにチャーシュー、錦糸卵がふわりと積載されている。少々甘めのあんに辛子酢をたっぷりふりかけ、揚げ焼きされたパリふやの麺を絡めて食すと、そこにはジャンクな世界が広がる。これは学生時代に友だちとワイワイ言いながら食べてみたかった。そう感じさせられる一品であった。
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あらら??
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店名 |
ホームラン亭 パルム店
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
026-246-5841 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
須坂駅から徒歩10分 須坂駅から399m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
42席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 須坂ショッピングセンターP3時間サービス |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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じつは
並ぶのが嫌いなのだ。スーパーやコンビニのレジ前で並ぶのは致し方ないので諦めるがそれ以外、例えばプレゼントをくれるから、タレントの◯◯が来るからといって上映初日に何時間も並ぶ。あるいは新しく出来たスイーツが美味しそうだからといって店の前で前夜から泊まり込みしてまで並ぶとか。
ここ1年2年は
コロナ禍だから密になるから、といってだいぶ少なくはなったが、それでも好きなヤツは大人しく待っている。なにゆえ時間の浪費が好きなのだ。あ、浪費にかけてはあまり私も変わらないか。いやいや疲れるではないか。他の小屋に行けばすぐに観られるではないか。チャチなプレゼントなど必要なのか、タレントなどテレビにいくらも登場するではないか。どーせすぐにDVDになるし、そんなに喰いたきゃ夜に行けよ。
というのは
価値観の問題だから言わない。並んでまで◯◯する、という行為そのものに重きをおくかおかないかだけの事だ。はっきり申し上げよう。私は並んでまで欲しくはない。たとえ短時間であろうと、行列してまで食べたくはない。
「ホームラン亭 パルム店」
本日午後の予定は中野から。という事でいそいそ出かけたわけだが、もちろんランチの予定も込みなのは言うまでもない。ラーメンが呼んでいる、ラーメンを欲するのだ。そして須坂のパルムへ向かう。シャッター街が変わらないのは仕方がないが、あれれ?ニュースコーと角の八百屋さんやってないじゃん?ちょっと心配だな。でもホームラン亭の方からは人の声が聞こえるから開店しているな。
と角を曲がったら
なんと行列しているではないか。10人ほどが店前に置かれたイスに座り大人しく待っている。なんだこれ?いったいどーしたことなのか。その場で立ち尽くしていると並んでいたおじさんが
「コロナの関係で席を減らしている」
と教えてくれた。そーか、そうだったのか。並ばないのがポリシーの身としては、立ち去るのが原則ではあるが、また駐車場まで戻るのが面倒だ。まぁいいや、今はポリシー、原則より食欲を優先しよう。あああ♪いい加減なわたし〜♪
それでも
待ったのは15分くらいであったか。さすが老舗ラーメン屋さん。開店が早い。私の次にきた家族連れを先に行かせてあげたりしたから時間がかかったという事もあるが、赤ちゃんがとてつもなく可愛かったので許す。
席を減らしている
というようには見えない店内。もしかしたら、以前のように中で待たせるのをやめたという事かもしれない。2人用のテーブル席に案内され注文態勢となる。あれれ?メニューが変わったなぁ、食べログを確認したら、塩ラーメンがなくなったのか。まぁいいやでは本日はこちらで
「みそチャーシューワンタンメン」1050円
私はこの全部のせが好きなのだ。丼表面は5枚のチャーシューで埋め尽くされ、他がみえない。肉片をどかして具材の確認だ。まず登場するのは豚コマ肉炒め。チャーシューの他にこれがあると重厚感が増してよい。おおお!ワンタンが出てきたぞ!しっかり肉入りで皮がデカいのが心地よい。このモヤシは優しいよな。もっと入っているのを好むが、これ以上は丼がエラいことになる。なんとなく入っているワカメも昔っぽくていいよね。コーンも缶詰からそのまま入れましたという感じでよろしい。スープとともに食べるのが美味いんだよね。味噌味のスープはじつにマイルド。ピシッと味噌!というよりも優しい豚骨が前面にあるからとっつきの良さと言ったら他にはない。そしめ縮れ細麺には好感しかもてない。
「もやしキムチ」50円、「半ライス」50円
やはりここに来たら注文せざるを得ない。もやしキムチは伝統的な味わい。汁気たっぷりのもやしはピリ辛で美味い美味い美味い。昔は無料でテーブルに置かれていたのだが。とはいえこれだけの完成度を誇るものだから、カネを取るのが当たり前といえる。もやしキムチが出てくれば、半ライスもともに頂かねば片手落ちといえよう。熱々ご飯にたっぷりのせてはふはふ言いながら食べるのはまさに幸せたるひと時と言えよう。
待つのが嫌い
な割にはかなり楽しめるひと時であった。行列もたまには悪くない。言っていることとやっている事がまったく違うではないか、とおっしゃる向きもあろうが、どうせいい加減な私のやることだ。許してくれ