2022年　戸隠そばまつり　4件目 : そばの実

2022年11月。無事53回目を迎えた戸隠そばまつり。半ざる食べ歩き最後の店。
初めてのそばまつりの友人二人と共に訪問。


食べログ100名店にも入ってるこちら。14時頃着だったかな。30分待ち位で入店。
うっすら緑がかったそばを何もつけずにたぐる。この細いのだが細すぎず。喉越しの前に舌触りが好き。コシも心地よい。水を感じるそばかな。自分的には。蕎麦の味と水の味。これを楽しめるそばというのか。香りも鼻に抜ける感じがいい。
そのまま全部食べてしまいたいが、つゆと合わせる。
複数の出汁の味がとてもまろやかに。甘みを感じるが、辛口よりのスッキリしたつゆに感じる。

別料金で「みそつつみ揚げ」と「そばだんご」を注文。
みそ包み揚げはそば粉入りのカリッとした生地。くるみやりんごを入れて練った味噌が入ってる。これ日本酒に合うんだよな。今回は日本酒頼まなかったけど。
そば団子は外はカリッと。中はもちもちでそばの味とみたらしの餡が絡んでいい感じでした。


戸隠の行ったことのある店の中で、自分はここのそばが一番好きだ。
よって半そば食べ歩きのときは、必ずこの店を入れている。
今回も訪れることができてよかった。


2022年戸隠そばまつり、以上です。
尚、この店のすぐ近くに「鏡池」という名所があります。
晴れた風のない日は特におすすめです！


【この日利用した戸隠エリアの6店舗】

この日利用した店は半ざるでそば処 よつかど→戸隠堂→うずら家→そばの実。
戸隠の隠れ家的カフェランプでアップルパイ。
戸隠鏡池前にある鏡池どんぐりハウスでそば粉のガレット。
まさに戸隠食べ歩きの日であった。

2021年秋（去年）、半ざるチケットにて訪問。総合はナシで。
覚書も兼ねて写真と簡単なコメントを。


2021年11月上旬。コロナで延期だった戸隠そば祭りへ。
2年ぶりの開催。記録も兼ねて。
ここはそば祭りで大抵必ずルートに入れる店の一つ。

半ざるチケット1枚で3ボッチ。
八割の戸隠秋そばと記憶する。新そばらしく色は緑がかっており、食べると香りが鼻の奥へふわりと広がる。蕎麦だけでもうまいが、ここはつゆも甘すぎず好きだ。
喉ごしもツルツルしすぎない。滑らかであるが、滑らかすぎず、喉ごしもツルツルしすぎない。
極端ではなく、バランスがいいというのか。いいね、やっぱり。

あとこの店でいつも頼むのが「味噌包み揚げ」だ。
このみそと外のカリッと差が良いのだが、今回は少し油っぽかった。残念。

そしてこの店でいつも売り切れなのが1000円位の「旬の味比べ」である。
これも恒例で売り切れ。一度食べてみたい！


2年ぶりの戸隠そば祭り開催。
コロナで開催は無理かと思ったが、開催にこぎつけた店舗及びすべての関係者に心から感謝。
2022年はどうなるかわかりませんが、無理はしないでいただきたい。
そば祭りがなくても、戸隠はとても魅力のある地なのですから。

今年も戸隠そば祭りが始まりますが少し早い本日、戸隠へやってきました。こちらの店舗、戸隠そば祭りの半ざるチケットでの利用、または私自身は酒とつまみでしか使ったことがないのですが、一度普通に利用してみたくて。


まず・・・
お茶と戸隠大根の味噌漬けが提供。
この戸隠大根の味噌漬けが美味しい。歯ごたえがいい。しゃきっと。しっかり浸かっているのに大根の味がしっかりする。これ楽しみなんだよな、ここ。
あとお茶は何茶か忘れたが説明あった。クセのない普通に美味しいお茶である。

まず、酒とつまみを。粋にそば前なんて言葉が一瞬浮かびますが、単に昼から飲む人です。
注文は日本酒は特別純米「幻舞」（720)、つまみは「みそ包み揚げ」（240）を。

日本酒と一緒にそばの実になめたけが混ざったものが出てきました。
お茶請けの戸隠大根とともに日本酒をちびちびと。うん、このそばの実も戸隠大根も文句なく酒に合います。
そして日本酒。これまたいい。酒の味はさっぱりわからんが自分なりに思ったことを。
このお酒、一言でいえば濃いかな。最初は下の上にすっきり流れるように感じる。でもそれは一瞬だけ。すぐに濃厚な純米の甘さが力強く訴えそして余韻を共鳴のように響かせて消えていく。さりげなく酸も感じるが甘みを引き立てる役割と飲み口のよさを土台で支えてる印象。うん、私は結構好きなタイプの酒だわ。純米がすきなんだよね、元々。で、これ、お値段もリーズナブル。そして提供された酒、１合以上ある？いや、少ないよりは多いのが言いに決まっていますよね、そりゃ＾＾
ちなみに地域や酒造の記載がありませんが、検索してみると同じ市内の川中島にある酒千蔵野（しゅせんくらの）の品だと思われます。（戸隠は以前は上水内郡でしたが市町村合併で今は長野市らしい。といっても、長野駅からバスで1時間かかるけど）

少々時間がかかって提供されたのが「みそ包み揚げ」です。これ、美味しいんですよ。私、好きです。240円という低価格も嬉しい。日本酒によくあうんですよ！これは箸でなく手づかみでカリッと食べてぐぃっと酒を飲む。プハ～と笑顔でにやけてしまうのが恒例になりつつあります。
外側厚めのそば粉で包んだ筒状の品。カリッとした生地に中は柚子の香りが香る味噌。この味噌も色々混ざってるがよくわからない。しかしこれが私、大好きです。本当、このお店にきたらみそ包み揚げはかならず頼みます。というか、このみそ包み揚げと日本酒で1杯やりたくて戸隠までやってきたようなものです。(片道2時間以上かかります・・・）
今回はカリッと揚がってるし油っぽさも感じませんがにおいが少々油を感じました。でも240円という価格はそれでも十分すぎると思います。

ちなみに中の味噌ですが、私はいつも長野県天龍村特産の「柚餅子（ゆべし）」という珍味の味噌に似ているなと思います。
ちなみにゆべしとは保存食の一種で柚の中身をくり抜いた皮の中に砂糖やクルミ、胡麻等をと混ぜ合わせた「練り味噌」を詰め込んで蒸し、さらに自然乾燥で約２ヶ月かけて干すという手のかかった珍味です。間違っても東北の「くるみゆべし」という餅貸しではありません。この柚餅子は甘いタイプとしょっぱいタイプがあるのですが、このしょっぱいタイプに中の味噌が似ているなぁと毎回思いながら食べています。
ちなみにこの天龍村の柚餅子ですが長野の善光寺近くの門前プラザ内にあるお土産店で以前は売ってました。
長野県天龍村の「柚子ゆべし」


ただな～。定番の出し巻き卵とか板わさはないんだよね、ここ。
あと、揚げ出し豆腐とかちょっとしたものがあるんだけど去年食べた感じ、今年はいらないかなと。
ここは酒と一緒に提供されるそばの実、お茶請けの戸隠大根、そして「そば包み揚げ」でそば前とするのがベストかな。


さて、そば包み揚げをもう1本追加してお酒を飲み終わった後、十割そば（980）を注文しました本当は蕎麦がきとかなり悩んだのですが。
ちなみに十割は数量限定で大盛りは出来ないとのこと。仕方ないです。
ちなみに戸隠は馬蹄形の「ぼっち盛り」が基本ですが十割は普通に盛っての提供です。岩塩も一緒についてきます。薬味はたっぷりの大根、ねぎ、わさび。（このあたりはいつも基本使わず。今回も別に食べました。大根も目のしっかりした大根おろしですね）
十割はやや細め。甘みが強くコシもあり美味しいと思います。風味もあり美味しいそばです。ここ、やっぱり好きですね。そばだけで食べたとは岩塩で。ただなぁ・・・・この岩塩合わないと思うの私だけ?ピンクの岩塩です。多分海外の塩でないかと。野菜とかにかけるならこの塩でいいでしょう。野菜のアクが収まり旨みが出ると思います。しかし、この塩はごく少量といえどもそばの味が消えてしまう気がします。塩を出せばいいってものじゃない。塩たって何千とあるはずです。下手なそばつゆより塩で食べるほうが好きな私ですが、この塩には疑問でした。
しかし塩ではなくそばとそばつゆがメイン。このメインに関しては文句はありません。つゆが美味しい。つゆは辛口。鰹が香りますが少し他にも色々な旨みがまとまりすっきりしたつゆに感じます。普段、そば湯だけでつゆは飲まないのですが、ここはつゆが少量なのもありつゆを全部飲んでしまいました。
つゆ、好みです。美味しいです。
長野のそばつゆは甘いのが多く（特に私の住まいの地域のエリアはそばもそばつゆも好きな店が1件もまだありません）苦手なことが多いのですが、ここは「そばとはそばつゆとあわせて初めて完成するものだ」と改めて思います。ただ、そばもいいのですが、つゆの方が自分の中では評価が高いけどね。


日本酒1合、包み揚げ2本、十割そばで2220円。本当、観光地ですが良心的な価格で美味しいお店だと思います。
また、接客もなかなかよいと思いますしお店の雰囲気もよいです。
戸隠にはここ以外にも良店が沢山ありますが、気に入ってるお店の一つです。（戸隠といえばうずら家ですが私はこっちの方が味、トータルで好きです)ただ、難点は紅葉のシーズンでもあるとはいえ平日でも激混み。14時過ぎとかに行くのがよいと思います。

ちなみにお店から観光名所の鏡池まで2キロ弱ほどでつきます。折角なら鏡池も是非一緒に行くのもよいと思いますよ。晴れた日はとても綺麗な場所です。


さて、最後に。おまけ情報を。
今年も（2016）第47回と学士そば祭りが今月末の10月31日から約1ヶ月間開催されます。2000円で各お店の半ざるそば4枚食べれます。余ったチケットはお土産店で使えるそうです。今年も行く気マンマンの私です。
このイベント、本当にオススメ。どっかの城のそば祭りなんていってる場合じゃないですよ。私の参加した長野県のイベントの中でベスト3ともいえるイベントの一つだと思っています。（美ヶ原温泉日本酒巡り&ワイン巡り、伊那市の日本酒飲み歩き、そして戸隠そば祭りが私の中のベスト３ですね。この3つは甲乙つけがたいです。）
期間も約1ヶ月と長いのもありがたいですし、お店でいつものクオリティで食べれます。本気の本気でオススメイベントです。是非、戸隠蕎麦と一口に行ってもそばもつゆも当然味が違うから面白いですよ、食べ比べ。


と、熱く語ってあっさり終了します。


では、次の戸隠レビューは戸隠そば祭りの1軒目になると思います。


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〔2015年 戸隠そば祭り 　番外編〕
5件目は半ざるチケットを使い終え、通常価格で〆のそばを。
彼氏はそばメイン、わたしは酒とつまみで。

お茶と戸隠大根の味噌漬が提供された。この戸隠大根の味噌漬がまた楽しみなんだな。大根の味が濃いんだよ。力強い大根。みそに負けてない。

もり1枚。
安定の味。今のところ戸隠ではこの蕎麦屋が一番すき。戸隠にこの蕎麦だけ食べに行きたい。


日本酒
閑雲野鶴650円
四文字熟語のなにひかれて。なんとも粋な熟語を酒につけましたね。
酒の感想は苦手だが、飲み口軽く香りも強い主張はなくあとに続く料理の邪魔をしない。そばなどにはこのくらいがよいのかもしれない。
調べてみたら長野県の佐久の花酒造の品。なるほど。
そりゃ、安定だね。

突き出しのそばの実となめこもまた味わいよし。
これだけで酒終わっちゃうよ(笑)


みそ包み揚げ240円

これは美味いなぁ。酒のつまみにぴったりだ！

そば粉入りの固め細長い筒状。揚げたて。そば粉の甘くないかた焼きクッキー版みたいな。かじるとカリっと小気味良い音がたまらない。
中からは熱々の柚子味噌。柚子の風味が強い。この柚子味噌がまた熟成された感があり実にうまい。長野県の南にある天龍村の柚子ゆべしをマイルドにして甘くしたような味噌だと思った。


里芋饅頭
あまり記憶ないが正直、そばつゆらしき味が強く少々しつこい。がんもどきのねっとり里芋版。うまいにはうまいが、次回は違うものを頼むな、きっと。


店内も落ち着いた感ある。店員も観光地なのにそれをあまり感じさせない。
こう、なんかいいんだよな、ここ。


ここだけをめざして戸隠に再訪しよう。


[2014年11月訪問]
「2014年 戸隠そば祭り 半ざる食べ歩き　5件目」

え～中断してました戸隠そばまつり編再開です。毎年秋に販売される半ざるチケットをつかって長野県の戸隠そばを堪能してきました。
詳細は戸隠蕎麦祭りをご参照ください。
http://www.s-togakushi.com/sobafes2014/sec02.html


1～4件目までは4人で食べ歩きました。そして5～8件目は一人で再訪。今回は5件目のそばの実からスタートです。


平日ですが･･･昼時のせいか待ちました。といっても一人なので10分と待たずに入店。
中央の大きなテーブルに着席。各椅子に店名の入ったブランケットがかかってるのですね。落ち着きの中にどこか少し華やかさがあるような雰囲気です。窓際はとても眺めがよさそうな店内。


まずは戸隠蕎麦のお約束。そばの提供まえになにか1品でてきます。半ざるチケットでも一緒です。
こちらの店舗は「戸隠大根の味噌漬け」だそうです。干した大根とみそが合わさって実にうまい！いきない本日1軒目から本格的に酒を飲みたくなりますが･･･我慢我慢。（いきなり余談ですが、別のところで戸隠大根の味噌漬けをあじみしましたが、ここがとにかく美味しかったんですよね）


そして半そば。ノーマルのざるで提供してるものではないかと。
細めですがコシがあって喉越しもよいですね。鼻に抜ける香りがなんとも良いです。甘みも広がる。美味しいそばですね。なにもつけずに完食したくなりますが、そばはつゆと合わさって初めて完成なんていう人もいますからね。そばつゆで頂きます。つゆは・・・メモ、何も書いてないんだよね。でも少し甘みのあるつゆと記憶してます。


ここはそば祭り8件中1番の好みでした。次回、戸隠を訪れる際はここでゆっくりそばを食べようと思いましたね。
メニューをみると十割なんかもありますしね。次回はゆっくり腰をすえて食べに行こうと思います。


尚、2014年戸隠そばまつりで食べ歩いた店舗は以下の8店舗です（順不同）
うずら家　そば処　ゆたかや　戸隠奥社前食堂 なおすけ　徳善院蕎麦 極意　そばの実　戸隠そば苑　叶屋そば店　戸隠日和

以上