これぞ本物、絶品のづんだ餅！　中心街から離れているが、訪ねるに値する特上の味。 : エンドー餅店

［宮城県仙台市］［来訪回数：2回］
2019/8/11（日）
JR仙山線・東照宮駅近くにある餅店。

場所は… JR東照宮駅を出て、仙台方面へ南下、次の信号を左折してすぐ。
仙台方面から向かう場合、花京院から宮町通りを北上し、宮町5丁目交差点を右折してすぐ。
よく目立つ、づんだ色の建物。
東照宮駅から徒歩5分、JR仙台駅から北へ2km（徒歩30分）。木曜定休。
クルマの場合、居酒屋 "ぼんてん漁港" と仙台銀行の間に、専用駐車場（19～21番）があるとのこと。

仙台に住んでいても、ずんだ餅を常食するということは無いのである。
だから 1年半暮らした中で、ずんだ餅を食べた機会は数えるほどしかないのだが、
その中で最も印象に残った、美味しかったのがこちらのお店。

創業1948（昭和23）年。
伊達政宗の時代から使われる "づんだ" という表記にこだわる。
店先には簡素なイートイン用テーブルも設けられ、その場で出来立てを食することも可能。

づんだ餅のほか、あんこ餅・くるみ餅・草餅・大福・おこわなど、餅屋さんらしいラインナップ。
特に、おこわのおむすびはオススメできる品だ。
詳細は 1回目の "行った" をご参照あれ。

賞味期限は、なんと「当日中」。
よくある透明なパックな包まれたずんだ餅 5個、当時は一人で食べきるのに難儀したもの。
だが、その美味しさは 4年経った今でも、鮮明に思い出せる。

店頭には以下のような商品が並ぶ。
　づんだ餅、極みづんだ餅
　塩豆大福、草大福、がんづき（白・黒・みそ）、おはぎ、くるみゆべし、すあま
　いなりおこわ、赤飯おこわおにぎり、味付おこわおにぎり

づんだ餅は、普通と「極み」の2種類がある。
どちらも宮城県産大豆を100％使用だが、後者の方が豆の質が良いとのこと。
いずれも冷凍と常温の品が用意されており、常温の場合は1日しかもたない。

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■極づんだ餅（5個入￥1080）※軽減税込8％
蒸しあげた餅に、枝豆入りの甘い餡をまぶした、宮城・山形名物の餅菓子。

5年前に比べると、ちょっと小さくなった印象。
それでも、香りの素晴らしさは健在

もう、とにかく香りが素晴らしい。
蒸し上げた枝豆そのものの、芳醇とした言いようがない豊かな香り。
それをまとった、きめ細かくて柔らかい、コシのしっかりした純白の餅。
口にすれば幸せが込み上げ、日本人で良かった～と思える瞬間である。

今回は一家に持って帰ったのだが、餅好きの両親も大絶賛！
日持ちがせず高価なので、小さめのパック１箱にしたのだが、
もっと買ってくれば良かったと後悔。

原料へのこだわりも、徹底している。
餅米は、石巻市で作られたブランド米「みやこがね」を100％使用。
枝豆は、宮城県栗原市産の「秘伝豆」100％使用。
5年前は北海道産を使っていたようだが、震災復興に伴う変化か、宮城県産に戻した様子。
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駅で気軽に買えるずんだ餅も良いが、観光客の皆様には、ぜひ一度本物の「づんだ」を試してみていただきたい。
次回は、宮城県の郷土菓子 "がんづき" も購入してみたい。

［宮城県仙台市］
2014/6/14（日）
青葉区宮町四丁目にある、餅の専門店。
づんだ餅を求めて、訪れた。

JR仙台駅の北方2km、歩くとすれば30分程度。
仙台東照宮から続く宮町通りから、少し東側へ入ったところに、
よく目立つ、づんだ色（グリーン）の建物。

入口には、「仙台名物・づんだ餅」ののぼりが誇らしげにたなびく。
ちなみにホームページのアドレスも zundamochi.com (^-^)

決して目立つ立地ではないが、私がいた短時間のうちにも、ほかに2組の来客あり。
専用駐車場は、奥の方にあるらしい。

店内正面に、さまざまな餅菓子を並べたショーケース。
　・づんだ餅　・ミニづんだ餅（冷凍）　・草大福　・豆大福　・串だんご
　・おあげおこわ（油揚げ入り）　・おこわおにぎり　・赤飯おにぎり
　・がんづき（東北の郷土菓子、蒸しパンのようなもの）
　〔期間限定〕・しそ餅　・わらび餅

簡素なものではあるが、休憩用のテーブルが2卓あり、
イートインしようと思えば、出来るのかもしれない。

私は生のづんだ餅と、おにぎり2種を購入し、自宅で食してみた。

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■づんだ餅（5個入￥700）
生ものであり、賞味期限は当日中。
食感の変わらないうちに、急いで食べよう…

パッケージを開けると、ぎっしりとづんだ（枝豆餡）が詰まっている。
箸で持ち上げると、1枚1枚の餅は薄く伸ばされている。

この餅の食感が、実に素晴らしい！
ずっしり、みっちりとでも表現できようか。
「餅は餅屋」とは言い得て妙。
餅屋の矜持、こだわりを強く感じさせる、美味なる餅である。

づんだ餡の方も、不要な甘さは全くなく、
豆の素朴な香りが、ふんわり生きている。

餅の材料は、宮城県塩釜産のブランドもち米「みやこがね」100%。
づんだの方は、北海道中札内産のブランド枝豆「大袖の舞大豆」100％。

これぞ「づんだ餅」の完成形、と言わんばかりの出来映えだ。
ボリュームはあるのだが、つい2個目に手が伸びてしまう。

※1個残った分を、翌日の朝（購入後18時間）に食べてみたのだが、
　食感は残念なほどに失われていた。

　一人で食べる場合、一気に 5個食べきるのは難しいと思われるので、
　冷凍ではあるが、ミニパックの購入も検討したいところ。

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■おこわおにぎり（￥130）
ラップを外すと、醤油の香りが花開く。
もち米の一粒一粒が、つやつやと輝いている。

口に入れると、醤油の香りはさらに明確になる。
しかし全く塩辛さはなく、むしろ包み込まれるような味、そして食感の優しさ。

具ではなく、ご飯そのものを味わうという、
おにぎりの原点回帰体験だ。

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■赤飯おにぎり（￥130）
こちらも、もちもちとした食感が身上。
塩味はうっすら付いている程度だが、
やはり、もち米そのものの美味しさで食べさせてくれる。
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仙台駅からは遠く、徒歩・公共交通で店を訪れることは難しい位置だが、
観光客向けにデフォルメされたずんだ餅ではなく、
是非こういった本物を食べていただきたいと、切に願う。