復活は刺激的に　辛み白丸 : まるちゅう

　SNSで今年は「辛み白丸」があると知り、来店。
　去年はなくてレビュー出来なかったんですよね。
　
　席に座り、辛み白丸があるのを確認して注文。
　辛み白丸は冬季限定の味噌ラーメン「白丸」に「日本一辛い黄金一味」とブラックペッパーを加えたもののようです。あと、トッピングの野菜も違い、海苔が追加されています。
　
　到着したそれは、地味な沈んだ色にアスパラのグリーンが鮮やか。
　そして一味とブラックペッパーが粉を吹いたように降りかかっています。
　
　麺は固ゆでの細麺。ウェーブがゆるくかかっているような、いないような。
　のど越しのよい、シャキッとしたコシの麺です。
　
　スープ自体は、まろやかでコクのある味噌と白湯のうまく融和したノーマル白丸と同じだと思います。
　そこに唐辛子とコショウが、ビリビリと刺激を伝えてきます。
　ふと思ったんですけど、白丸に使われている味噌はもしかして＜津田四川＞の味噌ちゃんぽんに使われているものと同じなのかな、と。
　
　野菜はキャベツとモヤシとアスパラ。
　湯がいてあるようで火は通っており、スープの温度を下げることもありません。
　ただ、キャベツとモヤシは味に貢献しているかというとそういう感じもせず、辛みに対する緩衝材のように思えました。
　例外はアスパラで、シャッキリぱきっとした歯ごたえに青味のある味は意外なほどよくあっていて美味しいです。
　
　極太メンマも歯ごたえを残しつつ柔らかで食べやすく、やや大ぶりなチャーシューも肉の味を残してトロリとして抵抗なくかみ切れます。
　
　
　わたしは普通の白丸の方が好きかな。
　今度は「濃厚黒丸」を食べに来たいです。
　
　レジのところにある「御意見箱」にはまたもや「津田四川とサービス券を共通化してください」と突っ込んできました。

　はやく行かないと白丸ラーメンが終わってしまうと思い、あわてて来店。
　
　おっ、マイレビさんのレビュー通り改装されている。
　店舗の周りをビニールシートで覆った待合スペースができています。
　
　店内も入り口からみて左側は変わっていませんが、右側は店員の移動スペースがなくなり対面のカウンターになっています。奥にもスペースができていますね。
　
　去年食べなかった辛味白丸は今年はやっていないとのこと。
　白丸かもう一つの限定「魚介豚骨」か。
　どちらも「あと1週間ぐらい」とのことで迷いましたが、結局白丸を選びました。
　
　現在、丼フェアを開催しており、店内には掲示はありませんでしたが、Twitterによると＜津田四川＞と共同開催のようです。
　
　2～3分で完成・到着。
　
　
　麺は固ゆでの細麺。
　麺の太さも仕上がりも系列の＜津田四川＞と同じような感じ。
　こちら製麺スペースがなさそうな気がするので、津田から納入されているのかもしれません。
　クイクイと入っていく、のど越しのよい麺です。
　
　スープはまず赤味噌のピリ辛さが先に来て、次に白味噌のまろやかさが来ます。そしてその二つが徐々に融和していく。濃厚で複雑な味のする、ほかにあまりないような味わいの味噌スープです。
　
　低加水の細麺はいい感じで麺にスープを絡ませます。
　
　チャーシューも充分なボリュームがあり、やわらかくしっかり肉の味がします。
　
　極太のメンマは気持ちよく噛み切れてシャクシャク感がいいです。
　
　
　去年はなんだか味が薄く物足りなかったのですが、今年は満足でした。
　久しぶりに黒丸も食べたいですね。

　近鉄伊勢田駅から10分、道路で言えば国道1号線を途中で側道に入ったところにあるお店。
　以前は確か天理ラーメンでした。
　
　駐車場が広く14台止められます。
　
　辺鄙な場所ですが昼には待ちが出る人気店です。
　
　レギュラーメニューの黒丸ラーメン、赤丸ラーメンも悪くないのですが、冬限定の白丸ラーメンがめっぽうおいしい。電話で確認すると「基本的に3月いっぱい、それ以降は材料がなくなり次第終了」ということだったのであわてて訪問です。
　
　もう一つ、この店は四川ラーメン津田店と関係があるのか？　その際確認です。

　店内にはビートルズが流れるというラーメン屋らしからぬところがあり、まずここが同じ。
　
　白丸ラーメンは簡単に言ってしまえばいってしまえば味噌ラーメン。
　「赤味噌、白味噌にお店に伝わる秘伝の味噌を合わせ」芝麻醤で仕上げたものらしいです。
　
　注文はもちろん白丸……って辛味白丸ってのがある！
　
　セットとして唐揚げも注文。
　
　セットには炒飯、天津飯、鶏豚チャーシュー丼がありますが、正直お金を出す気にはならない代物です。
　
　
　セットにない、皿うどんや酢豚はおいしかったかな。
　
　できあがりを待っている間に壁を眺めます。
　四川ラーメン津田店と同じように札に能書きが書かれています。
　「麺は固めが旨い！」という張り紙と「食材リスト」はデザインに至るまでまったく同じ。
　
　到着。
　
　水菜、バラ肉の巻きチャーシュー、メンマ、モヤシ、海苔、味玉半分が乗っています。
　スープの色合いはさながら鶏白湯のよう。
　
　スープは中細、固めに茹でられています。
　低加水ですが、しっかりした歯触りがあります。
　
　メンマはわたしの知っている範囲では最も極太のもの。
　食べ応えあります。
　
　チャーシューも柔らかく、いい感じの味わい。
　
　スープですが……あれ、味が薄い？

　3種類の味噌が巧みに重なり合い、重厚な、巷の味噌ラーメンとは明らかに一線を画す味わいだったのに鶏豚骨スープ（だと思う）の上にちょっと濃いめの味噌が載っている感じです。
　
　考えてみればこの白丸を文句なしにおいしいと感じるようになったのは3回目ぐらいだったので、しばらく行かないうちに舌がリセットされたのかも。
　
　もしくは辛味なんてのを出したので、そっちの方にチューンされた味になっている。
　
　それとも……（以下、不穏につき省略）
　
　
　唐揚げは「口に入れた時のカリッを重視してます」とありますが、カリッを通り越してバリッという感じです。固くて激しい食感。
　これをバリバリと食べるのはそれはそれで快感ではあるのですが、衣の自己主張が強すぎて鶏肉の味分かりにくいです。
　
　
　今月中に辛味白丸を食べに来るべきか、どうしよう。
　
　
　帰り際に四川ラーメン津田店について聞いてみました。
　「チェーンです」との回答。
　聞きそびれましたが、ほかにも表に出ていない系列店はあるのかもしれません。
　
　と、フェイスブックで有限会社E-timeというところが経営母体と分かったので、調べてみたら、なんとつけ麺きらりも系列であることが判明！　かなりやり手の経営者のようです。

　会計の時にもらったサービス券は「店名以外はまったく同じ」と言っていたものとは別物になっていましたとさ。

2018/03/24
過去のサービス券が出てきたのでアップ