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鈴木ファンドさんの他のお店の口コミ
店名 |
貴船 右源太(きふね うげんた)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
075-741-2146 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
■京都駅から車で約45分 鞍馬駅から1,477m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
サービス料・ チャージ |
サービス料15% |
席数 |
150席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 玄関前に喫煙エリア有 |
駐車場 |
有 屋外に有(6台) ※お店から駐車場まで徒歩1分 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
お店のPR |
旬の食材を活かした四季折々のお料理をごゆっくりとお楽しみいただけます。初夏~
京の水源地として古来より水の神様として崇敬を集めている洛北貴船。 鳥居右源太は貴船神社の杜家として、長年にわたって、ご奉仕をさせていただいておりました。寛政元年には右源太・左源太・小源太が当地に名を連ね、貴船の豊かな自然と水に寄り添い、営みに励んで参りました。 賀茂川の源流・貴船川の清らかな瀬音に耳を傾けながら、心地よい風と優しい緑のなか、名物川床料理をごゆっくりお楽しみください。 |
初投稿者 |
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■ 右源太(京都貴船・川床料理)について/25.7.29/9.16
夏の京都の風物詩の1つとして挙げられるのが納涼床(川床)。
旅館やお茶屋が川沿いや川の上に座敷を作り、その上で料理をいただくという贅沢なもので、桃山時代からの歴史があるといわれています。
京の川床は、二条から五条にかけての鴨川沿いに作られた川床(かわゆか)と京の奥座敷といわれる貴船の貴船川の真上に並べられた川床(かわどこ)が代表格で、それぞれ趣も異なります。
私が今回訪問した貴船には、貴船口駅から貴船神社奥宮にかけての貴船川沿いに約20件ほどの店が床を並べており、水面から数十センチの高さに並べられた床が特徴。
過去に「ひろや」で貴船の川床の素晴らしさを体感し、いつかまた訪問したいなと思っていたのですが、今年から仕事の関係で京都に住むことになり、貴船の川床は既に3回ほど利用させていただいております。
今回レビューさせていただく右源太は、ミシュランガイド2014「京都 大阪 神戸 奈良」にて旅館部門で快適な宿として評価されているお店。
貴船の川床にしてはめずらしく、ネットで予約が取れるので7月と9月の2回ほど利用させていただきました。
場所は、叡山電鉄「貴船口」駅から徒歩約35分。
貴船口駅から無料送迎バスが出ているので利用されると良いでしょう。
私は、1ヶ月前に予約を入れたので行きたい日に訪問できましたが、土日に利用される場合はかなり前から予約で埋まることが多いので、早めの連絡が必要です。
1.雰囲気について
右源太は、貴船神社より5分ほど北に行ったところにあり、周囲には老舗の旅館がひしめき、貴船の中でも一番賑やかなスポットに位置します。
川床を利用する場合は、川床の対面にある旅館で一度受付を済ませ、予約した時間になるとスタッフが名前を呼んで席まで案内してくれるというシステムです。
座席は、前述したように川の真上に設置されているのが貴船の川床の特徴で、真夏でも時々ひんやりとした空気が流れ、まさに天然のクーラーといっても良いでしょう。
また、天候にもよりますが、貴船川は比較的水量が豊富でなので、川のせせらぎを聞きながら食事をするというよりは、迫力ある川の響きを体感しながら食事をするといった雰囲気です。
座席間については、比較的広めに取られており、周囲を気にすることなく食事と会話が楽しめ、家族連れ、友人同士、カップル等さまざまな用途で利用することが可能です。
ちなみに9月に訪問した時は、台風で川床がもっていかれた直後の訪問となったこともあり、旅館内でいただいたのですが、室内でいただく場合は旅館の2Fにある大広間に案内され、テーブル席で食事をいただきました。
座席は、太い柱が印象的な綺麗な畳の部屋とウッディーなテラス席が用意され、こちらは川のせせらぎを聞きながら落ち着いて食事をするといった雰囲気です。
ただ、川の上で食事をいただくという優雅さや爽快感は何物にも変えがたく、予約を入れたときから雨が降らないことを祈るしかないでしょう。
2.料理について
川床料理がいただけるのは、5月1日~9月30日の5ヶ月間で、メニューは下記の4択。
私は、2番目に軽いコースをオーダーしました。
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□ 前菜+造り+焼肴+凌ぎ+揚物+酢物+食事+香物+止碗+水物(\7,245)
■ 先附+前菜+吸物+造り+焼肴+凌ぎ+揚物+酢物+食事+香物+止碗+水物(\10,867)
□ 先附+前菜+吸物+造り+焼肴+凌ぎ+揚物+酢物+食事+香物+止碗+水物(\14,490)
□ 先附+前菜+吸物+造り+焼肴+凌ぎ+台物+揚物+酢物+食事+香物+止碗+水物(\18,112)
※ 価格は税・サービス込み。
※ 7千円のコースは7月・8月は平日のみ。
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コースの内容は、期間を通じてほぼ同じものが供され、過去何年間の料理内容をみてもほぼ同じものが供される模様。
1万円のコースの総じた印象としては、ところどころに京都らしさが感じられる料理が供されるものの、味わいに関しては至って普通。
細かな作業を要する料理があまり無く、また揚物なども必ずしも食べごろの状態で運ばれるとは言い切れず、大勢の客に料理を提供しなければならないがゆえ、料理のクオリティーには限界があるように感じました。
個々の料理の感想は下記のとおりです。
(1)先附:くみあげ湯葉
くみあげ湯葉とは、豆乳の膜が張りかけの状態の一番濃厚な部分をすくい上げたもの。
醤油ベースのとろみの付いたソースがかかっており、ワサビをつけていただきます。
滑らかな舌触りがたまらなく、大豆の凝縮した旨みが味わえる一品。
お酒も良くすすみます。
(2)前菜:盛り合わせ
前菜は、貝柱の和え物、枝豆、レンコンチップス、山芋の昆布巻き、じゅんさいがちょこちょこっと供されます。
品数は多いのですが、味はいずれも至って普通。
レンコンチップスも温かくは無く残念。
(3)吸物:貝柱のスープ
吸物は、貝柱の出汁をベースにキクラゲ、クコの実、芽ねぎが入ったスープ。
見た目はシンプルですが、出汁が秀逸で体に染み渡る旨さがあり、美味しかったです。
(4)造り:マグロ、鯛、蓮の実
蛙を形どった胡瓜が目を引く一品。
お造りは、マグロ・鯛といったありきたりな食材が供され、もう一ひねりほしいところ。
鮮度も味も普通でした。
お高いコースを頼めば鱧が食べられる模様なので、安いコースにしたことをちょっと後悔。
(5)焼肴:鮎の塩焼き
右源太の名物ともいっていい料理で、添えてあるお酢に付けていただきます。
この料理で印象だったのが鮎の焼加減の見事さで、身の柔らかさと脂ののり具合が一番いい状態で供されます。
酢は魚の臭さを取る為のもので、お好みで付けて下さいとのことですが、川魚特有の臭みはほとんど無く、むしろほんのり香る魚の香りが芳しく、そのままでかぶりつきました。
2匹でも3匹でもいけてしまう美味しさ。
右源太の名物料理というのも納得です。
(6)凌ぎ:素麺
絹巻き素麺を使用し、椎茸やネギなどの薬味を入れていただきます。
麺は極細ですがコシが強く、喉越しも良い。
盛り付けも美しく、清涼感溢れる一品。
素麺でここまで美味しいと感じたのは初めてで、このコースの中で一番美味しかった料理です。
(7)揚物:天ぷらの盛合せ
アマゴ、こんにゃくの中にしし肉を詰めたもの、しし唐、鱧、しいたけ、生麩、湯葉の天ぷらで、山椒塩とレモンでいただきます。
食材は、京らしいものを使用しているのですが、何せ熱々じゃないのがイタイ。
衣に油が染み込んでいるものもあり、サクサクの状態の天ぷらが食べたかった。
(8)酢物:南蛮漬け
酢物は鯛の南蛮漬けで、ネギとたたきオクラが使用されています。
酢物は至って普通で、定食屋で供されるものと大した差異はありませんでした。
(9)食事・香物・止碗
ちりめんご飯、大根と芝漬け、エノキと湯葉の佃煮、赤出汁がほぼ同時に運ばれてきます。
美味しかったのはちりめんご飯で、山椒の香りが漂い、固めのご飯の炊き加減も良いです。
その他は普通でした。
(10)水物:メロン、わらび餅
最後にメロンと、抹茶味のわらび餅が供されます。
メロンは美味しかったですが、わらび餅はお土産等で購入できるものと同等のクオリティーでした。
3.お酒について
右源太オリジナルビール「SUIGEN」をいただきました。
柚子が漂う軽快で華やかなテイストのビールで、数量限定で生産しているとのこと。
アルコール度数が8%とやや高めですが、軽いテイストなのでゴクゴクいただけます。
ちなみに9月に訪問したときは、人気商品なのか既に在庫が無くなっておりました。
繊細な味わいの鮎の塩焼きとの相性がよく、是非オススメしたいです。
4.サービス
接客は、エリアごとに決まったスタッフが配置される模様で、料理の配膳や説明など終始同じ方に担当していただきました。
スタッフは明らかに季節限定の若いバイトの女性で、料理の説明などおぼつかない感じでしたが、明るく元気が良かったので、まあいっかという感じで楽しくいただけました。
サービスには、人柄も重要な要素だなとつくづく感じました。(笑)
5.コストパフォーマンスについて
貴船の川床は「右源太」と「ひろや」しか行ったことが無く、しかも後者は20,000円のコースをいただいたので、相場との比較はできませんが、1万ちょっとで川床で食べられるのであれば、そこその料理であっても満足感は大きく、何回でも行きたい気分になります。
ただ、逆に室内で食べるのであれば、京都市街地の料亭で手の込んだ懐石料理を食べた方が満足感が得られるなというのが正直な感想です。
6.総評
右源太の良いところは、ネットで予約が可能で、コースの価格設定が幅があるので、その使い勝手の良さが魅力的。
また、貴船神社と貴船神社奥宮の間にあり、貴船の一番にぎやかな場所にあるという立地条件も魅力の1つです。(下流の方はちょっと寂しい雰囲気)
川床の素晴らしさについては前述のとおりで、何物にも変えがたい優雅な一時を過ごすことができるでしょう。
来年も個人での利用や東京から観光に来る人の接待で利用させていただきます。