Bar海人（拉麺海人）＠宇治市：鶏秋刀魚節ラーメン500円バージョン - t_cognac's weblog : Bar 海人

ココに飲みに来たことは一度もないけど、ラーメン食べに来るのはコレで三度目。近頃は飲物と食材を持ち込んでバーベキューも出来るスポットとしても営業している。

この日は通常価格750円の「鶏秋刀魚節らーめん」を500円バージョンで販売し、なおかつ焼きおにぎりと手羽焼き(世界の山ちゃん風)もやるという情報もSNS上で見たもので、つい足が向いてしまった。
 とくに行列になってもおらず、あっさり入店。座ったカウンター席の傍らに、麺屋棣鄂の麺箱が。 

しばし待つ後出来上がってきたこの日の500円バージョン。500円とはいえ、具材に手抜かりなど無い印象。
 出汁のぐぐぐっと効いたところに大将のセンスある味付け。奥の方にコーレーグスっぽい辛味ほんのり。棣鄂の中太麺合う合うチャーシューしっかり具にエノキ意外、刻み三ツ葉のハーブ感爽やかホンマに500円でええんですかコレ！？
ちなみに焼きおにぎりと世界の山ちゃん風手羽焼きは、焼き手（＝マスターのお子さん）が寝坊でお店にまだ来ない（笑）ということで、注文できずじまいでしたアハハ。

この日、実は開店したばかりの宇治ハローワーク前「晴耕雨読」狙いで午後の遅い、ほぼ昼下がりの時間に赴いてみた。が、２台ある駐車場は満車かつこの時間にして外待ち３人、営業時間は15時まで、ことによっては売り切れ仕舞いということも可能性としてはあるように感じ、並んだはいいけど食べられないかったという結果は避けたいという判断から、お店の前の駐車スペース一台分が空いていた海人へ。今回が二回目である。店内、先客様が店主とハーレー談義で盛り上がっていたが、このお客、実は知人だということに気づいたのは彼がお店で後にしてからのことだった。（ご挨拶もせずスンマセン）

店内にはお気軽にどうぞな「丸鶏ラーメン」のでっかい看板があるが、このところはその日その日に入る食材を用いてほぼ日替わりで創作ラーメンを出している様子。この日は「鶏とアゴ出汁の清湯麺」だったのでこれを注文。...というか、ラーメン頼んだらこの日はコレだった。

表の看板には「拉麺海人」とあるが、今も「Bar海人」としての営業は変わらず続けていて、昼はラーメン、夜はラーメンも食べることのできるバーであるそうだ。（大将、寝る時間あるんだろか？）
カウンター越しに話してみると、ラーメンを始めたのはお客さんから「飲んだシメにラーメンも食べたい」というリクエストにお応えして...という、世間ではよくありそうな動機であり、また独学であり、ラーメンを作ることそれ自体に大したこだわりはない、みたいにサラっおっしゃるわけだが、このラーメンの鶏の出汁加減、鶏油の使い方、アゴ出汁のなんとも言えぬ乗っかり方、ニンニク七味でアクセント的な辛味を沿えるセンス、豊かなチャーシュー、棣鄂製のしっかりした麺...ぜったいチョチョイのチョイでは、ない。研究してる。試行錯誤して美味いもん出そうとしてる。ゼッタイ。

どれぐらい前になるのかな？宇治にあるでっかい結婚式場「パルティール京都」近くにある「Bar海人」がラーメンを食べさせてくれるようになっている...というハナシはかねてから聞いていた。で、２度ばかり食べに行こうとしたことがあったが、定休日だったのか臨時休業だったのかでフラれてしまって、今回ようやっと初訪と相成った。

いつの頃からか、店先に電光式「豚骨ラーメン」の看板があるのも、知っていた。

現在のところ食べログなどでは「Bar海人」という名で登録されているお店だが、実際には「拉麺海人」の屋号を名乗るようだ。（上の画像、わかりにくいけど。）

この日、お店の奥のカウンター席はピーク時を過ぎた後の片付けが追いついていないようで、お店入口にあるでっかいテーブルの席に「どーぞ」と通された。店主さんは、ハーレーからホンダモンキーまで乗りこなすバイク好きのようだ。

テーブル席から奥のカウンター席を見る。と、天井のところに"BARKAITO"の文字が。あー、そうなんだ。「かいと」なんだ...。ついさっきまで、てっきり「うみんちゅ」だと思い込んでいたのはワタシです...。

注文時に、「今日の牛テールラーメンは売り切れてしまって...。鶏豚骨しかないんですぅ...。」とおっしゃる大将。なので、作ってもらったのは「鶏豚骨」。

店先の看板にもあるように、これまでにも「豚骨ラーメン」にトライしてみたり、はたまた「丸鶏ラーメン」なんて看板も、お店の隅っこに無造作に転がっていたりして...という様子からうかがえるのは、"Bar海人"が提供するラーメンとして、これまでにかなり試行錯誤を繰り返してこられているということ。実際、ネット上に見る評判では、時期によって賛否両論が入り混じっている感じ。

で、この日いただいた鶏豚骨、ほんの少しケミカルな力に頼りつつもしっかりと動物系のダシを感じさせてくれる秀逸なスープ。わしッと力強い中太麺、鉢の縁に海苔を三枚差し込んで飾り付けたら、あたかも家系風に演出もできるかな？というもの。これまでの研究の足跡がうかがえる、しっかりと作り込まれたラーメンだと感じた。

食べ終わった鉢を横方向から撮ってみる。けっこう背が高く、底の深い形状のラーメン鉢。

有機野菜の販売もやっておいでです。チェックしておきましょう。