南森町"あのカレー"が京都洛西口に : カレー工房ギャー

これまで2件ほど巡って激辛商店街、恐るるに足らずと適当に検索してたら「カレー工房ギャー」というド真ん中に予告ストレートなお店を発見。激辛商店街巡り3軒目はここにしました。

割と見通しのいい場所に店を構えており、イオンモール桂川から近く立地面は良好。のぼりには「南森町あのカレー」と書かれていてかつて南森町にあった有名店のカレーを再現してるとの事。残念ながら私は"あのカレー"を食べた事がないのでどんなカレーか知りませんが調べてみれば激辛なカレーだったとの事。これを機にあのカレー初体験も兼ねて挑戦です。

店内はカウンター10席くらいに4人テーブル3～4くらいかな？そこそこの収容力があります。メニューも画像つきで見た目分かりやすいが逆に情報量が多すぎて迷う事も。

まず「あのカレー」を注文しようと思ってメニューを見たら土日限定の「マッドキーマ」なるものがありこちらも激辛らしくしかもあのカレーよりも数段辛いようです。これはもうやるしかねぇな。


【3種あいがけ】（スープ、ピクルス付き）
・あのカレー×マッドキーマ×ベジポタカレー（1400円）
・ガーリックトッピング（50円）


この組み合わせでオーダー。10分ほどで着皿しました。特に鮮やか系のトッピングもなくルゥとライスだけで勝負するというシンプルなカレーのようです。単品とかだと1000円切るようでお手頃感がありますが寂しいのでトッピングを追加していくとかなりの額になるのが気になる所。


【あのカレー】
激辛で鳴らした「南森町あのカレー」を再現したとありますが、これまで激辛と謳っていながら大したことのないお店ばかりだったのでどうせここも控え目なんだろうなと思ったらしっかり辛かったです。とは言え、特に水を必要としない辛さでむしろ冬場に汗を滲ませる適度な辛さと言えます。

ただ有名なカレーと言う割には特に記憶に残らないカレーだったなぁ、と言った感じ。カレー自体も特筆した旨みを持ってるわけでもなくただただ辛さに特化したカレーという印象。これなら次に語るマッドキーマで辛さも美味しさも堪能できるかと。


【マッドキーマ】（並）
キーマウォーリアー(1辛)
サンダーキーマ(2辛)
怒りのデス・キーマ(3辛)

HPを見る限り、かなり物騒な名前がついてました。

土日限定のパワフルなホットキーマでトマトとカツオ出汁をベースにひき肉たっぷりで仕上げており、唐辛子ではなくコーレグースという香辛料で辛さを演出しています。正直、並の段階でかなり辛く、辛さで言えば「あのカレー」を超えてます。しかもかなり頑固な辛さで食べ終わった後も長時間続く辛さがあり食後は何度も水を飲む羽目に。

スパイシー感は薄いながらもダシが効いてて美味しいですが、私には並の辛さで限界かなぁと。これより上のキーマにしたら恐らく旨みが辛さに打ち消されてしまいそう。


【ベジポタカレー】
こちらは開店当初からの継ぎ足し系のカレーで野菜とチキンの旨みを重視した甘口のカレーでしっかりとしたコクを感じ取れるカレーです。家族連れもよく来るみたいなので子供でも食べられるカレーという位置付けっぽいですが辛さは全くないですが個人的には好みの味わいでした。


総評です。最近食べてきたインネパ料理やスパイスカレーでは体験できないほどの強烈な辛さを久しぶりに味わいました。絶望的な辛さではなくテンションの上がる辛さは汗と涙が滲む中、食べる手を止めたら辛さに押し潰されるかもという脅迫観念すら伴い手が進む進む。

ただ勇名を馳せる「あのカレー」は思ってたほどの内容ではなく、正直、印象に残らないカレーでした。これは私が南森町のあのカレーを知らないだけで知っていたら評価が変わったのかもしれませんが・・・。でもマッドキーマとベジポタは好みの辛さと味わいだったのでそちらは評価できます。

見た目かなりシンプルなカレーなので彩りを求めてあれもこれもとトッピングを追加していくと値段的にかなり危険な領域に突入してしまいそうですがトッピングよりもカレーを楽しみたい、特に辛さでガチンコ勝負をしたい人にはオススメです。個人的にはギャーと言うほどの辛さではなかったですがキャーくらいはありましたよ（^_^;

マッドキーマはノーマルの辛さでかなりギリギリだったので2～3辛にしたらかなり狂気入ってくると思われます。我こそはと思う方は挑戦してむてはいかがでしょう。ごちそうさまでした。