KUMAOのお散歩　第７７回　～ＫＵＭＡＯ　今年も届かなくとも祝ってあげる～ : パティスリー サン・ミッシェル

さてだね、久々の「ＫＵＭＡＯのお散歩」シリーズでありまする。
なに、おうち近辺など旅では無い飲み食いの備忘録なのだよ。

今日は暦の上では立春、3年2ヶ月と1日前に亡くなった今も愛しき相方の誕生日。
毎年ささやかながらケーキを買ってきて、想いは届きはしないけれど祝ってるだよ。
今年は何処でと色々と考えてだね、おうちの近くにあるじゃないかとなって。
たくさんのフォロー中のみなさんが訪問されている模様、期待は膨らむだよ。
行こう行こうと思いながら、今まで放置していたお店で。

こう言っては何だけれども「何でこんな場所に」なトコにだな。
「松阪まなび野の森」なるのがあって、それはカフェや和菓子店や園芸店などの集合体。
亡き相方とも何度も前を通った事はあったけれど、入った事は無かったのだよ。
住宅がいっぱいな中で隣には薄暗いビジネスホテルな、まあ辺鄙な場所でだな。
まあね、そういったトコにＫＵＭＡＯも生息しとるんだけれどね。
昔は何だったっけなあ、木材置き場とかだったような気がするけれど。
豊かな植栽の中に店が点在する洒落た場所で、女子受けしそうな感じでだのう。
白雪姫とかオズの魔法使いとかな感じの、松阪市街に突然のメルヘンの世界。
その中にコチラのお店もあって、岐阜・名古屋・鈴鹿で活躍されたフランス人パティシエのお店。
綺麗なお花が植えられたアプローチを通って、お店へ向かうだよ。
平屋建ての切妻屋根のお店、店頭にはテラス席もあって。
店内は「撮影禁止」との控えめな表示があって撮れなかったや。
入ると左右とフロア中央に焼き菓子などがいっぱいで、物凄く美味しそうな甘い香り。
左と正面の奥に色とりどりのケーキが並ぶショーケース、店内には3名ほどのお客さん。
で、ＫＵＭＡＯは生前の相方が好きだったモノを思い浮かべもして。
　クラシックショコラ　390円
　フルーツタルト　　　460円
　チーズケーキ　　　　450円
　合計　　　　 　　　1300円+ＴＡＸ　を購入。
チョコレートとイチゴが好きだったからね、チーズは嫌いだったけれど。
チーズはＫＵＭＡＯが好きだから、ソコは忖度してくれろ相方よ。
チーズケーキが好きやねん、ＫＵＭＡＯはよ。
赤い袋を下げておうちへ。

お供えをしてからだな、まあもちろんＫＵＭＡＯが食べるだよ、食べないとだよ。
3個も買ってしまったのは多かったかもだけれど、頑張って食べるのだ。

クラシックショコラ
　ホロホロとした食感、底部はクッキー生地でサクサクして対比が面白い。
　粉糖と共に上に頂いたクリームと、ホロホロ濃厚チョコ本体の合体は中々美味しかったですよ。
　ガトーショコラほど濃厚では無いけれど、コッチの方がしつこく無くてイイかもしれん。
　イチゴの優しい酸味とチョコレートは合うよなあ、誰が発見したのかね。

フルーツタルト
　一番上にだな、柿と梨ですぞ。
　中々珍しいと思うしとても美味しい、他にイチゴ・キウイ・バナナ・パイン。
　厚さ1㎝ぐらいのクッキーな感じのの上に、ウマウマなカスタードがこんもりでだね。
　そこの上に色々なフルーツの皆さんが乗っかっとっただよ、カスタードもウマウマで。

チーズケーキ
　何か・・・えらいスリムにカットしとるなとは思ったけれど、コチラのイチオシ商品みたいで。
　食べてみるとだね、そのどこまでも何とまろやかなる事か。
　舌に纏わりつく濃厚な旨味、とんでもなく美味しい、何で今までこの店に来なかったのかのう。
　上部は堅くないけれど底部や側部はサクサク美味しい。
　コレならホールで食う自信があるＫＵＭＡＯ。

カロリー的に1人でケーキを3つも食べたので、この日の晩ご飯になってしまったＫＵＭＡＯ。
ケーキが晩ご飯って・・・随分と随分なるＫＵＭＡＯだけれど、仕方あるまい。
急いで通販で買ったクリスティアーノ・ロナウドの腹筋のをやってみたりするＫＵＭＡＯ。
　※　コレは効果があるだよ　個人差があるかもだけど腹筋割れてきたよ
アレぐらいホリが深くなればモテモテなのに、腹筋のでは効果は腹筋だけに限られるだよ。
顔面にしたら大変なことになるかもしれんだよ。

いやいや、それはそうとして、でもね。
ＫＵＭＡＯはとても幸せな気分であったよ、とてもね。
たとえ届かなくとも、ココロの中の相方と一緒にその誕生日を祝っていると思ってね。
年に一度の一言を直接言う事さえも出来ないけれど、おめでとうとね。
本心を言えば虚しく無いと言えばウソだけれど、今はもうそれぐらいしか出来ないし。
そんなの独りよがりの自己満足ではあるけれども、それは物凄い分かっているけれどね。
そうでもしないと辛いしね、今でも辛いのだよ、相方よ。
せめて、美味しいのでもって祝えて良かったなと思っただよ。
　　
とても美味しいのをありがとう、ノルマンディー出身のギヨム・エティアンブルさん。