【再訪2】鯛だしと味噌 : 杉のや

　先日『こいけ屋』に再訪したので、仙台で再訪してみたいラーメン店のトップが『杉のや』というわけ。早速再訪となり自分は7年近くぶり…妻は初めての訪問となった。南仙台から名取にアプローチするのも久しぶりと懐かしみながらお店に到着すると店横の駐車場に止めることができた。すぐに店内には入れず風除け室になんとか入れたぐらいの待ち。メニューを眺めて注文すると同時に店内に待ち椅子に座ったのだけどすぐにカウンター席に案内された。おそらく5分も待っていないのだけど先客はテーブル席待ちのファミリー客だからのようだ。
　カウンター席に案内され座るためにコートや荷物を置くのにゴソゴソしているとなんと妻の鯛ラーメンが着丼！早すぎる！注文から2分ぐらい…自分の味噌はその後3分ぐらいで着丼。

【鯛だし醤油…750円】♫
【鯛めし…290円】♫
【味噌＋味玉…830円+150円】♫
・鯛だし醤油と鯛めしは妻注文である。
・自分は味噌なので味噌を少し食べたあとに鯛だし醤油を食べているので正確な味の確認は難しいのだけど、それでもしっかりと鯛だしの味わいを感じることができた。
・鯛めしそのものはかなり硬め、そこに鯛だし醤油ラーメンの汁を加えるとその味わいとともに美味しくいただける。でも妻の評価はあまり芳しくないようで自分が最後までいただきました。
・味噌はなかなか特徴のある味わいで、あっさりめながらしっかりとした味噌の風味が味わえます。

　味噌の印象は仙台圏の中では美味しい味噌ラーメンが食べられると思うが、自分が好きだった頃の麺組や玄龍のような病みつきになるような味噌とは違ったようだ。鯛だしも以前自分が食べたのが塩、今回は醤油だったのだが最初に食べた塩のインパクトのほうが強い。しばらくしたらもう一度鯛だし塩を味わってみたい。

GWに仙台に帰ったけど何故か自分一人の平日ランチ…
まぁそんな時は気軽な気分で最近食べログでランクアップして行ったことのないお店に行ってみよう！ということで『かえん』に続いて7位の『杉のや』(3.57)に伺ってみましょう。まぁ一昨日の担々麺が自分的には「それほどでも〜」だったので最初から期待はしていませんでしたが…そんな時ほど当たるものですね〜不思議なものです。

お昼に到着すると並んでる〜店外に一人、風除室に四人、店内の待ち席でも10人以上は腰掛けているようです。サスガの人気店になっていますね。駐車場にも次から次と車がやってきて大混雑ですよ。でも吉野家側にも駐車できるし車まで呼びに来てくれるサービスもあるようなので嬉しいですね。
ここまで来て帰るわけにもいかないので店内にある名簿に記帳し待つことにします。

店内は綺麗であるし、ゆったりした雰囲気なのでなかなか良いお店だと思います。
待っている時に気になったのは、席は空いているのに誰も案内されていないという状態が結構長いのである。そこを捌くお姉さんは並んでいる客の注文をとったり駐車場まで呼びに行ったりして忙しいのだろうけど、そこの効率の悪さは気になるものである。

並んでから30分以上が経過しカウンター席に案内されました。
椅子を見たら大きな水滴がついています…まぁカウンターにティッシュがあったので自分で拭きましたけどね…やはりここら辺はできている店は当然チェックして毎回椅子もキチンと拭くように心がけている店はいくらでもありますからマイナスに感じますね。

待っている時に注文していたのは、「鯛ダシ塩」に「全のせトッピング」だ。
他には「鯛ダシ醤油」「味噌」「鯛めし」「自家製焼豚丼」「銀シャリ」もあります。
着席してから1〜2分で登場した「鯛だし塩＆全のせ」。それではいただいてみましょ。

【鯛ダシ塩(750円)＋全のせトッピング(230円)】◎
・供されたビジュアルを見てこれは期待出来ますね！美しい仕上がりです。
・ただ焼豚、味玉、海苔が3セットだったので周囲を見回してみた。
　全のせをわざわざ頼まなくても焼豚、味玉、海苔はあったようです。
　それなら「鯛めし」を注文してみたかったなぁ…
・一口スープを飲んだ時に衝撃が走った！
・ガツンとくる鯛ダシの味わいが強力なのだ。鯛ダシというより煮干し系が強いようだ。
・後味にはしっかりと和テイストの味わいと香りが残るのである。
・ただ最初にガツンと来るスープは終盤には濃すぎたり、しょっぱすぎたりがよくある。
・麺は細麺だが低加水のタイプで適度な噛みごたえにスープとの絡みも優秀な麺だ。
・チャーシューは分厚いのが三枚もあるが味は感じられずもう少しなにかが欲しい。
・味玉は丁度良いね。このスープの中でしっかりと存在感があります。
・終盤まで飽きることなく食べることができたので深い感慨を受けました。
・ただし最後にスープだけをすすっているとやはり濃く塩辛い味がしていた。

東京の『銀笹』や『さしみや五坪』の鯛ラーメンや『進化』などの塩ラーメンと比べると間違いなく味が濃いのである。もしかすると東北人に受け入れられやすいようにワザと濃くしてある気もする。すでにこれだけの人気店…すっかりこの味が定着しているのだろうと感じます。そして残ったスープを鯛めしにかけて食べる…もしかすると此処にマッチするように味を合わせているのかもしれない。それが計算されているなら凄いね！
まぁとにかくそれらの確認も含めて次回の宿題となったし、また食べてみたいラーメンとなりました。少し甘い気もするけど期待もアリで4.0★を進呈します。