幻の鶏と、こだわりの食材を五感で味わう : サカエ

久しぶりに延岡市に宿泊することになりまして。
ようやくsakaé さんにお伺いすることができました。

予約したのは、基本のコース13,200 円（税込サ別）。

今回は他のお客様3名のグループがいらっしゃって、少し賑やかにスタート。
メニューの内容は次のとおりでした。

プロローグ
はじまりをお手にとって
とうもろこし　バフン雲丹
牡蠣　ビーツ
鶏魚　佐土原ナス
放血神経〆　熟成
幻の鶏　天下鶏　ホワイトアスパラ
牛頬　パースニップ
メロン
ブールノワゼットのアイスクリーム
エピローグ
コーヒー、紅茶、まれもの

ドリンクは、今回もアルコールのフルペアリングをお願いしました。

1杯目は、プロローグに合わせて。
都農のキャンベルアーリー、ブランドノワールのシャンパンの組み合わせ。すっきりとした口当たりと葡萄のジューシーな果実感がステキなドリンク。

プロローグ1品目は、さくらんぼとチーズ。
まろやか、丸みのある甘さのある、何ともキュートな逸品です。

プロローグ2品目。
アローカナの青みがかった卵、紫人参、宮崎キャビア。
濃厚でコクのある黄身が優しいまろやかさ。

とうもろこしとバフン雲丹。
スイートコーンは糖度が18〜20度ほどあるものだそう。
お花（名前が聞き取れず）を乾燥させたものを添えた繊細なお皿。
何とも優しく、そして濃い甘み。雲丹の風味と塩気が甘さを引き立たせる。

これに合わせるのは、アルザスのオレンジワイン。
蜂蜜のような香りと甘み。
素晴らしいマリアージュ。

ビーツ、岩牡蠣、バジルの冷たいソース。
ほんの少し火を入れた牡蠣の甘さと旨み、アイスクリーム仕立てのバジルソース。
牡蠣の旨味が鮮烈、色彩も美しい。

これに合わせるのは、イタリアのマルバージャ。
酸がきれいで、しっかりとした白。
これもとってもお料理に合うわ〜。

自家製パン。
ほかほか、ふっくら。
カリッとした表面は、香ばしい醤油のような風味を感じました。

イサキ、佐土原ナス。
新富町のハーブ、トマトが甘い〜。そして佐土原ナスのトロける旨さと焼きの香り。
赤ワインのビネガーもいいアクセント。

イサキに合わせるのは、シダーという品種のロゼ。
バラエティに富んだ楽しいペアリング。

川南のアカイサキ。
イサキとは違う種類のお魚なんですって。
パドロンというお野菜は、ピーマンの原種なのだそう。
らっきょうザワークラウト。
スパイシー感のあるエキゾチックな風味。

フランスのジュラ地方。
ナッツやスパイスのような特徴的な、スパイシーな香りのあるワイン。
シャルドネとサヴァニャン。

そして、いよいよ天下鶏が登場。
今回の白レバーに悶絶しました‼️
これは人生イチの逸品だと思います。
卵を持つ前の雌の胸肉。鶏肉とは思えない食感と厚みのある旨みでした。これも絶品。
フレッシュのひよこ豆、天下鶏のコンソメを使ったソースもまろやかです。
フランスのワインで香り付け。
ドイツ産のホワイトアスパラも美味しかったなぁ。

イタリア赤。
チャーミング、赤い果実のジューシーなニュアンス。
鶏の脂を切るイメージ。

牛頬の赤ワイン煮込み。
パースニップは根野菜のお料理。
夏トリュフを最後に削って、贅沢な仕上げ。
もう何もいえないほど美味しい…(^^)

フランスの南の赤。
ボリュームのあるしっかりとしたものでした。

デザート。
メロン、アーモンド、飴を割って混ぜていただきます。
ボルドーのカリソンというデザートを参考にして作られたものだそう。
楽しくて美味しいスイーツ。

高千穂バターの焦がしバターアイス。
メープルシロップ。
滑らか〜品のある甘み。

五ヶ瀬町の紅茶。
まれものは、新富町の新緑園の煎茶。

千徳酒造の酒粕を練り込んだ、チョコレートのお菓子。
尾鈴ジンを使ったマシュマロ。
見た目でも楽しくてキュートなデザートたちでした。

3時間15分。
ゆっくりと楽しく、美味しく、丁寧なコースを堪能させていただきました。
久しぶりに再訪しまして、お店の安定感というか、貫禄というか。居心地のいい、安心できるような柔らかな雰囲気を感じました。

延岡訪問では欠かせないお店。またゆっくりお伺いしたいと思います。
楽しい夜をありがとうございました。

ご馳走さまでした(^^)

昨年の夏以来の再訪です。
前回はちょっとしたアクシデントがありましたので、今回が本来のsakaeさんに初訪問でしょうか。

ネット予約したのは、季節のおまかせコース（厳選された食材からなる至福の食体験）に、アルコールペアリングをお願いしました。
ドリンクはこちらの要望に合わせて、コーディネートしていただきました。

お店はモダンでスタイリッシュ、洗練された内観ですね〜非日常を感じさせてくれる空間です。

この日のゲストは我々のみという贅沢な夜でした。

食前酒はシャンパーニュから。
果実のジューシーさ、華やかさ。トースト香のような香ばしさも。

季節のウォルカムフードの一品めは、林檎をモチーフとしたフォアグラのテリーヌ。
キュートな見た目に心を撃ち抜かれます♫
手に取っていただきました。
ビジュアルの可愛らしさとは裏腹に、濃厚な旨味のフォアグラが口の中でトロけます。

このお料理に合わせるのは、アルザスの白ワイン。
しっかりとした輪郭のある、ミネラルを感じるようなワインでした。
フォアグラとのバランスが絶妙です。

続いてのウォルカムフードは、牛ロース、カブを合わせたお料理。
柔らかく煮込んだカブを口にすると、すぐ溶けてなくなってしまいました(^^)
ロースもさっぱりとした脂が甘いです。
このお料理も、目でも楽しませていただけますね。

ベアリングは果実の味のある赤。
温度の変化でまろやかに、最後はタンニンがキュッと。
ゆっくりと味わいました♫

次のお料理は、北浦のカンパチ。
人参ジュースのソース、ビーツと合わせてタルタル仕立て。
ふわふわソースの下から、小さなサイの目にカットされた食材が現れます。
脂の甘いカンパチと、さらにオリーブかな。
食感、香りが調和して楽しくて面白くて、とっても美味しいです(^^)

これに合わせるのは、日本の辛口のロゼ。
酸がきれいで、青いニュアンスを感じる香りの良いロゼワイン。

続いて、スペシャリテ、自家用鶏「天下鶏」。
卵のクレームー。
ヴァンジョーヌのワインの香りのソースで。
このお料理、何という滑らかさ、まろやかさ、濃厚さなのでしょう。
添えられた高千穂の蕎麦の実の香ばしい香りと食感がアクセントとなっていて、素晴らしかったです。
食べ進めると、中から天下鶏が登場。
これまた、のけぞる美味しさ、悶絶する美味しさ。
ものすごい旨味と脂の美味しい鶏ですっ‼️
もう口福感が止まらない(^^)

ペアリングのフランスの白ワインはトロピカルな、甘い香りと華やかさがありました。
鶏の旨味を引き立てています。
どのペアリングも、個性のあるワインを合わせてくださいますね。

自家製のパン。
噛めば噛むほど、味わい深い。
あー、こういうハード系のパン、大好きだ♫
ものすごく美味しかったなぁ。
おかわりをもらいました(^^)

次のお料理は神経〆、熟成された究極の血抜きの北浦のマダイ。
旨味が凝縮された柔らかなマダイ…あまりの美味しさに、うならされます♫
アオリイカは軽く火入れたもの。
完璧で、絶妙な火入れ具合です‼️
インカの目覚めを添えられていました。このジャガイモは海鮮系との相性がとてもいいですね。柔らかで、ローズマリーの香りが感じられました。
このソースがたまんない(^^)

お魚に合わせて、次はアルザスの白ワイン。
カリン、レモン、イチジクのニュアンス、しっかりとしたワインがお料理によく合いますね。

続いて、宮崎黒毛和牛。
熟成バターナッツ。
完璧な火入れのフィレ肉。これは柔らかさと旨味が抜群のお肉ですね〜トロける食感で、めちゃくちゃ美味しいっ‼️
これまた悶絶しました(^^)
お野菜も旨味が溢れてきました。

お肉に合わせた赤ワインはブルゴーニュ。
ノンアルで、檜の香りを移した紅茶も出していただきました。ノンアルのドリンクもクオリティ高いっ(^^)

お口直しの飲み物はハーブ、ジンジャーミントなどを使った温かいドリンク。
口の中がリセットされて、キュッと締まる感じです。

バジルのアイス。
爽やかなアイスに、オイルのコクが加わり、バジルの風味を楽しめるデザートです。

さらに、焼き芋のアイス。
高千穂発酵バターのアイスに、感動‼️
コクと品のある甘さ、濃厚さ、風味…素晴らしいデザートです(^^)
紅はるかを使った極薄のチップス。
この逸品デザートもめちゃくちゃ美味しい。

食後のドリンクは、日本茶とコーヒーから。
日本茶は新緑園まれもの。
香り豊かですっきりした苦味。ここでの日本茶は落ち着きますね♫

コーヒーの方は爽やかな酸味と苦味。
エチオピア産のものだそう。

チョコレートのマカロン、最後はニ煎めの日本茶を。

おまかせコースはここで終了。

あらためて、たくさんの感激と感動をいただいた、素晴らしいディナーでした。大、大、大満足(^^)
お料理もペアリングも、そしてシェフの気遣いも嬉しくて楽しくて、幸せな時間を過ごせました。

心から感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました(^^)

メモが追いつかず、自分の理解不足で記載内容に誤りがあったらゴメンなさい(･･;)

また、必ずお伺いさせていただきます。

ご馳走さまでした(^^)(^^)(^^)