Courtyard Bar @ Cheong Fatt Tze Mansion : Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion

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4.1

¥3,000~¥3,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
  • 料理・味-
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.3
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.0
2019/12訪問1回目

4.1

  • 料理・味-
  • サービス3.8
  • 雰囲気4.3
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.0
¥3,000~¥3,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

Courtyard Bar @ Cheong Fatt Tze Mansion

最終日の朝食はナシ・レマにして顔を出してくれたカルパと亀にお別れを告げ
パッキングを仕上げてチェック・アウト→スーツケースは5pm まで預かって
戴いてチョン・ファッツィー邸へ・・訪れるのは20数年振り〜美しいインデ
ィゴ・ブルーの壁を目にすると懐かしさがこみ上げて参ります。近年は親しみ
を込めてブルー・マンションと呼ばれているらしい・・1990年代初頭に何
度も訪れ一度泊まったこともありますが当時は今のようにヘリテージ・ホテル
としてのステイタスと設備が整っていたわけではなく3部屋ほどが B&B とし
て機能していただけ・・1980年代の西武セゾン外国人顧客課時代〜上智大
学の G教授の八ヶ岳別荘の設計を担当された女性一級建築士の T先生が私を専
属通訳に指名してくださったことがきっかけで親しくなり K先生はペナン・ラ
イフとテレサのカレーがたいそうお気に召して3回もペナンに来てくださって
ペナンの家を拠点にクアラルンプールやマラッカに行きマレーシアの建築家と
対談したり彼が設計した環境に優しいビルを何軒も案内して戴いてシンガポー
ルではラッフルズに宿泊して二人旅を満喫致しましたがペナンでは家があるの
でホテルに泊まる必要はなかったのですが、チョン・ファッツィーにご案内致
しましたら ”泊まれるんだったら一晩泊まって此の空間でゆっくり過ごしたい"
と仰って〜たまたま宿泊客ゼロの日で(2000年にユネスコ世界遺産最優秀
プロジェクト賞受賞→2011年に世界の邸宅トップ10に輝いて以降は状況
が様変わり)伺ってみますと・・その場で OK〜♬ 大急ぎで家に戻り歯ブラシ
とパジャマ持参で出直した思い出があり〜エントランスで何時のツアーにお申
し込みですか?と聞かれた私は目を白黒!! 浦島タロ子でございます。インド
人の門番は私のことをチャイニーズだと思ったのか ”マンダリンのツアーは毎
日11am からでもう始まってしまいました。次のツアーは英語で2pm から
になります” エッ!ツアーに参加しないと中に入れなくなってしまったの??
2pm までは一時間半もあり周りには何もなく、またタクシーを呼んで E&O
私は途方に暮れてしまい・・すると門番が ”バーなら入れますが如何ですか?”

渡りに船で私はバーに直行〜バーなんかできてたんですネ!しかもお洒落〜♬
バーの手前にはギフト・ショップまであって〜本を買えば2pm までノー・プ
ロブレム!! バーの横の壁にタイクーン C.F.T. の寵愛を一身に受け此の邸宅
に暮らした7番目の妻 Thoong Siew Mee の写真が昔と同じ懐かしいフレー
ムで掛かっていました。私達が泊まったお部屋がある左側だけでなく中庭を挟
んだ右側にも客室が完備され全38室の内、現在18室がスイート・ルームと
して使用されています。白ワインはグラスに氷を入れてぐるぐる回し、一度冷
やしてから注がれました。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン(RM
19)赤はオーストラリアのメルロー(RM19)でバイ・ザ・グラスが一種
類のみというところは意外でしたがビールはタイガー、アサヒ、コロナ、クロ
ーネンブルグと4種類〜11 am〜10pm はハッピー・アワーで6本セット
がタイガーとアサヒは RM69、コロナとクローネンブルグは RM108とグ
ループ対応〜♬ カクテルは一律 RM23でモヒート、マルガリータ、テキーラ
・サンライズ、アマレットにレモン・ジュースを加えたアマレット・サワーと
いったラインナップでございます。お願いした白ワインは柑橘系の香りが心地
よく窓の外に眼をやればインディゴ・ブルーに癒されて〜なんという贅沢な時
間〜♬ ワイン2杯分より高い本(RM60)に依れば、中国最後のマンダリン、
東洋のロックフェラーと呼ばれた華僑で最も有名な人物 C.F.T.は1840年生
まれ〜1916年に逝世した客家で(客家と言えばシンガポール建国の父リー
・クアンユーも客家だったわね)2005年に彼の生誕165年を祝して中国
で記念切手が発売されていたとは・・そこで "ちょっとお話ししてもよいかし
ら?” と一人の女性に声をかけられました。ファッツィーは無一文で16歳の
時に英領マラヤへ移住→ ありとあらゆる貿易(阿片を含む)で巨万の富を築き
英国は元より渡米もして見識を広げ70歳を超えて子を成し中国本土で滋養強
壮ワインまで造っていた!! ”中国からインドネシアのスマトラまで数軒の邸
を持ったけど一番豪勢なのが此処なのよ” 私が20数年前に泊まったことがあ
り2pm からのツアーに参加する為に此処にいるの、と話すと嬉しそうに ”私
はガイドのサリー、チケットはバーでも買えるわよ” で〜残りの時間はガール
ス・トークを楽しみました。サリーの英語ツアーの参加者は50人を軽く超え
中庭 x5、階段 x7、窓 x220、風水に則り贅を尽くして建てられた邸宅の
ディテールの説明があり ”皆さん、階段を上がる時に階段が何段あるか数えて
ください”→28段ありました→2と8の並びはマンダリン(北京語)でイー・
ファッ!888同様〜財運アップの数字になります!!

中庭を見下ろすカーストアイアン(の奥に!なんとレストラン!!2016年
にオープンしたインディゴ・・もう一泊あれば今晩ディナーで来られたのに!)
はグラスゴーで造られた特注品、モザイクに使われた陶器の顔料インディゴは
英領インドから英国人によってペナンまで運ばれました。1880年に建てら
れた邸宅を荒廃の危機から救うべく立ち上がったのは 〇〇 ホールディングス・
Sdn.Bhd.ではなく、ペナン生まれ〜ロンドンで建築を学んだ2名の個人(もち
ろん、ストレーツ・チャイニーズに違いありません!!)で1989年に地権
者であった子孫から邸を買取り大規模修繕を開始→ その労苦がユネスコ世界遺
産として認められたことで状況は一変!! ツアーとレストラン、ホテルからの
収益プラス結婚式の披露宴でも人気のようですので〜これで安心・・♡ サリー
にお礼を言ってレセプションでタクシーの手配をしていると一人の小さな老人
が私に近づいてきて "Do you remember me?(私を覚えておいでですか?)
貴方が此処にお泊まりになった時お部屋まで朝食を運んだのは私でした。貴方
はお友達とご一緒で前の晩あの頃はうちにはレストランがなかったので連れ立
って前にあった14 Leith に行かれたでしょ?” イエス!! そこまで聞いて私は
彼のことを鮮明に思い出しました。お洒落な 14 Leith はもうありませんが20
数年もたてばお互いにお爺さんとおばあさんになっていて〜まさに涙の再会で
ございました。お玄関の前で記念写真を撮って帰国後〜写真をクリスマス・カー
ドに添えて彼に送りました。彼の名前は MONI・・”バーから出て来られた時か
ら貴方を見ていました。ツアー中もずっ〜〜と・・” よくぞ!お声をかけてくだ
さいました。”今度はいつペナンに ’帰って’ 来られますか? 次回は必ずうちに
泊まってくださいね” 私は胸がいっぱいになり〜もう少しで大泣きしてしまうと
ころでした。インド人の門番は驚いて私達の様子を見ていましたがモニが彼に写
真を撮るように指示すると ”タクシー・ドライバーには〜あと何分待つように言
いましょうか”・・♡ 空港に向かう高速から左側に見えて来るペナン・ブリッジ
は涙で霞んで見えませんでした・・MONI 長生きしててね・・♡  

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 最終日:朝陽が差す屋上

    最終日:朝陽が差す屋上

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - オデオン朝食カフェの亀

    オデオン朝食カフェの亀

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - エントランスにツアー案内

    エントランスにツアー案内

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - チョン・ファッツイー邸

    チョン・ファッツイー邸

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 往時を物語る人力車

    往時を物語る人力車

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 鳳凰の飾りが付いた門

    鳳凰の飾りが付いた門

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 美しいインディゴ・ブルー

    美しいインディゴ・ブルー

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 変わらない佇まい

    変わらない佇まい

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - エントランス・ホール

    エントランス・ホール

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 朝食ルーム

    朝食ルーム

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 〜に隣接するバー

    〜に隣接するバー

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 朝食セット

    朝食セット

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - バー・カウンターからの眺め

    バー・カウンターからの眺め

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - チェック・イン前の時間帯

    チェック・イン前の時間帯

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - ソーヴィニヨン・ブラン

    ソーヴィニヨン・ブラン

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - Blue Mansion Special〜♬

    Blue Mansion Special〜♬

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - パイナップルは繁栄の象徴

    パイナップルは繁栄の象徴

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 洋行をした C.F.T. と洋書

    洋行をした C.F.T. と洋書

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - クッションはカムティン

    クッションはカムティン

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - グラスを冷やしてから・・

    グラスを冷やしてから・・

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - ワインを注ぎます

    ワインを注ぎます

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 懐かしいホテル側の中庭

    懐かしいホテル側の中庭

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 在りし日の C.F.T.

    在りし日の C.F.T.

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 象牙で作られた麻雀牌

    象牙で作られた麻雀牌

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - かつて14 Leith があった所

    かつて14 Leith があった所

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - お向かいに見えるコムタ

    お向かいに見えるコムタ

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 20数年振りでモニと再会

    20数年振りでモニと再会

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - レストラン’インディゴ’ 新設

    レストラン’インディゴ’ 新設

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 英語ガイドのサリー

    英語ガイドのサリー

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - C.F.T. が残した遺言の一部

    C.F.T. が残した遺言の一部

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - Thoong Siew Mee

    Thoong Siew Mee

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 〜のシルクのチョンサム

    〜のシルクのチョンサム

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 屋根のモザイクは・・

    屋根のモザイクは・・

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - お茶碗を割って作られました

    お茶碗を割って作られました

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - ホテルに戻って空港へ・・

    ホテルに戻って空港へ・・

  • Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion - 刺繍もタイルも全て手仕事

    刺繍もタイルも全て手仕事

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名
Cheong Fatt Tze - The Blue Mansion
ジャンル その他
予約・
お問い合わせ

(+60) 042620006

予約可否
住所

マレーシア14, Leith Street 10200 Penang

営業時間
予算(口コミ集計)
支払い方法

カード可

席・設備

席数

20席

個室

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、ソファー席あり、無料Wi-Fiあり

メニュー

ドリンク

ワインあり、カクテルあり、カクテルにこだわる

料理

英語メニューあり

特徴・関連情報

利用シーン

ロケーション

一軒家レストラン

ホームページ

https://www.cheongfatttzemansion.com/

初投稿者

マダム・チェチーリアマダム・チェチーリア(3898)

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