まず穏やかな塩味を感じ、その後に甘みが来る美味しい醤油味 : 空

前回夕刻遅めの時刻に訪れた時は、厨房を女性が、ホールを男性が担当していました。
今回ランチライムに訪れたところ、厨房もホールも女性が担当です。
前回訪れた時は、ランチと夜のメニューを異なるものにしていたようですが、最近は昼夜共通のメニューに戻したとのお知らせが店内に貼ってありました。
前回迷ったあげく食べるのを見送った濃厚豚骨魚介ラーメンは、とりあえずいただくことができなくなってしまったようです。

今回は、まだ食べたことのない煮干醤油ラーメンをお願いすることにしました。
できあがるのには、それほどの時間がかからず持って来てくださいました。

丼に顔を近づけてみると、煮干しの香りがすごいです。
スープを一口飲んでみると、まず穏やかな塩味を感じ、その後に甘みが来る美味しい醤油味です。
とがったところがないまろやかなスープです。

麺は細麺で腰があり、舌触りが良い美味しい麺です。
１本の長いメンマが入っているのですが、長くかみ切れなくて食べにくいのは少々減点です。
そのほか、大きめのほうれん草がトッピングされていて、口の中をリフレッシュしてくれます。
チャーシューは大きめの厚めのバラ肉が1枚で、炙ってあって香ばしくスープがあっさりしているので、ちょうど良い油加減です。

全体的においしく、あっという間に完食しました。

遅い時刻に訪れました。
以前訪れた時は、魚のあらでとった出汁がこのお店の特徴ということでしたので、あっさりしたあら塩ラーメンにしました。

今回訪れてみると、メニューには濃厚豚骨魚介ラーメンとつけ麺が大きくアピールされていました。
魚の出汁のお店なのですが、結構引き付けられるものがあります。
熱いラーメンか、それともつけ麺か悩みましたが、つけ麺を選択しました。
できあがるまで、久しぶりのハートランドのビールを。

出来上がりまでに少々時間がかかりました。
その理由は、太い麺。
一緒に添えられたレモンが特徴です。
それに、珍しい生七味がそのレモンの上にのっています。
思ったのは、口直しにレモンが必要なほど豚骨が濃厚なのかということ。

さっそく麺を食べてみると、もちもちでそのものの味わいを楽しむ、つけ麺らしい麺でおいしいです。

興味津々のスープ、濃厚豚骨魚介はというと、確かに濃厚で、麺をしっかりとまといます。
しかしながら、豚骨一辺倒ではなく、口当たりが意外とさわやかに仕上がっていて、重さを感じません。
豚骨に負けず魚介らしさが伝わってきます。

スープに生七味を入れてみると、辛さが引き立てられ、のどの通りがよくなりました。
その後レモンを入れ酸味を加えてみると、さっぱり感でレフレッシュされました。

麺のボリュームもしっかりあって、お腹も満たされましたし、おいしい一杯でした。
鮮魚のあらの出汁を特徴としたお店の次の一杯でしょうか。

そらではなく、くうとお読みするラーメン屋さんです。
長野市役所から長野中央署に通じる道筋にあって、以前は焼肉屋さんであったり、知っているだけでも何度も店舗が替わっているお店です。

最近このラーメン店ができたことを雑誌で見かけ、出かけてみました。
以前のお店の中がどのような設えだったのか存じませんが、お店の中に入ると入口の正面はカウンターになっていて、右側にテーブル席と小上がりがあります。
その小上がりはテーブルを６人ほどが囲むことができるのですが、そのテーブルの中央には焼肉用のレンジの跡が残っていて、焼肉屋さんの店舗だったことを忍ばせます。

カウンターに座り、メニューを眺めました。
魚だし専家とうたわれていて、長野県の中で唯一の鮮魚のあらで出汁をとったスープと訴求しています。
その鮮魚を使ったラーメンは、あっさりのあら塩拉麺とこってりのあら塩豚骨拉麺。
それから煮干しなどを使った醤油拉麺と、醤油豚骨拉麺、さらには塩拉麺があります。
きっと、限定20食ですし、あら塩拉麺がこのお店の一押しなのでしょう。

念のため店員さんに、どれがお勧めですかとお聞きすると、？？？？？
店長に聞いているようです。
すると、カウンターの向こう側の店長から、あっさりとこってりのどちらが好みか聞かれましたので、どちらも好みですと答えると、やはり、あら塩拉麺を勧められました。
まだ開店後、日が浅いのでしょう、オペレーションがしっかりする必要がありそうですね。

そのとおりに頼んで待つと、それほど時間もかからず、いただくことになりました。
器がラッパ型です。
この形、烈士巡名でも見たことがあるような．．．．。
単純に考えるとワイングラスと反対に薫りが広がって拡散してしまうような気がするのですが、どうなのでしょう。

まず、スープの薫りから。
たしかに、訴求されたとおり、魚の薫りがします。
生臭さなどの嫌味な薫りではありません。
次にスープを飲んでみました。
確かに生の魚を煮て取った出汁なのでしょう、節とは異なる魚らしい出汁の味を楽しむことができました。
ただ、その調整加減が難しそうに感じました。
ちょっとやりすぎると、魚臭くなりそうですし、足りないと魚の出汁を感じないでしょう。
ですから、難しそうな中、このようなスープにチャレンジしているお店の方を応援したいと思います。

麺は中細麺のストレートで、小麦の薫りがしっかり感じられおいしいです。

トッピングはネギのほか、オクラと麩につみれとホタテ。
あくまでも海産物など肉以外で統一しています。
ただ、この魚系ラーメンにホタテやつみれという組み合わせは、あっさりし過ぎていますし、魚系として直線的なトッピングの選択に思えてしまい、食べた満足感を含めどこか足りないような感じです。

このようなラーメンを食べるのが初めてでしたので、他と違うところが多かったためにいろいろ気になるところがありましたが、このようなラーメンにチャレンジされ、食べられることもうれしいことです。

季節によって使う食材も変わるようですので、定期的に訪れ、次のチャレンジングなラーメンをいただき続けたいです。