［再訪］二度目にして、源氏の完成形は仙台にあると知る…アハハハハッ！ : 源氏

◼︎ 基本情報
□ 地域：宮城県＞仙台市
□ ジャンル：居酒屋
□ 食べログでの評価
(2017/10/17)★3.61/171口コミ［5位/1425軒］

◼︎ ディテール
1950年(昭和25年)創業。
宮城県仙台市のJR仙台駅からほど近い、仙台の文化横丁にある居酒屋だよ。

こちらには、幾つかのオリジナルルールがあるようだね。

① お酒は１人４杯まで。
② お酒の代金には、お店お任せの一品料理代が含まれる。
③ 一品料理の他、アラカルトでおつまみのオーダーは可能。

四文屋のキンミヤ３杯まで的なルールだが、確かに、昔の居酒屋は必要以上に酒は売らなかったそうだが、そつした良き名残なんだろうね。

前回の訪問から約2年ぶりに訪問したよ。

◼︎ 訪問時の状況

□ 訪問時間：平日22時40分頃
□ 予約有無：なし
□ 混雑状況：先客4組8名［待ち時間なし］

◼︎ 西島兵庫の感想

□ 料理・味：★3.3/ 相変わらず糠漬けが旨い
□ サービス：★3.0/ 過不足ないサービス
□ 雰囲気　：★4.0/ しっとりした雰囲気が◯
□ コスパ　：★3.5/ トータルCPは高め
□ 総合　　：★3.5/ 源氏の完成形は仙台にあり！
(3.35)

□ オススメ：できれば三杯目まで飲みたい

各項目の詳細は、下記に記載したので、お時間のある方、興味のある方はどうぞ。

◼︎ 料理・味

［2017/09］
□ 浦霞特別純米(1100円)

醸造アルコール入りは体質的に合わないので、純米と明記されているこちら選択したよ。
前回のレビューで、お任せ料理には

⚫︎ 一杯目：日替り料理とぬか漬け
⚫︎ 二杯目：冷奴
⚫︎ 三杯目：刺身
⚫︎ 四杯目：おでん又は味噌汁

という規則性があると書いたが、今回もそれは変わらずの様子だね。
前回は二杯いただいたので、今回は三杯目以上と思ったが、残り時間が20分程度なので、泣く泣く一杯で失礼したよ。

創業以来の糠床を使って漬けるという糠漬けは相変わらず日本酒によく合うね。
暫しの古き良き時代へ回帰した楽しい時間は、あっという間に過ぎたよ。

◼︎ 総合
こんな店にふらっと立ち寄れる仙台市民が羨ましくなる店だね。
やはり、源氏という名には人を惹きつける不思議な魅力があるよ。

だが、源氏という名には光と陰があるね。
光は輝かしい武功と偉業、陰は同族同士の血みどろの争いだろう。

前九年の役・後三年の役で大いに名を上げた八幡太郎義家により、河内源氏は大きな信望を集めるが、弟・新羅三郎義光の謀略により、一族相討って没落してしまう。

鎌倉幕府を打ち立てた頼朝は、弟・範頼と義経を殺害し、自身の血統の保全を図るが、その子である二代目将軍・頼家は妻・政子に失脚させられ憤死、頼家の跡を継いだ頼朝の次男・三代目将軍・実朝は頼家の子・公暁に殺されてしまう。
このように一族が殺し合い、遂には嫡流の血統が途絶えてしまったんだよ。

嫡流に次ぐ血統である足利家も似たようなもので、室町幕府を開いた足利尊氏は弟・直義と相争い、結局は殺してしまった…

さて、飲み屋にとっての光とは最高の酒と酒肴を提供することであり、その影とは客を悪酔いさせることだろうね。
そういう意味では、４杯までしか提供しないものの、最高の酒と酒肴が楽しめるこちらは節度あるゆえに光のみの飲み屋、源氏の完成形と言えるんじゃないかな。

何より、こちらでカッコよく飲めるようになれば、光源氏になれるかもしれませんよ。アハハハハッ！

◼︎ 食べログでの評価
(2015/09/13) ★3.79/183口コミ［仙台市エリア×魚介・居酒屋 2位/1283軒］

◼︎ ディテール
言わずと知れた、1950年(昭和25年)に開店したという、仙台の文化横丁にある名居酒屋だよ。

こちらには、幾つかのオリジナルルールがあるようだね。

① お酒は１人４杯まで。
② お酒の代金には、お店お任せの一品料理代が含まれる。
③ 一品料理の他、アラカルトでおつまみのオーダーは可能。

まるで、四文屋のキンミヤ３杯まで的なルールだが、確かに、昔の居酒屋は必要以上に酒は売らなかったから、そうした良き名残なんだろうね。

被災地の状況を見て、胸が一杯になったせいか、お腹も一杯なので、食事前の一杯を引っ掛けに行ってきたよ。

◼︎ 訪問時の状況

□ 訪問時間：平日22時頃
□ 混雑状況：店内８割程度［待ち時間なし］

◼︎ 料理・味

□ 一杯目：裏霞生一本(1100円)＋味噌蒟蒻＋ぬか漬け
□ 二杯目：高清水初しぼり(1000円)＋冷奴

お酒に付属してくる一品料理には、下記のような、規則性があるらしいよ。

⚫︎ 一杯目：日替り料理とぬか漬け
⚫︎ 二杯目：冷奴
⚫︎ 三杯目：刺身
⚫︎ 四杯目：おでん又は味噌汁

味の方は、ぬか漬けを除けば、特筆すべきものではないね。
ぬか漬けは、創業以来の糠床を使って、漬けたそうで、どおりで美味しいわけだよ。

お酒の方にしたって、別にこちらで醸造しているわけではないから、ここならではという話はないしね。

ただ、こちらは、料理・味だけで語ってはいけない店であることは、他の方もレビューしている通りだよ。

◼︎ サービス
サービスレベルは他の店と大差ないね。
ただ、これまた、単にサービスレベルだけで語ってはいけない店であることは、他の方もレビューしている通りだよ。

◼︎ 雰囲気
こちらの真骨頂はこれだよ。
光調を落とした感じの店内では、多少、声の大きい方もいるが、比較的落ち着いて飲めるね。
そして、楚々とした女将が配膳してくれるのが、何ともいい雰囲気を醸し出し、ちょっとした高倉健気分に浸れるよ。

これは、複数人で行った時には、なかなかわかりづらいかも知れないけれどね。

◼︎ CP
妥当な値付けだろうね。
払う価値ありだよ。

◼︎ 総合
出てくるものは、ただの小料理屋の延長線上にあるものに過ぎないのだけど、高評価も頷けるよ。
そんなに行く機会はないのに、仙台に来たなら、また寄りたくなる、不思議な魅力というか求心力を持つ店だね。

そういや、同じ名前を持つ、源氏の血筋というものも、不思議な魅力や求心力を持っており、源頼朝や徳川家康とは異なり、たいした大略も持たない足利尊氏を、征夷大将軍にまで、押し上げてしまった歴史があったなあ。

なるほど、「源氏」という名には、不思議な魅力があったのは、今に始まったことではなかったね。アハハハハッ！