餃子は外せません : 広東飯店　美香園

広東料理のこちらのお店。
その昔、仙台ホテルの中華レストラン壽林の張シェフのお店です。老舗のいいホテルでした。
ホテル出身のシェフのお店と思って行くと拍子抜けしちゃうと思いますが、よくある大陸的中華屋さんの雰囲気です。
お昼休みを外していたのでお客さんが引けたタイミングで2階に案内されました。

ランチだと通常メニューより少し安くいただける五目焼きそば850円（通常だと890円）
に決めましたが、餃子も食べたい。
ここの餃子が美味しいんです。
5個で540円。3個とか2個とかあればいいのに。メニューで見つけられませんでした。
私の食べる量をご存知の方ならもうおわかりですね?（笑）絶対ムリだから。
でも食べたいんですよねぇ。

お店のお姉さんにちょっと聞いてみました。
餃子はテイクアウトができるそうなので、食べ残した分だけ持ち帰られるかと。
そしたら、OKと言うことで餃子もオーダーしました。

提供は早いです。
まず、五目焼きそばが来ました。
こんなに量多かった?
お皿に並々と盛られていました。
しかも色が黒くて一瞬ひるんでしまいました。
中国の黒い醤油を使っているのかもしれません。
豚肉、海老、イカ、白菜、人参、蓮根、椎茸等々具だくさんであんもたっぷりです。
しかも熱々。
色味に反して味わいは上品な薄味です。
むしろ薄味で飽きがきません。
麺も細めで茶色い麺も独特な感じがします。
あんを絡めて食べると美味しいですよ。

付属のスープは、ナメコと豆腐のトロリとしたスープです。これも味の割には色が濃かったです。

餃子も来ました。
特徴的な独特の皮の包み方。
これ、太った金魚に見えるのは私だけ?
金魚の世界では美人系。
包み目が綺麗なので、普段の餃子と違い焼き目は下です。
皮は薄めであんがぎっしりでジューシー。
頼んで正解。
やっぱり美味しい。野菜と肉と皮のバランスがいいですね〜。

案の定残ったので持ち帰りました。
容器代は20円。
夜に油薄めでフライパンで焼き直して食べました。
ジューシーさは失われませんでした。
テイクアウトもいいかもと思いました。

車で仙台に来るときは仙台駅近くより定禅寺通りに止めることが多いです。
着いたのはお昼過ぎです。

ここから一番町を歩いて食べるお店を探してもいいけれど気になっていた「美香園」さんへ。
今は無い仙台駅前にあった老舗の仙台ホテル出身と伺いました。
仙台ホテルの地下にあった「壽林」さん、すごーく好きでした。
地下街には銀座銘店街があり銀座の「東哉」さんや「サヱグサ」さん「くのや」さんが入っていらしてプチ銀座でした。
仙台ホテル直営ではカレー屋さんと中華の「壽林」さんがありました。

そんな仙台ホテルの中華の料理長さんとのことで期待は高まります。

伺ってみたところ普通の中華屋さんの見た目です。
お昼過ぎても混んでますよ～。
２階へということで上がりますが決して広くはないです。
以前のホテルで中華とは雰囲気が違いますが皆さん美味しそうに召し上がっています。

私はあんかけ焼きそば。
夫は黒酢酢豚をオーダーしたら「単品ですか？」と聞かれたので「定食で」と。
それから餃子をお願いしました。

階段も狭いので、お料理は下で調理してダムウェーターで上がってきます。

なんか席がぎゅうぎゅうです。
人気だからしょうがないのかなあ。


来ました。

あんかけの色はしょっぱそうに見える黒ですが中国醤油かな。色ほど味は強くなかったです。
麺の焼き具合もよかったです。ちょっと焦げ目があるのが好みです。
付属のスープはナメコと豆腐の中華スープでした。トロミが付いていて美味しかったです。

夫の酢豚定食。
来たのは黒酢の酢豚じゃなくケチャップの酢豚でした。
夫はどちらでもよかったみたいです。
単品なのか定食なのかの時に意思の疎通が足りなかったんですかね。
大きめな具ではなく小ぶりでした。
味はよかったですが見た目がチープに感じました。


餃子。これがよかった。
このポッチャリとした見た目。具がたっぷりなんですね。
綴じめも美しいですよねぇ。
薄めの皮で綴じめも少なくなる包み方はこんな感じになるんでしょうか。
美味しさが考えられた形だと思いました。
よくある焼き目が上になっていません。
１つだけ裏返してみるとカリッとした焼き目が付いています。

あ～！胡椒ッ酢じゃなく、お酢お醤油ラー油で食べちゃいました。
次回は胡椒とお酢で食べたいですね。

仙台ホテル時代のサービスや雰囲気は味わえませんが繁盛の理由がありますね。
次回は点心中心で色々食べてみたいと思います。