ザ・チャレンジ～豚骨ラーメン＆餃子 : ラーメンあじくん

　さあて、この店もそろそろチャレンジしてみましょう。
　ギョーザセットと豚骨ラーメン。セットと単品の値段差が150円というのはセットが安いというより単品が高いように思います。
　
　ここの中央にネギをしっかり盛り、周囲に歯切れチャーシューを配する盛り付けはけっこう好きです。
　麺ははやわ目で表面もゆで水がようなつるみがあります。
　ライト目の豚骨スープでかえしの主張の方が強いです。醤油の風味、塩気、そしてこしょうから来るピリピリ感。このピリピリ感がけっこう強く最後まで舌が支配されていました。
　チャーシューは薄切りなのもあり、やわらかく口の中でとろけるようです。
　
　餃子は厚めの皮で表面はよく焼けていますが、水分を含んでむっちり。
　
　ごはんは京都ラーメンお店にありがちな、水分が少ないのに器に張り付くもので、ラーメンも餃子もおかず力が足りないため、たくわんの力を借りて食べました。
　
　次は味噌ラーメン、スタミナ丼あたりかな。

　さて11か月ぶりになりますが……気になったのは店内の能書きを書かれたプレートから文字か数カ所消されていることです。比べてみれば細かい突っ込みどころを排除したようですが、歯抜けの文章の方がよっぽど気になります。

　「旨こく」ではない普通のラーメン、そしてチャーハンのセットを注文。
　ほかのメニューも気にはなりますが、前回のチャーハンの味が忘れられませんでした。

　先にチャーハン到着、量は少ないです。
　米は適度の油でコーティングされ、しっかりと芯まで熱く、米のうま味が活性化。ふわり、パラリ、しっとりの完成度。

　あとから来たラーメンはたっぷりの九条ネギと端切れチャーシューがのっています。
　麺は細麺。
　スープは細かい油滴が浮かび、前回食べた「こく旨」と比べるとコクで劣る代わりにくせもなく、よりオーソドックスな"THE 京都ラーメン"な面持ち（「おももち」ではなく「めんもち」なら[麺持ち]と字を当てたいところ）。
　チャーシューは薄いこともありますが、やわらかく脂身からとろけていくような感じで好みのタイプです。
　
　このお店はラーメン以上にチャーハンを味わいたい気にさせます。

　以前は吉祥院で営業されていたようですが、今年の5月に東寺に移転されたようです。
　九条通のセブンイレブンの向かいになります。
　この場所は以前はおばんざいが売りの居酒屋だった気がしますが自信はありません。
　16時過ぎという中途半端な時間ですが、このお店はうれしいことに通し営業です。

　メニューはなかなか豊富で14時からの限定メニューとしてまぜそば、天津チャーハン、チャンポンなど。それ以外にも居酒屋メニューや「揚げ玉」なる謎のメニューも（卵を揚げたものだろうか？）。
　セットメニューはとんこつ、塩、醤油、こく旨醤油の4種類から選べます（メニューブックには3種類か書いていないので注意！）。
　チャーハンセットを「こく旨」で注文します。


　先にチャーハンが来ました。お供に箱入り紅しょうがを従えています。
　サイズ的にはちょっとガッカリかも……。
　油でつやつやにコーティングされ、焼き目が斑点のように目立つチャーハンにレンゲを一刺しすると、そのドーム型はあっけなく崩落し、うちに秘めた湯気を四散させます。
　味付けはやや薄めなれど、しっとり、ふわふわ、パラパラ。しっかり焼かれた米のうま味を味わう、チャーハンではなく焼き飯と呼びたいタイプ。
　このレベルに遭遇したのは久しぶりです、うれしい。

　遅れて届いたラーメンはネギが小高く丘のように盛り付けられ、まだ見ぬ底の部分は土台のようにもやしが敷かれていました。
　その周囲はまるで麺を隠すようにチャーシューが浮かんでいます。
　麺は細麺でおそらく近藤製麺製（麺は太麺も選べるそうです）。
　見た目は豚骨醤油に細かい油滴が浮かぶ京都ラーメン。スープの濃度もドスタンダードですが、醤油から来る味が明らかに本流の第一旭をはじめとするものと違います。これがこく旨醤油なのでしょう。ちょっとスッキリしていて、コクといえばコク、クセといえばクセのようなそんな味。でも以前どこかで似たような味を食べたような気もします。
　チャーシューはこれまた京都ラーメンに多い、端切れというか切り落としのような薄切りチャーシュー薄切りなのでそう見えるだけかもしれませんが量は多めだと思います。しっかりした味のチャーシューです。
　
　ラーメンはお供にヤンニンジャンで和えたニラが付いてきました。
　
　
　ラーメンよりもチャーハンの方が好印象です。お店も自信ありということなのか、キムチチャーハン、カレーチャーハン、天津チャーハン等のバリエーションもあり。
　セットメニューでもオプションでサイズを選べるようにしてほしいです。