新境地、油！うまい！ : 麺屋 とがし

このほど、麵屋とがし本店が10月に「油そば」を出した。
黒（魚介かつお）、白（海老）、赤（旨辛）に、チーズ、これらをすべて食したところ、汁物が食べたくなり、１１月限定の「にぼしラーメン」を発声しようと思っていたところ、また油そばに新味登場とあっては、残念ながら油そばへ心が動いた。１１月２６日から末までの５日間、裏限定で「煮干し油そば」。まいった。
注文は券売機の「とがしの油そば」980円を押して「煮干しで」コール。ニンニク・しょうがのサービスは選択できないシステムの様子。写真は大盛り300g。極めて強烈な存在感を発揮しているのが、背脂（写真）。そしてゴワゴワワシワシの手揉み麺。それぞれ、麺と油とタレとの絡みが良く、相乗効果で旨味を引き立たせている。最初にガツンと煮干しが来て、タレのコクと美味しさを感じながら、また背脂のビッグウェーブが押し寄せます。
ちなみに、全種いただきましたので、チーズとこの煮干以外、見た目一緒ですが、掲載しておきます。

今回の煮干しは、八幡の千極煮干さんのまぜそばを彷彿とさせる煮干しの濃さがあり、好きな方はドハマりすると思います。
でも私はやっぱり“赤”。これが、あとで味変用にいただけるマヨネーズとの相性がとっても良くて気に入っています。黒は新寺の龍冴のそれに、似ている感じがしました。白は期待を裏切らない海老感たっぷり！
チーズはとろーりチーズが麺にからんで胡椒などを粗めに（ネジを緩めて）ゴシゴシひけば、とっても美味しくいただけました。
また麵屋とがしの無限の可能性に気づかされた瞬間でした。長文すみません。

ルーロー飯(写真３枚目イメージ)が大好きで、台湾に行けば朝のバイキングでルーロー、昼飯も飲茶とルーロー、晩飯も…となるほど。
ちょうど最近(本当に)家内に「ルーロー飯が食べたい！」とリクエストしていたところ、とがしのアメブロに「10月限定は魯肉(ルーロー)つけ麺」の報が！
あまりにものタイムリーさに驚いた！
どうやら若手のホープ(と私が勝手に思っている)、野坂氏が利府のかいじへ異動になるタイミングでの置き土産的な(？)、異色の限定展開。「社長の一発オーケー」をもらった自信作なら、期待ばかりが膨らむ。
完全に舌はルーローで、気に入ったら毎日行こう(行けるわけないのだが)と決意しつつ、訪店。
ファーストインプレッションは「ん？ルーローは？あの肉どこ？」麺の上にはいつもの豚ももレアチャーシューとバラチャーシュー、味玉。そしてルーローには欠かせないチンゲン菜。
あれ？ルーロー？つけ汁の中をまさぐっても「ない！」
とがしのコロチャーか、もしくはバラ肉の角切りをそれ用に五香粉入りのタレで味付けしたものがトッピングされるだろう、と想像して行ったので、一瞬拍子抜けしかけた。
ところがつけ汁を一口食して…衝撃！
完璧ルーローです！うまい、旨い！ウマイ！上手い!!!
ブログをちゃんと読んでいなかった。「ペーストした肉が入っている」とのこと。しっかり感じました。こんなWスープ初めて！
ん？「魯肉飯味付けの肉ペーストと濃厚豚骨魚介のWスープ」と書いてある、いや、『①魯肉飯味付けの肉ペースト、②豚骨、③魚介のトリプルスープ』それぞれが風味や味を主張しつつ、融合して相乗効果をなしていると思います！うまい！
しっかりと五香粉を感じつつ、一心不乱に麺を絡めては口に運ぶを繰り返し、ものの３分で完食させていただきました。最後にいただいた、ライスボールが嬉しい！食べ進めていくうちに、やっぱり本物の魯肉飯がたべたいなー、って思った頃にそれを叶えてくれる、一口ライス。
美味しくいただきました。ご馳走さま。
考案した野坂氏の、今後の、利府でのますますのご活躍をお祈り…いや、ご期待…いや、確信しています。
【注】わたしはとがしの関係者ではありません

本年、テイクアウトが始まってから出ていた「グリーンカレーつけ麺」を逃してしまい、来年までお預けとあきらめていたのに、でました！
「スパイシートマトカレーつけ麺」待ちに待った気持ちを抑えきれず「とがしの‥」に。
とがしのスパイシートマトカレーつけ麺、並盛・大辛をオーダー。１２３０円です
まずは麺が着丼。麺の上には、煮卵、バラチャーシュー、低温チャーシュー、ほぐしチャーシューの３大肉トッピングと、赤と黄のパプリカ、紫玉ねぎと、ビーツのベビーリーフが彩りを添えています。その彩り野菜のうえにパラパラと、、、これ、なんだろう？（なめてみたけど、最後まで分かりませんでした）←すりおろしたカレールーかなと。一口でもつけ麺食ったらわからないヤツ…。
きれいな盛付で、さらに食欲が増します。
次に着丼したつけだれには、初見で目を引くシュレッドチーズが。
中にはいつものごんぶとメンマがしっかり入っていました。

今回はあえて「カレー粉はつかわず、数種のスパイスをオリジナルブレンドした」とブログにあるとおり、よりスパイス志向な一杯になっているよう。
私が大辛をコールしたため、そのスパイス感はだいぶ感じました。あまりトマトは好みではないので、そこまでトマトトマトしていないのも私的には◎。
スパイスは何だろう…。クミン・コリアンダー・ターメリック・・・齋藤氏の絶妙ブレンドで太麺に絡みつくカレー風味がとっても美味しい！大辛だと、しっかり舌がビリビリとするほどなので、辛い物が苦手な方は、おススメの中辛か、小辛を。
最後に余ったタレで「ライス！」と発声したくなる一杯。僕はたくさんタレを付けて麺を食べるのであまりタレが残らなかった。そしてダイエット中のため「半ライス」とか、最後にあまったつけだれに合わせて「ちょいライス」があるとうれしーなー。な一杯でした。

ごちそうさん！

若手のホープ・野坂氏の限定
濃厚明太クリームつけ麺1,050円
をいただきました。
個人的に好みです。タレに10時間も漬け込んだピリ辛のデカ巻きチャーシューも柔らかく美味。
スイスチャード(という葉っぱ)に麺をくるんで、タレにつけてもうまい。
アイデア満載の元気がでる一杯でした。

なにやら齋藤店長の自伝ブログからの～限定公開となった今回。なるほどと思いつつ、その渾身の限定目当てにお邪魔しました。

2020年6月、100食限定・香ばし鯛の潮ら〜麺、900円。

ラーメンの出汁にはとっても難しい(私の勝手な思い込み？)『鯛』です。
透明度の高いスープから仕事の丁寧さと、シンプルでもしっかりとバランスの取れた一杯に“料理人齋藤”の真髄を見ました。
醤油も使っているとブログに書いてありましたが、印象は塩、汐、その名のとおり、潮(うしお)。
かつて函館の名店「あじさい」に魅了され、その塩ラーメンを食べてから10年超、すべての塩ラーメンを「まだまだ」と否定してきた自分にとっては、衝撃でした。「あじさいより旨いかも…」。出汁も塩も麺も違えど、私の中でジャンルは塩。その最高の一杯を超えました。きっと。
大切にしっかりと味を確かめ記憶し、忘れないうちに、確認しに函館に行こうと決意した瞬間でした。

行きつけ麺屋とがしの新麺化は、当然うまかったので特段レポートしなかったのですが、新メニュー「野菜」シリーズ。
濃厚野菜つけ麺(1,080円)・大盛と発声。ほぐしチャーシュー(180円だったかな)と、その後の約束はなかったため、ニンニクをトッピング(おろし生姜かニンニクが選べる※サービス)。
野菜が、バカみたいではなく、ほどよくたんまりと乗っていました。さほど空腹でないときは普通盛りでも良いかも…。
もちろん濃厚スープとの相性はバッチリです！
麺と野菜、麺と肉、麺と海苔など、いつもどおり、しっかりと味わいながらいただきました。
ごちそーさん！

濃厚魚介スープ×味噌×蟹という、見ただけで旨いにつられて…。
２月限定麺「とがしの濃厚蟹味噌ら～麺」1,100円
いまどき「味噌ラーメンがウリ」と言いながら、野菜たっぷりなのに中華鍋で煽らない(私個人としては)邪道の味噌が蔓延するなか、火柱立てて律儀に煽るなら、見届けけねばと足を運んだ。※味噌＝煽らなければならない、は、完全に私の主観です。そんな(煽らない)味噌も美味しければあっていいとは思いますが…
とがしグループの「海老」同様、まずは挨拶代わりの「蟹ガツン」。蟹の荒々しい旨味が、口のなかを包み、自家製麺の、噛むごとに増す小麦の香りと相まって相乗効果を成している。
「とがしの」を選択したので、分厚い豚バラのチャーシューのほか、鶏のレアチャーシューと味たま付。
麺…いつも通りの自家製麺うまい。濃い味のスープ絡まる太麺
スープ…絶妙バランスの味噌と自慢のスープ、しょうがを感じたとき素直に「嬉しい」と思った
別蟹みそ…一口頬張るとまさに「蟹みそ！」。スープとの相性抜群、途中で混ぜて、旨いもんだから全つゆしちゃいました
ご馳走さま。何度か、もっと食べたい一杯でした！

ほとんどの企業が御用始めとなる令和２年１月６日、本日スタートの限定麺・海老醤油ら～麺(夜、※昼は塩らしい)、いただきました。
滅多に取らないレンゲを手にして、まずはひとくちスープを啜ると、芳醇な海老の香りが口のなかを包み込む。麺はお得意のワシワシ手揉み麺…淡麗系だし、「ん？細麺のほうが合うかな」と一瞬頭をよぎった次の瞬間、とがし製麺特有の小麦の良い香りと海老が合わさり、何とも言えない味わい深い一口になりました。
チャーシューの上には、ペースト状にした海老がザラザラと舌を楽しませつつ、また深い香りを放ち、さらに楽しませてくれました。
海老好きではない自分も、大変楽しませていただきました。
全つゆ。ごちそうさまでした。
今年も美味しいラーメン、つけ麺をたくさん食べに来ます！

裏限定！ジャンキーお好み焼きSOBA1,000円
見た目も味もしっかりお好み焼きです。なに食いに来たのか…(笑)
ボリュームたっぷりの手揉み麺をどんぶりに盛り付け、熱々の油を注げば、ジュッという音とともに、香ばしい香りが漂う。そこにソースをかけて、一気に食す油そばスタイル。
最初は軽くタレを混ぜ合わせた麺を食し、あげだまやチーズのトッピングを混ぜ合わせて味の変化を楽しむ。僕は紅生姜とソースのマッチングが好き。お好み焼きと一緒。
ただ、もう、ほんの少し、タレに、とがしらしさというか…。ただのお好み焼きじゃない、つよいソースの味に打ち勝つ何かが欲しかったです。
とはいえ旨いです。いつまでなのか、間に合うかたは、お試しを。

いつもの本店で裏限定「柔らかお肉の旨辛豚つけそば」麺は大盛(300g)、大辛、ニンニクなし(しょうが)1050円です

ワシワシゴシゴシコワゴワ手揉み麺と、やっわらかいふわとろチャーシューに、旨辛つけたれのコラボレーションがサイコー！
そしてなにより、細切りの赤かぶ漬が良い！口のなかをサッパリ、リセットしてくれます。
魚粉を絡ませて…うまい
ニンニクではなく(ニンニクかしょうがを選べます)おろししょうがを絡ませて…うまい
ここでつけだれも味変します。
また、卵黄は放っておいたら割れて麺に絡まっていました。それをつけだれにつけて…うまい

至極の一杯をいただきました！

限定彩り野菜のグリーンカレーつけめん950円。これまででサイコーの出来だとおもいます。とーっても美味しい！朝昼晩一週間これでいい！

久々に限定を楽しむ
濃厚昆布水の貝だしつけ麺1,000円(大盛375g)
ネッチョリがごめ昆布を使用した珍しい昆布水麺。着丼の瞬間、商品名の「濃厚」は昆布水にもかかっているかと気づかされました！
①香り高い昆布水に浸けてある麺を食す…とがしの麺ってこんなに旨かったんだと再認識
②それに塩をつけて食べてみる…旨い
③貝だしスープに浸してみる…研究しつくされた味のマッチングが完璧です
④酢橘(すだち)を麺に絞ってみる…①～③を繰り返すとまた楽しみが増します。
④の①と③が好きな味でした！
暑い日に、二日酔いが治らないランチや、具合悪い日の一食目食事にもオススメ。店長らしい、優しい中にも芯の通った一杯をいただきました。
たまに舌を打つ、鰹の風味が飽きさせない「濃い味好み」の自分をも十分楽しませてくれます。
提供は６月いっぱいくらいか…。玄人ウケし、中毒者が出そうなとがし本店の限定は、わざわざ足を運ぶ方も、損しない納得の味だと思います。

安定の…赤。きょうも赤、たまにちがうもの頼んでも、食べ終わると「やっぱり赤が食べたかったなぁ」ってなるから、赤。
そして最近やたらと会う、麺をあげてくれている若い方。雰囲気も、仕事の所作も、小気味良い。
「最近店長は泉ばかりで、居らずにスミマセン」
…安心して店を任せられる店長の気持ちがわかる、彼の作るスープは間違いなく美味しいと思います。主観ですが…。彼がスープこさえているのか、わかりませんが…。
とにかく、彼がいるときのスープは、斎藤さんのとは、少し違う良さがあります(どちらも好き)。
すごくたくさん食べているので、斎藤さんと、その他の方のスープは、食べて違いがわかります。彼がカウンターにいて、「ん？きょうは斎藤さん系？」と思うと、奥から斎藤さんでてきて「やっぱり斎藤スープか」って思う。とがしに彼がいてよかったって思います。飽きない。

次は…、ガツンとくるような、彼の「裏」や「限定」が食べてみたい。

ここに初めて来たときのこと、全くおぼえてはいませんが、よく見つけたもんです。こんなに自分の好みに合うつけ麺はなかなかありません。
さて、いつもの濃厚赤を。
他店にみない旨辛の調合はベストバランスで絶妙！

限定。会津地鶏の濃厚味噌ら～麺1,200円