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仙台国分町・味わい豊かな老舗おでん店。登米名物「油麩丼」は、旨すぎる一品!
[宮城県仙台市] [来訪回数:2回]
2012/11/1(木)
国分町・稲荷小路にあるおでん屋さん。
1949年の創業から、63年の歴史を誇る。
3年ぶりの仙台。
予定より仕事が長引いてしまい、仙台駅に着いたのは21:40。
タクシーでホテルに駆け込み荷物を下ろし、さっそく夜の国分町に繰り出した。
国分町といっても、こちらの店があるのはメイン通りから一本外れている。
歌舞伎町を彷彿とさせるメイン通りとは異なり、こちらの通りは落ち着いた雰囲気がある。
繁華街にあって、なかなか風情のある店構え。
年季の入ったL字カウンター。その外周に座敷席。
カウンターには8名、座敷には6名ほどの先客。なかなかの賑わいだ。
カウンターに落ち着き、まずは生中を注文。
お通しは、なめこと菊花の和え物。
菊花は山形でよく食されるが、東北らしさがあり、食卓に花を添える一品だ。
入店22:10、ラストオーダー22:30のため、目当てのおでんを続けざまに注文。
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■1皿目
薄く、金色に透き通った出汁が目を引く。
かなり薄味で、実に上品な味わい。
ホームページによれば、「青森陸奥湾でとれるイワシの焼き下しと昆布だけ」の出汁とのこと。
まずは大根(¥170)。
出汁の味がよく分かる。言うまでもなく、極めて上品な仕上がり。
サックリ、ホコホコとした食感が、寒い夜に嬉しい。
次は、さんまのつみれ(¥270)。この店自慢の一品。
大根とは好対照、青魚の濃厚な旨味が、ぱっと口の中に広がる。
出汁が薄味だからこそ、素材の味わいが浮き彫りになるのか。
思わず、ビールが進む。
注文せずにはいられなかった、いいだこ(¥120)。
かんぴょうの鉢巻を締めた、かわいいタコさん。
見た目よりコリコリ、なかなか歯応えがある。
気合の入った、タコさんである。
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■2皿目
もやしのおでん(¥120)は、私としては初体験。
さんまとは正反対に、食材自体の味が薄いので、出汁そのものの味わいを楽しむことができる。
シャッキリした繊維の食感が良い。
ごぼう巻き(¥220)は、ふんわり柔らかなすり身。
上品な出汁と相まって、どこまでもやさしい味わい。
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■油麩丼(ハーフ¥380)
宮城県の北端内陸部にある、登米(とめ)のB級グルメ。
この値段で良いのでしょうか…(^-^)
丼はB-1グランプリに出るなど、B級グルメとして着実に知名度を高めているが、
油麩(仙台麩)という食材自体は伝統的なものだ。
フランスパンのような麩を、そのまま油で揚げ、風味を高めたもの。
もちもちした皮の強い歯応えが特長で、鍋に入れたり、煮物の具にしたりして楽しむ。
しっかりもっちりとした食感も最高だし、
出汁をよく吸った油麩が旨すぎる!
紅生姜のアクセントも的確に効いていて、最後まで飽きずに食べさせる勢いがある。
油麩は、肉の代用食・タンパク源として工夫されたものだそうだが、
私、むしろ肉以上に、好きかもしれない。
これはもう、絶品のひとこと。
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閉店が近づいたので、お会計… ¥2030。
素晴らしいコストパフォーマンス。
店員さんは、大変丁寧な接客で、好感が持てる。
また今度、ゆっくり時間を取って、訪れてみたい。
短時間ではあったが、仙台グルメの口火を切る一軒目、幸先の良いスタートとなった。
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■2013/10/23(水)
仙台市民となったいま、ランチタイムに 1年ぶりの再訪。
比較的広い店内だが、カウンター14席も小上がりの座敷もほぼ満席。
カウンターの席間は狭く、隣のお客さんと腕がぶつかるレベルの窮屈さ。
(前回は呑んでいたせいか、そうも思わなかったが…)
次から次に入る注文、店内は戦争状態で、
ゆったりくつろげる感じとは、ちょっと違うかも。
ランチは一品を除き、¥500均一。
・おでん定食 ・登米名物油麩丼 ・かつをたたき丼
・稲庭うどん定食 ・稲庭ざるうどん定食 ・きりたんぽ鍋定食(¥800)
おでんは常に煮込まれているので、提供も早い。
お代わりも無料のようだし、この値段は魅力的だ。
前回食べて気に入った油麩丼と迷ったが、今回はきりたんぽ鍋をお願いしてみた。
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■きりたんぽ鍋定食(¥800)
一人用の鉄鍋で、あつあつが提供される。
秋田名物のきりたんぽ、私にとっては初体験。
鶏肉(比内地鶏?)、ごぼう、ねぎ、せり、山筍、舞茸、えのき、きくらげ、糸こんにゃく…
鶏は精肉だけでなく、ハツ(心臓)やレバーも投入されている。
期待以上に、具材豊富だ。
澄んだ醤油ベースの出汁が美味。
レンゲですくいつつ、出汁をおかずにご飯が食べられる感じ。
きりたんぽは、一口サイズにカットされて鍋底に沈んでいる。
ご飯を竹輪のように棒に巻きつけて炙ったものを「たんぽ」、
それを切ったものが「きりたんぽ」だという(Wikipediaより)。
もちもちしていて、(米なので当然だが)醤油出汁によく合う。
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これからの季節、身体のあたたまる鍋をランチでいただけるのは嬉しい。
ちょっと慌ただしく、狭苦しいカウンターが残念だが、人々に愛される理由が分かる店である。
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よい子
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よい子さんの他のお店の口コミ
店名 |
おでん三吉(さんきち)
|
---|---|
ジャンル | おでん、居酒屋、日本酒バー |
予約・ お問い合わせ |
050-5596-3066 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
仙台市営地下鉄南北線・勾当台公園駅(南1出口)から徒歩3分 勾当台公園駅から180m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QRコード決済可 (PayPay、d払い、楽天ペイ) |
サービス料・ チャージ |
お通し代として300円頂戴いたします。※コースの場合はかかりません。 |
席数 |
66席 (1階カウンター、3階いす席・個室) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 18人 |
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店入り口に灰皿有り |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、スポーツ観戦可、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可 |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
ドレスコード | なし |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1949年 |
電話番号 |
022-222-3830 |
備考 |
キャッシュレス決済がご利用いただけます。 |
初投稿者 |
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[宮城県仙台市][来訪回数:3回]
2022/4/30(土)
国分町にある おでん屋。
9年前の感想は、1回目の "行った" をご参照あれ。
場所は… 定禅寺通(三越前)から向かう場合、一番町アーケードを通り過ぎ、次の角を左折。
虎屋横丁に入ると、すぐ左手に見つかる。
勾当台公園駅・南出口1から徒歩3分。JR仙台駅からバス・タクシー利用で約10分。
駐車場なし。日曜・祝日定休。
この日は 4月の終わりと思えない寒波が到来し、山形の方では雪が降る始末。
身体が熱燗を欲して、こちらの暖簾を久しぶりに潜った。
創業は昭和24(1949)年。
空襲で一面の焼け野原となった仙台。終戦から4年、混乱の中で人々は
温かいおでんを食し、心を癒したのかもしれない。
この日は連休中とあって待ち時間があったが、店頭に飾られている創業当初の品々、
民芸品などを眺めていると、ほどなくご案内となった。
展示を見る限り、創業者は秋田から仙台に出てきた方のようだ。
1階客席は L字カウンター15席、小上がり2~4人掛け×6卓程度。
3階にも客席があり、お客さんがエレベーターで行き来していた。
全席禁煙。WiFiが使えたりするのは、意外と今風。
おでん鍋の見えるカウンターが特等席。
お客さんの様子、店員さんとのやり取りから、盛り場らしい活気が伝わってきて
なんだか嬉しい気分になる。
歴史があって渋い雰囲気の店だが、若い客層が比較的多いのも特徴。
若い男性が一人で熱燗を傾けているのを見ると「お兄さん、やるな~」と思ってしまう(^-^)
お品書きの一部を紹介すると…
〔おでん〕大根、たまご、こんにゃく、糸こん、昆布
たけのこ、じゃがいも、さといも
とうふ、がんも、ちくわ、はんぺん、ごぼう巻、串だんご、さつまあげ
いか、つぶ貝、ホタテ貝、ロールキャベツ、ウインナー、牛タンつくね
〔一品〕 じゅんさいおろし、ぎばさ酢、冷奴、塩辛
刺身各種、焼魚(はたはた・いわし・ししゃもetc)、はたはた唐揚
油麩の豆板焼、チーズちくわ揚げ、焼鳥、牛たん焼、かにサラダ、サーモンサラダ
〔シメ〕 茶めし、お茶漬け、油麩丼、稲庭うどん、なめこ汁、ぎばさ汁
9年前に食べた、登米名物の油麩丼もかなり美味だったので
おなかに余裕があれば、シメに注文してみることを勧めたい。
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■お酒
◎熱燗(¥473)※税込10%
おでんといえばコレ!
湯せんで温めるので、酒の風味を損なわず、穏やかに仕上がる。
提供温度もバッチリ! おでん出汁とはこの上ない相性♪
◎冷酒「鳳陽」(グラス¥660)
宮城県富谷市・内ヶ崎酒造店。県内に残る最古の酒蔵。
ふわりと穏やかに、酔いが回ります。
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■おでん
出汁は、イワシの焼き干しと昆布だけで取るという。
塩加減は強すぎず、具材の持ち味をじわりと引き出す。
◎いいだこ(¥165)
かんぴょうの鉢巻きを締めた、可愛らしいタコちゃん。
この店のマスコット的存在(たぶん)。
◎大根(¥275)
おでん界、絶対のエース。
出汁の味わいを吟味するには、最高の食材。
じゅわり。
◎ふき(¥220)、わらび(¥220)
おでん鍋から現れた山の幸。それぞれの食感に心躍る。
かんぴょうがカットされているのは、2人でシェアするための配慮かも。
◎とうふ(¥220)
今回食べた中で、とりわけ気に入った一品。
醤油を絡めた刻みねぎを乗っけて食べるのだが、これが滋味深い。
◎にら玉(¥330)
この店の名物のひとつ。綺麗に円く仕上げた玉子の中に、にらが散らされている。
おでん出汁の味わいだけで食するので、非常に上品な印象。
イエロー×グリーンの色合いも印象的。
◎サンマのすり身(¥330)
三陸らしさを感じるすり身。
サンマ全体が使われているから旨味深く、熱燗とあわせれば、染み入る美味しさ。
◎牛タンつくね(¥330)
仙台らしいおでん種。牛タンはもともと脂の多い部位なので、わりとこってり系。
こちらはビールと合わせたいかな。
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■一品料理
◎お通し(¥330)
筍とわかめをさっと煮た、若竹煮。
すっきり仕立てで、一品目から出汁の旨味を感じさせる。
◎刺身盛合せ(小¥1320)
マグロ・カジキ・シメサバ・甘海老・イカの5点盛り。
おでん屋の刺身もあなどれない。
◎笹かまチーズ焼き(¥528)
宮城名物の笹かまに、大葉とチーズを加えて焼き上げた一品。
あらかじめカットされているので、シェアしやすい。
淡泊な味わいの笹かまが、チーズのコクと大葉の香りで、さらに味わい深くなる。
添えられた柚子胡椒とも、最高の相性。
自宅で笹かまを食べるときにも、参考になる調理法かも。
◎三角油揚げ(¥583)
仙台市西部・定義山の名物。仙台に来ると、思わず注文してしまう。
ポン酢でさっぱり頂く。カリッとクリスピーで、大豆の味わい深し。
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ほろ酔い気分でお会計。クレジットカード・交通系ICカードなど利用OK。
後から気付いたが、創業者の出身である秋田名物が散見されるので
次回来訪時は、そのあたりを攻めたいと感じた。
リーズナブルなのに、雰囲気があって上品。
国分町でちょっと日本酒を呑みたいとき、最適の選択だと思う。