【あべの・天王寺】エスニックでアジアチックなお店10選

【あべの・天王寺】エスニックでアジアチックなお店10選

さまざまな民族が暮らすアジアには、風土や歴史を背景に、国や地域によって特徴的な、それぞれの民族料理があります。あべの・天王寺周辺で、各地域の食文化の魅力を伝えるお店10店を厳選、ここにご紹介します。

更新日:2022/09/20 (2018/06/06作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる429の口コミを参考にまとめました。

味を通してそれぞれの風土や歴史を伝える

 さまざまな民族が暮らすアジアには、国や地域によってそれぞれ民族の料理があり、風土や歴史を背景にした、特徴的な味を今に伝えています。
 「トムヤンクン」に代表される、辛さの中に酸味や甘みが重層的に折り重なるタイ料理。「フォー」や「ゴイクン」など、生野菜やハーブをあしらったヘルシーで優しい味わいのベトナム料理。「ダルバート」など、インド料理とはひと味違ったまろやかな風味のネパール料理等々…
 あべの・天王寺周辺で、各地域の食文化の魅力を伝えるお店10店を厳選、ここにご紹介します。

オッソ【タイ】

3.15

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: -

オッソ

 近鉄・大阪あべの駅の松崎口から出て、庚申街道を南にしばらく進んだところの松崎町は、有名な「あべの辻調理師専門学校」があるだけでなく、帝塚山と並ぶ高級住宅街です。ここには、個人経営の雰囲気のいいお店が点在しています。
 ここもそんなお店のひとつ、タイ料理のレストランバーです。入り口から想像するに反して店内は広く、カウンター席とテーブル席合わせて30席ぐらいかな。きっちり分煙されているのが有難い。

「裏あべの」の上質エスニック

オッソ

 ここもそんなお店のひとつ、タイ料理のレストランバーです。入り口から想像するに反して店内は広く、カウンター席とテーブル席合わせて30席ぐらいかな。きっちり分煙されているのが有難い。だいぶ前から聞き及んでいたんだがなかなか機会がなく、ようやくこのたび妻殿と訪れることができました。
 タイ料理といえばこれは外せません。「トムヤムクン」(780円)は固形燃料でテーブルで温めるスタイル。辛さと酸味はやや控えめで、日本人には食べやすい。海老と香味野菜から抽出される出汁の旨さは格別です。別注の「パクチー盛り」(200円)と合わせるとさらに香味豊かになってきます。

オッソ

 「パッキーマオ」(880円)はきしめんのような平打ち麺の焼きそばです。米由来の麺はモチモチプリプリで、やや甘めでスパイシーな風合いはいかにもアジアンテイストです。
 このお店、なんでもこの近くの「遠東(ファーイースト)」の元料理長が独立してオープンしたとのこと。料理の質もさることながら、若いのに気が利くスタッフのホスピタリティーがいいですね。値段も梅田や難波と違って阿倍野価格。リーズナブルなのもいいですね。

わのわカフェ【ネパール】

3.44

夜の金額: ¥2,000~¥2,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

わのわカフェ

 「あべのベルタ」地下1階で、色鮮やかなエスニックな雑貨が並び、ひときわ目を引いているのがネパール料理・カフェのこのお店です。
 マサラ・ミュージックが流れる店内は、5席ほどのカウンター席と、2人がけ、4人がけのテーブルが5卓ほどで30人ぐらいの収容。ホテルのロビーのように玄関や壁のないオープンなスタイルなので開放的。全席禁煙なのがいいですね。

ビル全体が隠れ家状態の阿倍野ベルタでネパールカレー

わのわカフェ

 ランチタイムにはカレーのランチがあり、チキンとベジタブルの2種盛り(950円)では、メインのお皿はご飯をセンターにして両サイドがカレーとなっています。
 ベジタブルは野菜がごろごろ、野菜の持つ甘みがあってあっさりといただけます。いっぽうのチキンはとろ けるほど柔らかく煮こまれた手羽元らしき鶏肉が入っていて、どちらのカレーも子供からお年寄りまで食べやすそうなマイルドなチューニング。

わのわカフェ

 飲み物はチャイを。ネパールでは「チャイ」ではなく「チヤ」と言うそうで、こちらでもそう呼ばれています。「チヤ」のほうが「茶」の発音に近いですね。まろやかで、ミルクの甘さが際立つ感じで、スパイス風味は抑え目です。ナッツとドライフルーツが添えられてるのがうれしいですね。
 巨大な建物にもかかわらず、このビル全体が隠れ家と化したベルタであるが、喧騒を避けてほっこりと昼食をいただきたいときにいいですね。

遠東 阿倍野店【タイ・インドネシア・ベトナム】

3.47

夜の金額: ¥3,000~¥3,999

昼の金額: ~¥999

遠東 阿倍野店

 地下鉄・阿倍野駅の1号出入り口からあべの筋を天王寺方向に少し進み、最初に現れる路地を東に入ってすぐのところにあるアジア系レストラン・カフェです。
 店内はアジア風…ていうかバリ風といってもいいかな。妖しいイメージのある「裏あべの」には違和感すらあるエキゾチックな空間で、テーブル席が主体で50席ぐらいのキャパです。

「裏あべの」の老舗エスニック

遠東 阿倍野店

 ランチタイムには5種のプレートメニューがあり、ナシゴレン、ガパオ、ターリ、プラトート・プリック、カオマンガイの各プレートには、それぞれサラダ、ガイトート、 ミニデザートが付いて1, 000円。
 インドネシアの焼き飯・ナシゴレンのプレートは、まるいプレートの上にサニーサイドアップの目玉焼きが乗ったナシゴレンと、たっぷりのガイトート、そして蝦片(いわゆるえびせん)ときゅうり、スイートチリが添えられています。
 ナシゴレンはタイ米のような長粒種です。かなり甘めの味付けで、パラパラ感はなくやや重めの風合い。エビや焼き肉などかなり具だくさんでボリウム感があり、目玉焼きを潰して混ぜ合わせるとマイルドになっておいしいですね。
 ガイトートは鶏モモ肉をロース トしてあるタイプ。パリッとした皮目の食感が良いですね。スイートチリがさわやかです。

遠東 阿倍野店

 食べ終わったころ合いを見計らってデザートの杏仁豆腐が運ばれてきました。
 阿倍野再開発やあべのハルカスの出現によって、大変貌を遂げたあべの・天王寺界隈ではあるが、この「裏あべの」にはまだ少し昭和の雰囲気が残っています。昭和の時代では考えられないほど健全になったとはいえ、「裏あべの」にはまだまだ面白いスポットがいっぱいありそうですね。

ニャムニャム食堂【カンボジア】

3.51

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: -

 大阪メトロ・阿倍野駅の5号出入口からあべの筋を住吉方向に少し進み、「タカラブネ」のところの路地を東に入ってすぐにあるアジア系レストラン・カフェです。
 店内は4席のカウンター席と壁に向かった小テーブル席がある、たった10席の小さなお店で、壁面にはワチャワチャと張り紙があって賑やか。実にアジア的です。

薫り豊かなカンボジア料理に悩殺

ニャムニャム食堂

 「チャー・クルーン・サイッモアン」(ライス付き900円)。まずその薫りに悩殺されてしまう。スパイスやハーブの混じり合った複雑な香りに加え、ライスが香ばしく薫ってくる。これは堪りません。
 野菜と鶏がたっぷり盛られていて、これをライスに乗せ、添えられてるタレとともにいただきます。こぶみかんやレモングラスの爽やかさにガーリックの強烈な風味が混ざり合い、口のなかでいろんな味が化学反応を起こし合っている感じです。

ニャムニャム食堂

 ピーマンやタマネギなどの野菜の火入れが絶妙で、シャキシャキした食感を残しつつも、野菜の甘さが引き出されています。添えられてるタレはが甘くて酸っぱくてピリ辛で、その独特の発酵臭はクセになる風味です。
 料理は店主おひとりで一から手づくりしているので、やや時間がかかります。しかしその分、美味しい料理が出てくる訳だから、相殺してさらにお釣りがあります。ここではゆったりとアジア的な時間経過を楽しめばいいと思います。

QUAN ONG NHAT【ベトナム】

3.17

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ~¥999

クアン オン ニャット

 JR大阪環状線・寺田町駅の北改札口を出て、目の前の横断歩道を渡ってマクドナルドの右側の小道を入り、道なりに右に曲がってすぐのところ。公園の目の前にあるベトナム料理店です。
 それほど広くない店内には20席ぐらいのテーブル席と5席ほどのカウンター席があるのみ。ところどころにベトナム風の装飾があるものの、テーブルは低く、喫茶店を什器ごと居抜きで使っているのがすぐに判ります。

初めて耳にする料理の数々に迷う…迷う

クアン オン ニャット

 「ブン・ティット・ヌン」(790円税別)は、麺の上にたっぷりの生野菜とハーブ、揚げ春巻き、豚肉などが盛られ、砕いたナッツが散らされています。別の器に入ったヌックマムがベースのタレには、千切りのニンジンが混ぜ込まれ、甘酸っぱく、そしてピリ辛。
 「ブン・ティット・ヌン」のブンは細い米麺のこと。ビーフンですね。シャキシャキの野菜とビーフン、そしてピリ辛のタレが合わさって、実に爽やかな美味さです。食感の対比もいいですね。

クアン オン ニャット

 揚げ春巻きには挽肉がたっぷり入っていて、これはこれで旨い。一品で食べても美味しいでしょうね。ブンは意外にたっぷり入っていて、これだけで結構お腹いっぱいになりました。
 実に多種類のメニューの中でこれはほんの一端。このお店の本領を知るには何度も訪れる必要がありそうです。

cham cham【タイ・ベトナム】

-

夜の金額: -

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

cham cham

 JR阪和線・美章園駅から阪和線の高架に沿って南田辺駅方面に少し歩いたところ。阪和線のガード下にある東南アジア料理のお店です。
 店内は実に狭小の厨房と、それを囲う6席ほどのカウンター席があるのみの、おそらく6畳間ぐらいの広さで、女性店主お一人で営業されています。

華やかな香りと味わいの「チャムチャムプレート」

cham cham

 「チャムチャムプレート」(1,100円)は、平皿にはこんもりジャスミンライスが盛られ、周囲にバジル炒めとレッドカレー炒め、そして生野菜が配さています。
 バジル炒めをライスとともに口に運ぶと、バジルの風味ととジャスミンライスの香味が口の中に広がります。
 辛さはマイルドで、口の中に鶏肉の旨みとジャスミンライスの甘みが残ります。今度は玉子を潰して一緒に食べると、辛くて甘くてまろやかな風味が楽しめます。

cham cham

 レッドカレー炒めはスパイス感の中にクリーミーな甘みがあり、こちらもマイルドな味わいです。海老とフクロ茸のプリプリした食感がいいですね。
 食べてるうちに全体が交ざり合い、ひと匙ごとに独特の風味が楽しめます。

堀内チキンライス【タイ・シンガポール・ベトナム・沖縄】

アジア・エスニックWEST百名店2022選出店

3.56

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ~¥999

堀内チキンライス

 天王寺、阿倍野橋の両駅から国道25号線を東に下ったところ、天王寺町南2丁目のバス停前にあるチキンライスがメインのお店です。
 店内はテーブル席、カウンター席合わせて14席。ランチ時には行列になったりすることも。

アジア料理と沖縄料理が同時に楽しめる

堀内チキンライス

 チキンライスといってもシンガポールの海南鶏飯と、そのヴァリエーションであるカオマンガイ(タイ)、コムガー(ベトナム)といったアジア各国の鶏飯のことです。
 海南鶏飯(750円)は、鶏のスープで炊いた長粒種のジャスミンライスと鶏肉を、生姜かピリ辛のタレでいただくスタイル。カオマンガイでは濃厚で塩辛いタレに、コムガーは甘酸っぱいタレに変わるもののベースは海南鶏飯と同じです。
 ご飯はジャスミンライス。これが実に美味しい。口に入れた途端にフワッと香りが広がり、米の甘みも感じられる。鶏は脂っこくなくさっぱりしているが、かといってパサパサでもない。それにそれぞれのタレが変化を加える。これはスプーンが止まりません。

堀内チキンライス

 ここは居酒屋的な使い方もでき、特に泡盛が充実していて、アテもジーマミ豆腐といった沖縄モン中心。特に沖縄そばは絶品です。
 居酒屋風にも関わらず20時までは禁煙なのがうれしい。店主は元漫画家とのこと、漫画付き手描きメニューは必見!

ポンガラカレー 天王寺MIO店【スリランカ】

3.26

夜の金額: ¥1,000~¥1,999

昼の金額: ¥1,000~¥1,999

ポンガラカレー 天王寺MIO店

 JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ本館11階にあるお店です。
 店内はカウンター席とテーブル席、合わせて30席位でしょうか。エスニック調を感じさせない、ファストフード店のような明るい店内は、初見の利用者でも入りやすそう。

スリランカカレーの名店が天王寺にOPEN

ポンガラカレー 天王寺MIO店

 野菜中心の副菜を楽しむ「スリランカプレート」(1,100円)を注文、カレーのチョイスはマトン(+100円)にしました。丸いお皿の中央にバスマティライスが盛られ、その周囲にカレーや各種副菜が並ぶとともに、天にパパドの切れ端が刺さっています。
 カレーは例のマトンのカレーとレンズ豆のカレーの2種。副菜はひよこ豆、ビーツ、ジャガイモ、ココナッツなど。最初は各カレーを一口づつ味わってみる。マトンは確かにスパイシーで、直線的な辛さがあるが、追ってマトンの旨みがやってくる。レンズ豆はお粥のような優しい風合いで、こちらは癒し系。

ポンガラカレー 天王寺MIO店

 バスマティライスは香りも良く、カレーやそれぞれ個性的な副菜のまとめ役を果たしています。この手のカレーには相性抜群ですね。
 最後ははこれらすべてを混ぜ合わせていただきます。口腔・鼻腔に広がる華やかな味と香り。それにココナッツのキシキシした食感が合わさって複雑怪奇な味わいが実に楽しい。これぞスリランカカレーの真骨頂です。

シンチャオ【ベトナム】

3.02

夜の金額: -

昼の金額: ~¥999

シンチャオ

 JR阪和線の美章園駅から北に少し歩いたところ、阪和線のガード下にあるベトナムの食材店です。
 冷蔵ケースの中に各種ハーブが詰まっていて、棚には色鮮やかな調味料や麺がずらっと並んでいます。

シンチャオ

 フォー(750円)には大ぶりの牛肉が乗り、玉ねぎやパクチーなどの野菜が散らされています。まずはスープを啜ってみる…牛肉ベースのあまり主張のないあっさりしたスープなのだが、味付けが薄味なので旨味が際立ちます。
 半透明で平べったいフォーはつるんとした食感で、歯触りも良好。淡泊なスープと淡泊な麺との調和が良好。時おり香る独特の風味はパクチーですね。レモンを搾ると一気に爽やかになります。

シンチャオ

 バインミー(550円)は大ぶりなもの。パンの部分をひと口かじってみると、パンは表皮はしっかり硬くクラムはもっちりとしたクッペ独特の風合いながら、フランス系のサクッとした食感は希薄です。
 中身は各種ハーブ系の野菜と豚肉や鶏肉、玉子焼きなど実に多彩。豚肉のコク、シャキシャキと歯ごたえのいい野菜の瑞々しさが合わさって美味しい。ヌクマムの旨みと独特の風味、そこにコリアンダーの香味と、ちょっとピリ辛の味付けとが相まって、実に重層的な味わいに高めています。

印華香飯【インド】

3.09

夜の金額: ¥2,000~¥2,999

昼の金額: -

印華香飯

 地下鉄谷町線・阿倍野駅の東側、斎場前の交差点から美章園方面に少し進み、路地を少し入ったところにあるスパイス料理のお店です。
 中は洒落たバーのような空間になっていて、6席ほどのカウンター席のみだが、2階にも席があるのかも知れません。

組み合わせの妙を楽しめるカレー

印華香飯

 「きのことムング豆」のハーフ(700円)とバスマティライスのハーフ(150円)、そして「レンコンのアチャール」(400)を組み合わせてみました。 カレーのベースはさらっとしたテクスチャーだが茸の風味が加わって重層的な味わい。辛味は弱いが豆の甘みにスパイスの香味が掛け合わさって優しい味わいながらも芳醇な風味がある。
 南アジアのカレーはあれこれ混ぜ合わせて食べるとさらに旨くなるものだが、これも然りです。

印華香飯

「レンコンのアチャール」は直線的な辛味の中に強力なスパイスの風味がある仕上り。単体でも美味しいが、カレーに混ぜ合わせて食べたら加速度的に美味しくなります。
 南アジアのカレーはあれこれ混ぜ合わせて食べるとさらに旨くなるものだが、これも然りです。

※本記事は、2022/09/20に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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