特徴的ではある。雰囲気はいいが、サービスは少し疑問あり。 : カレー工房ギャー

西京区フリーク、イオン桂川フリークとしては、どうしても外せないお店です。
最近、カレーにはまっているグー平さんは、こちらのお店もチェック済みですが、書いてませんでした。ただ、やはり西京区フリークとしては、書いておきたいと思い、書かせて頂きます。

場所は、イオン桂川の奥側から外に出て、新鮮館近くにあります。
イオン桂川の食事に飽きたら、ここも選択肢の一つになると思います。
駐車場は、完備されており、イオン桂川に寄らなくても、行くことができます。

お店は、恐らく若夫婦とそのご両親なんでしょうか。年代的には、そんな感じなんですが、駐車場から見える家のつくりに、二世帯住宅を感じられるものがあります。誠心誠意尽くそうという心意気は伝わってきて、ほっこりさせられます。こういう家庭的なお店は是非、続いてほしいと思います。

さて、私はビーフカレーと南森町のあのカレーのあいがけを頼みました。大盛りを頼みましたが、値段は失念しました。並盛で１０８０円とカレーとしては、結構値がはるほうだと思います。

まずは、コンソメスープとピクルスが出てきます。コンソメスープは、みなさんが想像するコンソメスープです。ピクルスは、結構甘めで、歯ごたえは結構あります。

さて、カレー本体ですが、ご飯は私の好きな固めなもので提供されます。ただ、もう少々ご飯のつやが欲しいところです。固めと、ご飯のツヤは相反する面があり、両立させるのが非常に難しいです。回転が速いところは、固めに炊いて、出来立てを提供できますが、一般のカレー屋ではやはり難しいところがあります。個人的には、もう少々、水多めに炊いて、多少時間がたっても、つやを目指す方向でもいいかなと思いました。

ビーフカレーですが、近江牛を使っているらしく、牛のうまみもカレールウに伝わっている気がします。肉自体もかなりとろける感じで、時間かけておられるのかなと思います。スパイス感というより、牛の素材を活かしたカレーであると思います。
さて、南森町のあのカレーですが、正直、一つのスパイスが非常に強い感じがします。あまり、カレーは詳しくはないのですが、おそらく、カルダモンが勝ちすぎている気がします。個人的には、スパイスいっぱい混ぜ合わせても、どれも主張しすぎないのがいいと思っていますが、一つのスパイスが支配し過ぎのような気がします。ただし、このカレーはあくまで、あるカレーを再現することが至上命題なので、それに近づく事を是とすれば、一つのスパイスが勝ちすぎることも、当然、仕方がないことのように思います。癖になりそうというのは、ある意味では、客を選んでしまうということで、それに合う人はいいですが、会わない人はずっと合わない怖さはあります。辛さは、それなりで汗が結構出てきました。

個人的に、一番疑問なのは、追いがけが無料であることです。パッと見れば、サービス精神が旺盛であるとも見えますが、じっくり考えれば、おいがけをしても、利益が出るということです。なら、おいがけをしない人は損しているのではないかと思います。最近、ラーメン店で付け麺は麺大盛り無料とうたう店がありますが、ラーメンに比べれば高く値段が設定されており、要は、価格設定の時に、大盛りを基準に決めているのではないかと思います。
ギャーさんは、具材の量感からして、結構、高めな値段設定をされております。とすれば、単においがけがベースに値段設定されているのではないかと思います。こういうサービスってどうなんでしょうか？

ご店主さんは、エアギターのチャンピオンらしく、テレビ等で紹介されるときも、このエアギター付きです。エアギターの技能は、全て寄付のために使っておられるので、ご店主さんの心意気を感じます。テレビ的には、当然、エアギターを取り上げたいところであるので仕方がない側面もありますが、個人的には、そこをテレビで取り上げられなくても、十分にカレーのお店として取り上げられるべきものは持っておられると思います。いつか、本当に寄付のためだけのエアギターになってくれればいいなと思います。

総評として、
イオン桂川で食事に迷ったら、是非選択肢に入れて頂きたいカレー屋さんです。おいがけの件は置いといても、雰囲気も家庭的で、家族でイオン桂川に行きほっこり食事をする場所として、最適であると思います。
カレーは、専門的らしく、特徴的で、是非食べて頂きたい一品です。