お土産持ち帰り作戦、成功と失敗と。 : 鮨 かわの

この口コミは、kasuganomichiさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

3.8

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味3.7
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.8
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-

3.4

¥3,000~¥3,9991人
  • 料理・味3.7
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.7
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
2018/06訪問4回目

3.8

  • 料理・味3.7
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.8
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

お土産持ち帰り作戦、成功と失敗と。

4.1 [料理・味4.0 サービス4.0 雰囲気4.1 CP3.9 酒・ドリンク-] が私の評価です。


今日はちょっとしたお祝い事がありました。ただ、残念ながら連れの体調芳しからず、外出はちょっとしんどそうです。

そこで一計を案じました。訪問先候補の一つであったこちらには、以前もお土産をお願いしたことがありましたので、さっそくお電話。川野さんに相談してみたところ、やはり持ち帰りだと握りはできれば避けてほしいということでしたので、巻物を予約しました。中トロ鉄火、穴胡巻き、干瓢巻きを適当に盛り合わせてもらいます。

さて、午後6時に引き取ることになっております。


タクシーを使っても大した額にはならない距離なんですが、天気もいいし気温も下がってきたので、自転車で。私の愛車には後ろに大きなかごも付いております。いわゆるママチャリ。

お店につくとまだご家族連れ一組だけでした。早速受け取ろうとすると、川野さんが「ちょっとだけですが、おまけです」と笑顔で小箱も一緒に袋に入れてくださいました。いつもすみませんねえ。あとここに顔を出すのがだいぶ久々なんですが、お手伝いの青年もちゃんと働き続けているのが確認できてこれもうれしい。

さて、ここまではオールウェルなんですが、ここからが大変でした。やはりね、揺れるんですよ自転車は。できるだけゆっくり、おだやかに、道の凸凹を避けて。下りなんですがだいぶ時間もかかりました。


さて、さっそく開けてみると、小箱には玉子2切れ、鱧刺身4切れ、鱧用の梅肉が。そして本体ですが、うーんやはり一部だけですが巻物に少々乱れが。これは120%私の責任。川野さんにも連れにも申し訳ない気持ちです。


しかし、やはり予想通りにおいしい。特に連れは初めてなんでたいそう喜んでくれました。分量も質も申し分なく、干瓢巻きは少し残して翌日の朝ごはんにいたしました。


そして、近々必ず二人での訪問を、と思うのでありました。ということで続報をお待ちください。


  • 鮨 かわの - パッケージ

    パッケージ

  • 鮨 かわの - 鱧と玉子

    鱧と玉子

  • 鮨 かわの - 巻物三種

    巻物三種

  • {"count_target":".js-result-Review-85514507 .js-count","target":".js-like-button-Review-85514507","content_type":"Review","content_id":85514507,"voted_flag":null,"count":40,"user_status":"","blocked":false}
2017/06訪問3回目

3.9

  • 料理・味4.1
  • サービス3.8
  • 雰囲気3.9
  • CP3.4
  • 酒・ドリンク-
¥10,000~¥14,9991人

いつもと少し違う空気、いつもどおりの美味しいおまかせ

3.8 [料理・味4.0 サービス4.0 雰囲気4.1 CP3.5 酒・ドリンク-] が私の評価です。


連れが出張している間に、行ってきましたかわのさん。相変わらずの当日思い立ち、当日予約でぎりぎりセーフというパターンです。

おまかせで、おねがいします。

つきだしはもずく。

京ずいき 胡麻ソース。いわゆる白芋茎(しろずいき)というよく料亭で用いられるものではないのですが、信じられないくらいにやわらかに炊かれています。

琵琶ます かすかにスモークを感じます。川野さんによるとやっぱり藁で燻しているそうです。
今年は鮎も含め概して琵琶湖の水産業は好調らしいということで大いにうれしい。
つぶ貝 肝あえ 肝のサイズは小さいけど、濃厚な味わいは最高。
鱧 普通は冷たくして供されるところ、こちらは出す直前にバーナーで火を入れているのでほのかにあったかいのが目新しくて、かつうまみが濃くなっています。
鮑肝ソース・岩ガキ・煮蛸 こちらの定番のヘビー級おつまみトリオですが、どれもおいしいですな。間違いのないお皿。岩ガキにも少しだけ燻しが入ってなんともうまい。

さて、いつものように流れるように進む食事ですが、ちょっとだけ、いつもと様子が違います。私の右手には4人組のお若い男女。泊りがけできているみたいで、次の日のゴルフの話などでにぎやかなんです。それはそれで結構、なんですが。なんか雰囲気がいつものとは違う。
ま、それはおいといて。

鰊茄子
てっぱい 鯖 前回のてっぱい話でかわのさんと盛り上がる。
じゅんさいの茶わん蒸し、これも新鮮。じゅんさいとトマトのジュレが涼やか。そうか、次に銀のさらで茶わん蒸し頼んだときはこれをしよう。と思わず口に出すと川野さん苦笑。


さて、さっきの違和感について。私はここお一人様が基本なんですが、今日みたいに左右にグループ客に挟まれることが多い。それは大いに歓迎。だってそういう皆さんは彼ら彼女らどうしでの話に夢中で、大将の川野さんとの会話は私がほぼ独占できる。これが楽しい。

ところが、今日の4人組は違う。川野さん申し訳なさそうに、「すみません、私の後輩なんで」
ああ、なるほどね。どうりで隙あらば忙しい彼にいろいろと突っ込みが入るのですな。アグレッシブな常連さんたちなのだろうと思っていたら違うのね。
ええと、奥から 鶴見辰吾、友近、脂抜きした岡江久美子、千鳥の大悟じゃない方。皆さん元気があって大いにけっこうです。先輩のやば目のネタを暴露してくれたらもっとよかったけど。

さて、にぎりに進みます。
イカ

赤身
中トロ

小肌 2種
このコハダが握り方でまったく味わいが違うのが面白かったのですが、それに気を取られて片方(コハダ巻き)が写真なしとは相変わらずの初心者。

ボタン海老
北海道産ウニ
ホタテ 玉子

で〆ました。

いつもながらに流麗で美味なるひと時。楽しうございました。


前回は大将に叱られることが多かった若い衆ですが、お綺麗な若い女性がヘルプに入ってくれているためか、慣れたのか、だいぶスムースに動いておられたのがうれしいですね。

  • 鮨 かわの - もずく

    もずく

  • 鮨 かわの - 京ずいき

    京ずいき

  • 鮨 かわの - 鯛

  • 鮨 かわの - 琵琶ます

    琵琶ます

  • 鮨 かわの - つぶ貝

    つぶ貝

  • 鮨 かわの - 鱧

  • 鮨 かわの - 鮑肝ソース・岩ガキ・煮蛸

    鮑肝ソース・岩ガキ・煮蛸

  • 鮨 かわの - 茄子鰊

    茄子鰊

  • 鮨 かわの - てっぱい

    てっぱい

  • 鮨 かわの - 茶わん蒸しには

    茶わん蒸しには

  • 鮨 かわの - 夏らしいしつらえが

    夏らしいしつらえが

  • 鮨 かわの - いか

    いか

  • 鮨 かわの - 鱚

  • 鮨 かわの -
  • 鮨 かわの -
  • 鮨 かわの - 鯵

  • 鮨 かわの - こはだ2(1は写真なし)

    こはだ2(1は写真なし)

  • 鮨 かわの - ボタン海老

    ボタン海老

  • 鮨 かわの - うに

    うに

  • 鮨 かわの - ほたてと玉子

    ほたてと玉子

  • {"count_target":".js-result-Review-71357393 .js-count","target":".js-like-button-Review-71357393","content_type":"Review","content_id":71357393,"voted_flag":null,"count":30,"user_status":"","blocked":false}
2017/04訪問2回目

3.4

  • 料理・味3.7
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.7
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
¥10,000~¥14,9991人

海外から戻ってのお寿司、日本かえってきたぞ感が湧きます

いやあ久しぶりになってしまいました、鮨かわのさん。予約して7時過ぎに1人入店。

今日は同伴カップル男女と、大阪からのサラリーマン2人組。ということでいつものようにご店主との会話相手は私です。世間話、お店情報などをひとしきり。

おまかせでまいります。
まずはつきだし、もずく。時々あるだらっとしたものではなく、ジャキ、シャキ、と歯応えが快い。
続いてホタルイカと菜の花。春本番らしい一皿です。ほのかな辛子の香りが全体をつつんで。
おつくり、鯛から。しっかりした筋肉のタイ、実にいい具合です。
続いてアワビと肝。肝を合わせて食べる、コリコリした鮑がまたおいしくて。
北寄貝。これも歯ざわりが面白い。
カツオタタキ。焼き目がこれくらい薄いものはめったにない。そしてカツオにはやはりわさびよりもからしで。
と、ここで事件(?)発生。お隣の男女カップル、私より少し年長の男性が川野さんに「てっぱいくれや」で、何にするかと言えば「さばや、さば」とおっしゃる。川野さんもお連れの女性も苦笑しながらなんとか違うネタにしようと「やはり貝類でしょう」「ではイイダコで」などと誘導しましたが、結局サバのてっぱいを作ることに。
からし酢味噌で分葱などと和えるてっぱい(あるいは、ぬた)、はたして青魚でくせのあるサバと合うかどうか?

これ、意外にうまかったです。あ、川野さんがやはり苦笑しながら「お味見どうぞ」とサービスで下さいました。

でもって、出ました春といえばこれでんがな。筍焼き。しっかりと火が通り、甘味が増すタケノコの味、食感。いいなあ京都の春。

続いてはかわの流の居酒屋メニュー、鮑の煮もの、鮟肝、そしてイイダコ。これはもうおつまみ界のクリーンアップトリオです。

そして、ここでちょっと気分を変えてあったかいものを、ということでしょう。アオサの茶わん蒸し。アオサの海藻らしい海の香りが口に広がる感じがとてもいい。

さあ、いよいよ握り。
イカ、サヨリ、キス、マグロの漬け、カスゴ、うに(北九州)、中トロ、コハダ、金目、小柱軍艦、煮ほたて、うに(北海道)、焼きアナゴ(たれ)、玉子。でおしまい。お腹もいっぱいです。

カスゴは小鯛の稚魚だそうです。年中捕れますが「春子」と書くのでなんとなく春の気分もでるのだそうで。あとはやはりうに。軍艦ではなく握りで、そして北九州はフルーツのような爽やかさ、北海道はねっとり感のあるいい意味でいやらしい味わい、違いが面白いですね。

もう私の好みや胃の容量までよくご存じなんで、私はただあほみたいに黙って座って食べていればよいわけです。何たる贅沢。ご店主の腕と海の幸に感謝。

まだ入店して4か月の若いお手伝いさんの男性、なれないのでまだご店主から叱咤されていますが、どうかがんばって。


  • 鮨 かわの - もずく酢

    もずく酢

  • 鮨 かわの - ホタルイカと菜の花

    ホタルイカと菜の花

  • 鮨 かわの - 鯛

  • 鮨 かわの - 鮑

  • 鮨 かわの - 北寄貝

    北寄貝

  • 鮨 かわの - カツオたたき

    カツオたたき

  • 鮨 かわの - サービスのサバてっぱい

    サービスのサバてっぱい

  • 鮨 かわの - 筍

  • 鮨 かわの - 、鮑の煮もの、鮟肝、イイダコ

    、鮑の煮もの、鮟肝、イイダコ

  • 鮨 かわの - 立派なお椀には・・

    立派なお椀には・・

  • 鮨 かわの - アオサの茶わん蒸し

    アオサの茶わん蒸し

  • 鮨 かわの - イカ

    イカ

  • 鮨 かわの - キス

    キス

  • 鮨 かわの - サヨリ

    サヨリ

  • 鮨 かわの - マグロ漬け

    マグロ漬け

  • 鮨 かわの - カスゴ

    カスゴ

  • 鮨 かわの - ウニ(北九州)

    ウニ(北九州)

  • 鮨 かわの - 中トロ

    中トロ

  • 鮨 かわの - 小肌

    小肌

  • 鮨 かわの - 金目

    金目

  • 鮨 かわの - 小柱軍艦

    小柱軍艦

  • 鮨 かわの - 煮ほたて

    煮ほたて

  • 鮨 かわの - うに(北海道)

    うに(北海道)

  • 鮨 かわの - 焼きアナゴ

    焼きアナゴ

  • 鮨 かわの - 玉子

    玉子

  • {"count_target":".js-result-Review-66262104 .js-count","target":".js-like-button-Review-66262104","content_type":"Review","content_id":66262104,"voted_flag":null,"count":35,"user_status":"","blocked":false}
2016/10訪問1回目

3.4

  • 料理・味3.7
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.7
  • CP2.8
  • 酒・ドリンク-
¥8,000~¥9,9991人

3.4

  • 料理・味3.7
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.7
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

苦手なはずのネタで悶絶する夜

例によって思い立っての当日予約。そろそろこれでは取れなくなってきましたが、今回はなんとか。
さすがに重複とかもあるので、印象に残ったものを中心に。

最初に出てきたのが、銀杏と鯛の皮。塩味が効いていてうまい。

つぶ貝は肝とともに。

カツオタタキを辛子で、というのはごずこんさんと同じですね。

鰤。鹿児島産、今年の富山はどうだろうか。去年の冬はまるきりダメでしたから心配。

さより。こんがりと焼いてあり、実に香ばしい。

蛸の甘煮。これも辛子が合いました。

雲子。かるく醤油で煮てある。脳天直撃。

いくらの味噌漬け。なんじゃこりゃ、というくらいに濃厚なうまさ。一粒ずついただくべき逸品。

ここから握り。全部で12貫いただきましたが、そのダイジェスト。

鮪づけ。いい具合に漬かっており、じんわりと舌に伝わるおいしさ。

中トロ。文句なし。

金目鯛。皮目を炙ってあり、これが決め手。

甘エビ。初めて。正直好きなネタではないのですが、ここで食うとほんまに美味でんなあ。

鰊(にしん)。本日の白眉。私、北欧の缶詰から京都のにしんそばまで、このお魚でいい思いをしたことがなかったのですが、いやびっくり。快い歯応えと豊かな味わいに身もだえしそうです。

いや、まことにおいしうございました。また来ます。
・・・・・・・・・・・・・・・・
(2016年5月)これぞ孤独のグルメ! 寿司カウンター席にて最上の夕食
今日はちょっとしたお祝いごとがあって、特別な夕食にしたい。

そこで、当日思い立ってこちらを予約させていただきました。

午後7時一人で入店。ほぼ満席、真ん中があいているのでご主人川野さんの正面で。

私より年長の方が多く、いずれも仕事がらみなのか、しきりにおしゃべり。あとから入ってきたのはダブルの同伴。(男1女2)。私だけぽつんと、ですが私はこういう状況むしろ歓迎です。(理由後述)

さて、まずは付き出し。川野さんはこれに季節感をどう盛り込むか苦労されるのだとか。今日はと。
秋田産 生じゅんさい
なるほど、初夏らしい涼やかな素材を使ってきましたね。瓶詰のじゅんさいとはまったく違う、海ぶどうを思わせる弾け方。

まずはお刺身をいろいろとおまかせで。満席です。それにしてもよく予約取れましたね。(何度か当日予約を断っておられました)これからはもっと早く予約しなければね。
「いえいえ、たまたまです。たまたま。そして、いつもは入れない蒸しアワビを仕込んだら、kasuganomichiさん必ずおいでになるんですよ」とは川野さん。ほんとかなあ。

あこう
さより
とりがい焼き、ときて、さらにその肝。初めていただくもの。何とも言えない奥深いコクにしびれます。

そして、私を呼んでくれるという、蒸しアワビ。いい状態に蒸されております。

平貝は焼いたのを海苔で挟んで口に放り込むと、口の中が磯の香りで溢れます。

さて、満席で他のお客さんはグループ、私ひとりという状態は、
1 おばちゃん的に他人の話を聞いて面白がるのが得意なので、むしろうれしい。
「民主出身の滋賀県知事がなぜ今のところうまく回せているか」
「これから地銀は再編が不可避」
「君の齢(推定40歳、唯一私よりお若そう)で『派閥』などという言葉を使ってはだめだよ」
「あれほど腰の低い公認会計士はいない」
「島津製作所の総務部長の天下り先は・・・」

同伴の男女の会話はあまり興味ないけど、おじさんたちのトークに耳ダンボで聞き入ります。いやあまじで勉強になるなあ。

2 川野さんとの会話は、私がほぼ独占。
他のお客さんたちはどうしてもお互いの会話に夢中なので、味の感想もなければ、また食べるペースも遅くなります。ので自然と私はいろいろといい目を見させてくださいます。また、お忙しい作業や接客の合間に、世間話やらお店情報の交換やら。

うなぎ、あまった切れ端をおまけで私の前に。ほらね!

小芋 稚鮎 鯛の子 煮ダコ  ちょっとした居酒屋的なメニューもこちらでいただくことができます。どれも吟味された品ばかり。

さて、そろそろ握っていただくことに。

剣先いか

イサキ
イサキは、これまであまりおいしいものをいただいた記憶がなくて、力のない白身魚だと決めつけていたのですけど、感嘆しました。なるほどねえ。イサキがこうなりますか。
「今が旬ですし、いい締めのものを仕入れて、かつ皮の部分を残して軽く炙りますとこういう感じになります」なるほどねえ。

まぐろ
あじ
さば
しまあじ
金目鯛
金目も同様、生では魅力に欠ける魚、煮付けしかない魚だと思っていたけど、これも皮目を焼いて重層的な味わいの一貫に仕上げています。

うに(北海道)
続いて私にだけ、さらにうにがとんと置かれました。

うに(山口)なんということでしょうか。とても同じ種類だとは思えない。北海道はひたすら濃厚で深い味わい、山口産は軽やかで、まるでレモンでも絞っているかのような爽やかさ。

穴子でだいぶお腹いっぱい。最後に玉子焼、で〆ました。

お茶をいただいて、大満足でございます。ごちそうさまでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2016年2月)
江戸前鮨の新鋭にて胃にも心にもやさしいランチ

近くに買い物があって、ついでのお昼。いいちょさんでラーメンでも、と思って自転車をこいでいたら、なんだか胃が少しもたれる感じ。ちょっとこれではあそこの背脂ラーメンしんどいなあ。さてどうしましょう。

そうだ!すぐ近くにあるじゃないですか、鮨かわの。

普通、ラーメンがきつい状態だと蕎麦にしましょう、ならわかるが、お寿司?
そうなんです。こちらはお昼初めてですけど、これまでの経験で間違いなく胃にもやさしい昼食になること請け合いです。

ということで1時過ぎ予約なし一人入店。先客2組、5名。カウンターの一番奥に座らせていただきます。

上にぎり10貫3000円をお願いしました。

シラスの茶碗蒸し
いか 塩 ※
ひらめ
鱚 昆布〆 ※
こはだ
こしび 
こしびのトロ
しまあじ 炙り
貝柱 タレ
うに
穴子 タレ焼き
玉子

※は写真なし。

茶碗蒸し、最初にこういう温かいものをいただくとほっと落ち着きます。
鱚の昆布〆やこはだなど、江戸前の丁寧な仕事がうれしい。
「こしび」とはクロマグロの幼魚のこと。舞鶴産で40キロくらい、クロマグロは成魚で200キロ超えなので、だいたいどれくらいの成長過程だかわかりますね。川野さんによると、とても新鮮で、包丁を入れるとからみつくような感覚が残ったそうです。
鮪は概して大きさを誇るもの、ですがこの程度の大きさのものはまた違った趣きで興味深い。とくにトロは、脂肪のきめが驚くくらい細かく、いやみなくすっきりと口の中でとろけます。
しまあじは、細かく包丁を入れ、裏からジュッと炙っています。適度の焦げ目が味わいを重層的なものにして、たいそうおいしいです。
うにも上質、ひっかかりなく喉へ通っていく。
最後は大好物の穴子。いつかここで塩も食べてみたいですね。
玉子でしめくくり。川野さんが、「もう少し何か、巻物でもお出ししましょうか」と魅力的なお言葉をかけてくださいます。ですが今日はこれでお勘定に。

予想通り、期待通り、茶碗蒸しからガリ、お茶にいたるまで、とことん胃にやさしかった。胃の調子は完全に戻りました。よかったよかった。

先客の皆さんは遠方からの方たちのようで、お昼からけっこう飲んでおられて、ちょっとうらやましいですが、まあ午後からも仕事なのでまたこんど。ここでの昼飲みっていいだろうなあ。また来ます。
。。。。。。。。。。。。
(2015年9月)
2回目の鮨かわのさん。この前お電話したら川野さんのご旅行の関係でだめでした。九州でひたすら寿司を食べていたそうで、その話をうれしそうになさる。お寿司がほんとに好きなんですねえ。

基本おまかせでお願いします。
つきだし 茶碗蒸し(プレーン)のうえにいくらがぎっしり。ありそうであまりないとりあわせ、いきなりトップギア。
ひらめ
つぶ貝 きも コリコリした食感と甘味と同時にかすかに苦み。肝と合わせるとまた違った味わいだが、肝なしでもおいしい。
さば(〆たて)まだ若いがみょうが、ねぎ、ごまなどが調和したサラダのような一皿。
かます焼き 塩加減がちょうどいい。ほこほこしておいしい。
土瓶蒸し 秋はやはりこれです。
かに 和えてある味噌との相性、当然ながら抜群
たら白子 かるく炙りで
いか
まぐろ
中トロ
こはだ
のどぐろ 軽く炙って甘味を出しています
えび あまり火を通したえびは寿司では食べないのですが、これはうまい、そしてなんとも美しい。
あわび
穴子 最後は大好物で〆ていただきました。ぜんぶうまい。お上手です。

お手伝いの女子学生、他のお客さんともお話しがはずんで、楽しいひと時をすごさせていただきました。

ごちそうさまでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2015年8月初訪問時)
今日は、わりと近場にあって気になっていたお寿司屋さんで一人夕食です。

隠れ家レストランの典型みたいなところです。タクシーで行ったのですが、若い女性ドライバー、食べログの地図を見せても、ナビを使ってもたどり着かない。電話してお店からの指示でなんとか到着です。(北大路の賀茂大橋を渡って、クリーニング屋さんを越えて、左手に煉瓦づくりの建物がライトアップされているところを北へ入ってすぐです。)

7時過ぎに入店。私が最初の客でした。で、お寿司屋さんでは写真なし、が原則なのですが、お店の方から快諾をいただいたので、少し撮らせていただきました。

つきだしは、いくらの小鉢。お刺身で、あこう、ほっき貝、ばい貝、さば、茹蛸、単品で鴨ロース、鮟肝、煮蛸と小芋。握りで、煮穴子、うに、ほか数種。

ご夫婦のお客さんが入ってこられたので、撮影はやめました。

基本的におまかせでいただきましたが、お品書きはすべて、お値段明記の明朗会計です。ご主人の川野充貴さんは、まだお若いが経験豊富な練達の職人さん。そして、キッチンごりらななまるなど、下鴨近辺のお店の方々ともつながりがあるそうです。

COLONというフリーマガジンの魯山人特集で取り上げられていたのを読んで、このお店を知ることができました。ありがとうございました。(言うまでもなく、器にはたいへん凝っておられます)
私が初投稿の栄誉を得ました。京都にはまだまだ隠れた名店があることを実感した宵でした。

京都:コロン(COLON) 2015年7月号「魯山人の器と夏の一皿」15頁。

  • 鮨 かわの - 銀杏と鯛の皮

    銀杏と鯛の皮

  • 鮨 かわの - つぶ貝

    つぶ貝

  • 鮨 かわの - 鰤

  • 鮨 かわの - さより

    さより

  • 鮨 かわの - 蛸甘煮

    蛸甘煮

  • 鮨 かわの - 雲子

    雲子

  • 鮨 かわの - イクラ味噌漬け

    イクラ味噌漬け

  • 鮨 かわの - 鮪づけ

    鮪づけ

  • 鮨 かわの - 中トロ

    中トロ

  • 鮨 かわの - 金目鯛

    金目鯛

  • 鮨 かわの - 甘エビ

    甘エビ

  • 鮨 かわの - 鰊

  • 鮨 かわの - 2016年5月。秋田産生じゅんさい

    2016年5月。秋田産生じゅんさい

  • 鮨 かわの - あこう

    あこう

  • 鮨 かわの - サヨリ(ほんとは2切れ)

    サヨリ(ほんとは2切れ)

  • 鮨 かわの - とりがい

    とりがい

  • 鮨 かわの - ・・の肝

    ・・の肝

  • 鮨 かわの - 蒸しアワビ

    蒸しアワビ

  • 鮨 かわの - 平貝

    平貝

  • 鮨 かわの - うなぎ

    うなぎ

  • 鮨 かわの - ・・のおまけ

    ・・のおまけ

  • 鮨 かわの - 小芋 稚鮎 鯛の子 煮ダコ  

    小芋 稚鮎 鯛の子 煮ダコ  

  • 鮨 かわの - 剣先いか

    剣先いか

  • 鮨 かわの - 鱚

  • 鮨 かわの - 感動もののイサキ

    感動もののイサキ

  • 鮨 かわの - まぐろ

    まぐろ

  • 鮨 かわの - あじ

    あじ

  • 鮨 かわの - さば

    さば

  • 鮨 かわの - しまあじ

    しまあじ

  • 鮨 かわの - 金目鯛

    金目鯛

  • 鮨 かわの - うに(北海道)

    うに(北海道)

  • 鮨 かわの - うに(山口)

    うに(山口)

  • 鮨 かわの - 穴子

    穴子

  • 鮨 かわの - 玉子

    玉子

  • 鮨 かわの - お茶

    お茶

  • 鮨 かわの - 2016年2月。お店入口

    2016年2月。お店入口

  • 鮨 かわの - しらすの茶碗蒸し

    しらすの茶碗蒸し

  • 鮨 かわの - 微かに甘い、上品なガリ

    微かに甘い、上品なガリ

  • 鮨 かわの - ひらめ

    ひらめ

  • 鮨 かわの - こはだ

    こはだ

  • 鮨 かわの - こしび

    こしび

  • 鮨 かわの - こしびのトロ

    こしびのトロ

  • 鮨 かわの - しまあじ

    しまあじ

  • 鮨 かわの - 貝柱

    貝柱

  • 鮨 かわの - うに

    うに

  • 鮨 かわの - 穴子

    穴子

  • 鮨 かわの - 玉子

    玉子

  • 鮨 かわの - 2015年9月。竹を基調としたインテリア、落ち着く空間です。

    2015年9月。竹を基調としたインテリア、落ち着く空間です。

  • 鮨 かわの - 器へのこだわりが感じられる店内

    器へのこだわりが感じられる店内

  • 鮨 かわの - つきだし、茶碗蒸しいくらのせ

    つきだし、茶碗蒸しいくらのせ

  • 鮨 かわの - ・・はこんな感じです。

    ・・はこんな感じです。

  • 鮨 かわの - ひらめ

    ひらめ

  • 鮨 かわの - つぶ貝

    つぶ貝

  • 鮨 かわの - つぶ貝肝

    つぶ貝肝

  • 鮨 かわの - 〆サバ

    〆サバ

  • 鮨 かわの - かます焼き

    かます焼き

  • 鮨 かわの - 土瓶蒸し

    土瓶蒸し

  • 鮨 かわの - 土瓶蒸しアップ

    土瓶蒸しアップ

  • 鮨 かわの - かに身味噌あえ

    かに身味噌あえ

  • 鮨 かわの - たら白子炙り

    たら白子炙り

  • 鮨 かわの - いか握り

    いか握り

  • 鮨 かわの - 鮪赤身握り

    鮪赤身握り

  • 鮨 かわの - 鮪中トロ握り

    鮪中トロ握り

  • 鮨 かわの - こはだ握り

    こはだ握り

  • 鮨 かわの - のどぐろ炙り握り

    のどぐろ炙り握り

  • 鮨 かわの - 海老握り

    海老握り

  • 鮨 かわの - あわび握り

    あわび握り

  • 鮨 かわの - 煮穴子握り

    煮穴子握り

  • 鮨 かわの - ここから2015年8月、つきだしのいくら

    ここから2015年8月、つきだしのいくら

  • 鮨 かわの - あこう

    あこう

  • 鮨 かわの - ほっき貝

    ほっき貝

  • 鮨 かわの - ばい貝、手前の肝と一緒にいただくと最高。

    ばい貝、手前の肝と一緒にいただくと最高。

  • 鮨 かわの - 茹蛸

    茹蛸

  • 鮨 かわの - 鯖

  • 鮨 かわの - 鴨ロース

    鴨ロース

  • 鮨 かわの - 煮蛸

    煮蛸

  • 鮨 かわの - 鮟肝

    鮟肝

  • 鮨 かわの - 煮穴子握り

    煮穴子握り

  • 鮨 かわの - うに握り

    うに握り

  • {"count_target":".js-result-Review-8039800 .js-count","target":".js-like-button-Review-8039800","content_type":"Review","content_id":8039800,"voted_flag":null,"count":90,"user_status":"","blocked":false}

口コミが参考になったらフォローしよう

kasuganomichi

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する

kasuganomichiさんの他のお店の口コミ

kasuganomichiさんの口コミ一覧(1858件)を見る

店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
鮨 かわの
ジャンル 寿司、海鮮、日本料理
予約・
お問い合わせ

050-5589-7867

予約可否

完全予約制

住所

京都府京都市左京区下鴨東半木町72-8

交通手段

北大路駅から764m
北大路駅より 徒歩約10分

北大路駅から766m

営業時間
    • 17:30 - 21:00
  • 水・木・金・土・日

    • 12:00 - 14:00
    • 17:30 - 21:00
    • 定休日
  • ■ 営業時間
    当店は予約制となっております。
    お電話にて承ります。
予算

¥15,000~¥19,999

¥6,000~¥7,999

予算(口コミ集計)
¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX)

電子マネー不可

QRコード決済可

(PayPay)

席・設備

席数

9席

(カウンター9席 )

個室

貸切

(20人以下可)

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

落ち着いた空間、カウンター席あり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる

料理

野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

ロケーション

隠れ家レストラン、一軒家レストラン

サービス

お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、テイクアウト

公式アカウント
オープン日

2015年2月4日

電話番号

075-701-4867

備考

アメックスが使えます(情報提供元:アメックス)

初投稿者

jetsailjetsail(736)

ブログに店舗情報を貼る

このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。

店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム