ディナーメニューに期待していたが : 中華バルSAISAI。

2回目の訪問　2022年10月23日

2022年7月1日に、三重県桑名市の中華バルSAISAIのランチをいただき、美味しかったので妻と共に夜の食事をいただきに伺った。

椅子に座ると同時に、メニューも見ていないのに、若いアルバイトと思われる店員さんが「今日のお勧めはとろサーモンのカルパッチョです。」と2回も繰り返す。
ちょっと不躾な案内だと思った。
海外産の養殖サーモンは産地によっては抗生物質を多量使用している国もあり注意しているので、「サーモンの産地はどこですか。」と尋ねた。
すると、わからないらしく聞きに行った。
ノルウェｰ産とのことなので、注文することにした。
飲み物を先にということだったが、生ビールがアサヒスーパードライだったので、瓶ビールのキリンラガーとウーロン茶を注文した。

それから、二人でメニューの検討をした。
私は、材料や味付け・展開を考えてあれこれ考えるのが好きなのだが、妻はインスピレーションで食べたいものをあっという間に決めてしまう。

とろサーモンのカルパッチョ（1180円）
げんこつ肉の黒酢豚（980円）
スペアリブの黒胡椒炒め（1280円）を上げる。
メインに行く前にと、プリプリ海鮮春巻き（2本　680円）、やみつき焼きぎょうざ（480円）を入れ込む。
これをまず第１弾として注文。

とろサーモンのカルパッチョは、サーモン　大根千切り　春雨素揚げ　ナッツ　パクチー　トマト。
トマトは花の飾り切りと凝っている。
サーモンも美味しいのだが、レモンの酸味がもう少し欲しかった。

プリプリ海鮮春巻きは細く長く、皮はパリパリで海老の歯応えと旨味が良かった。
やみつき焼きぎょうざは、前回のランチでも食べて美味しかったのでもう一度食べたかった。
大振りの棒餃子でとにかく具沢山で色々な味が楽しめて旨い。
ここまでは、良い導入部。

げんこつ肉の黒酢豚。
野菜なしの豚肉のみの酢豚。
豚肉はげんこつと言うだけあって大きいが、噛むとフニャとほどけて、揚げた豚肉の弾力がなく歯応えがない。
黒酢餡もメリハリがなく、酢豚の魅力があまりない。

スペアリブの黒胡椒炒めもちょっと。
スペアリブも食感が酢豚と同じフニャフニャで二つの料理の素材と調理に違いがなく楽しめない。
おまけに黒胡椒の風味がまるでないので、黒胡椒を下さいと言うと、ふってきますと言って戻ってきたが、風味が増したようには感じられない。

豚料理を二つ頼むのも選択ミスだったかもしれない。

ここで、この食事を立て直すべく、酒を紹興酒　古越龍山　あつかん（480円）に変更。
それから、お店の人気No2の海鮮入りふわぁ〜ふわぁ〜カニ玉（980円）と妻も好きな海鮮バリそば（980円）を注文。
ちなみに人気No1はげんこつ肉の黒酢豚だった。

海鮮入りふわぁ〜ふわぁ〜カニ玉が届く。
期待の一品だ。
残念ながらカニ玉の上のメレンゲが一部崩れ美味しそうな姿に見えない。
カニ玉に白身のメレンゲを乗せたアイデアはいいと思う。
でも、ふわふわのメレンゲの下の卵焼きが硬すぎる。
黄身の卵焼きも柔らかくなければ、このカニ玉の一体性がないのではないだろうか。
また海鮮と言いながら、海鮮の旨みもない。

海鮮バリそばは、餡にダシの味が感じられない。
ランチで食べた塩ラーメンは旨かったのに。
もちろん海鮮の味も感じられない。
さらに、具材にレタスを使っている。
味の薄い餡がさらに水っぽくなる。

昼のランチは美味しかったのに、夜はどうしたのだろう。
期待して来たのに、非常に残念だった。

ごちそうさまでした。

初めての訪問　2022年7月1日

本当に久しぶりに、AEON CINEMA桑名で映画「ベイビー・ブローカー」をみてから夫婦で訪れた。
食べログでレビューを見ても、先鋭的なメニューを出すお店として注目していた。
12時半ごろ到着。
ほぼ満席に近かったが、運よく奥の4人席に座ることができた。
店内は少し照明を落とし、中華バル的な雰囲気を醸し出している。

ランチメニューは、SAISAIランチセット（1210円）（週替り料理　前菜4種盛　ライス　スープ　中国茶）　脳天SHIBIRERU麻婆豆腐セット（1210円）（麻婆豆腐　前菜4種盛　ライス　スープ　中国茶）　SHISEN坦々麺セット（1210円）（坦々麺　前菜4種盛　ライス　中国茶）の3種類。
週替り料理はメバルと夏野菜の唐揚げ海苔みぞれソースだそうだ。
妻がSHISEN坦々麺セット、私がSAISAIランチセット、追加でやみつき焼き餃子（400円）と白ねぎ塩麺（780円）を注文する。

8分ぐらいで前菜4種盛が届く。
内容はプチトマトリキュールマリネ　尾鷲産鰤のカルパッチョ胡麻風味　牛蒡スティック唐揚げ　水餃子。
鰤のカルパッチョがなかなか旨い。

続いてやみつき焼き餃子。
棒状で5本が並んで焼きもきれいで食欲をそそる。
餡の具材が多種多様で複雑な味、さまざまな食感が楽しめまさに病みつきになるおいしさ。
ビールが欲しくなる。

SHISEN坦々麺は周辺部から中央に向けて挽肉味噌・青ネギ小口切りが盛り上がり、中央に赤唐辛子1本がちょこんと載り、糸唐辛子天盛りなったちょっと凶悪な感じ。

白ねぎ塩麺は左手に炙りバラ肉チャーシュー　フライドオニオン　右手にゆで卵半個　中央部にもやし　茹でキャベツ　白髪ネギ・糸唐辛子天盛りと整った出立。
スープは旨味が濃いが清澄なスープ。
麺は縮れのある中細ストレート麺でスープとの相性も良く、よくできた塩ラーメンだ。

この時、妻に異変。
坦々麺が食べられないという。
味はよく辛さは大丈夫だが、舌が痺れて無理なのだそうだ。
辣味は大丈夫でも、花椒の麻味には弱かったようだ。
そこで、私の白ねぎ塩麺を妻に渡し、坦々麺を私が食べることになった。
私は、辣味はあまり強くないが、麻味は好きだ。
確かに胡麻を抑えた麻辣風味の担々麺で花椒が効いている。
平打ち極太麺が歯応えよくスパッと切れる。
少し舌が痺れたが美味しくいただいた。

SAISAIランチセットの週替り料理、メバルと夏野菜の唐揚げ海苔みぞれソースが届いていたが、担々麺を先に食べていたので少し冷めてしまった。
煮た大根の上にメバルと茄子の唐揚げ　オクラ　人参飾り切りのうさぎが載り、ソースはズッキーニ　コーン　赤パプリカ小口切りが入った青海苔のソース。
メバルと茄子の唐揚げがパリッとして旨い。
中華風のとろみのついたソースがたっぷりで、ご飯を投入してあんかけご飯で食べた。
そして、妻のご飯は、担々麺の残っていたスープで雑炊にて完食。
食後のお茶は、アイスルイボスティーでスッキリ。
店員さんに綺麗に食べていただきありがとうございましたとお礼を言われた。

満腹のランチだった。
ディナーのメニューもあったが、興味を引く料理がそこかしこにあった。
ぜひ、ディナータイムにも訪問したいものだ。

ごちそうさまでした。