伊勢志摩コースに、伊勢海老活造りなど単品を追加してみました。 : 伊勢海老　海鮮蒸し料理　華月

此方に伺う4～5日前のこと…、
「伊勢海老の活造りは絶対に食べたい」という大前提のもとで、
此方のお店のメニューをあれこれと比較検討しておりました。
コースに伊勢海老活造りが付くのは、伊勢海老三昧コース（8640円）からで、
その上は値段が上がるにしたがって内容も豪華になっていくのですが、
同行の家内や息子は伊勢海老にそんなに執着がある訳ではなく、家内はむしろ牡蠣好きなんです。
私も活造りと蒸し物が頂ければ、それでいいって感じ。
三昧コースに付く伊勢海老の唐揚げは不要かな？
しかも三昧コースは2名様からとなっているので、活造りは2人で1尾かも？
ならば、伊勢海老が蒸し物のみの伊勢志摩コース（4320円）に抑えて、
単品で伊勢海老活造りや牡蠣などを追加オーダーしようじゃないか！
結論が出たところでお店のHPを見たら、11月23日の予約が残りわずかになっており、
あわてて即座に予約をしました。

11月23日の18時、家族3人で伺いました。
カーナビで検索してみると、私が泊まったエクシブ鳥羽アネックスからは約2㎞。
食べログに記載されている各地からの所要時間（エクシブ鳥羽から3分）は、いずれも車での時間のようでした。
実際、お店は車でなければ不便なところにありますが、鳥羽駅からは送迎してくれるようです。
カーナビに誘導されるままに車を走らせていくと、住宅街の中に落ち着いた風格のあるお店が現れました。
広い駐車場に、車がびっしり。
わずかに残ったスペースに車を止め、店内へ。
店員さんが愛想よく迎えて下さり、生簀のあるカウンター席の前を通って奥の座席へ案内してくれました。
店内も、大箱にして広い。
座敷が計94席に、カウンター16席、個室（テーブル席）16席なのだそうですが、それでも広々と感じる空間！
そして、個室は不明ですが、カウンターを除いて座敷は見事に満席でした。
シーズンや週末などは、4日前までに予約するのがベターのようですね。

既に伊勢志摩コースで予約していたので、当初の作戦通り食べたいものを単品で追加しました。
伊勢海老活造りは、小5000円、大6000円と聞き、小を2尾。
それに、さざえの造り（1300円）×２、鳥羽産焼き牡蠣（5個で1000円）をオーダー。
ビール（家内はノンアルコール）で乾杯したあと、お造り用に日本酒を吟味。
伊勢神宮の新嘗祭に長年奉納されていたという「伊勢の白酒（しろき）」にしました。
ちょうど、この日が伊勢神宮の新嘗祭で、何か縁を感じたので…
この伊勢の白酒は間をおいて少しずつ開封しなければ噴出してしまうほどの強い炭酸で、
「どぶろくのシャンパン」なのだそうです（厳密には、シャンパンと言ってはいけないけど）。
料理に必ずしも合っているとは思わなかったけど、それ自体がとても美味しい♪

コースのお造りは、鰆。
もちっとした食感で、特に腹側が美味しかったです。
さざえは、噛むのに苦労するほどに硬くて、コリッコリ。
磯の香りはおとなしめで、貝らしい旨みはしっかり。
やっぱり…というか、回転寿司屋のものとは、全然違いますな。
ただ、肝の部分が出てこなかったのが、ちょっともったいない…。
プリッ、トロ～の伊勢海老造りは、やっぱり美味しいな♪
この旅の本懐を遂げることができました。
家内と息子は数切れ食べただけなので、私が1尾は頂いたかな＾＾
牡蠣は水温が下がらないと育たないそうで、ちっこい＾＾；
焼き牡蠣は、火の通りがレアで私は蒸しより好みでした。
けど、ここは家内に花をもたせて、私と息子1個、家内3個で。

ここから、コースの蒸し物に移ります。
木曽檜の蒸籠で蒸された、野菜、伊勢海老、牡蠣。
茄子、南瓜などの野菜は味噌味でトロトロ。
これが意外に美味しくて、酒に合う。
伊勢志摩コースの蒸し伊勢海老は、蒸しあがってみるとちっこい…
ちょっとケチり過ぎたかも？
もう少し大きいと、ぶりぶりした食感がもっと楽しめたのでしょうね。
頭の隅までしゃぶり尽くし、店員さんに上手と褒めてもらえました＾＾
先述の通り、私はレア焼きの牡蠣が美味しいと思いましたが、
家内は蒸し牡蠣にもご満悦の様子でした。
で、そのあとは伊勢海老の味噌汁に、蒸し飯、デザートはきな粉掛けのところてん。
伊勢海老の味噌汁は美味しいだけでなく、ほっこり温まりました。
会計は、酒代も含めて一人1万円ちょっと。
十分に満足できましたよ。
伊勢海老をたらふくなら、「尽くし」、「極み」コースのほうが良かったのかも知れませんが…。