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嵐山ゲートウェイ
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タケマシュラン
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店名 |
松籟庵(しょうらいあん)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、豆腐料理 |
予約・ お問い合わせ |
075-861-0123 |
予約可否 |
予約可 基本的に11:30、13:30、15:30の3交代でご予約承っております。 |
住所 | |
交通手段 |
阪急嵐山駅より 【徒歩 約18分】 嵐山駅(京福)から725m |
営業時間 |
|
予算 |
¥6,000~¥7,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
サービス料・ チャージ |
共になし |
席数 |
30席 (すべて和室) |
---|---|
個室 |
有 (4人可) |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 松籟庵の駐車場はございません。市営駐車場など近隣の駐車場をご利用ください。 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、座敷あり、オープンテラスあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
お子様連れ |
大変に申し訳ございませんが、中学生未満のお客様はご遠慮させていただいております。 |
ドレスコード | 特に規定無し |
ホームページ | |
オープン日 |
2005年8月 |
備考 | |
お店のPR |
皆様のお出ましを心よりお待ち申し上げております。
嵐山の渡月橋の上流にある松籟庵は、かつて近衛文麿公の別邸と呼ばれ、今もその当時のままの輝きを放っています。屋敷の中にいながらにして、四季折々の自然の移ろいを敏感に感じられることが、最初のご馳走です。そして、料理長が心を込めてつくるまろやかな豆腐懐石が第2のご馳走です。第3のご馳走は室内に飾られている書画家である女将の書画が心を癒してくれます。まさに心のご馳走までご用意しております。 |
初投稿者 |
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京都が最も熱狂する11月下旬の紅葉ど真ん中に嵐山の人気店の予約を入れるあたりセンスの良い私ですこんにちわ。松籟庵(しょうらいあん)。渡月橋の上流、官有地の公園に位置し、車でのアクセスは不可。トップシーズンは近隣道路の交通規制もあるため、健脚しか訪れることができない秘境。ランチ3回転という強気の嵐山ゲートウェイです。
近衛文麿公の別邸をリノベーション。女将は書家でもあり、店内に掲げられた書はいずれも女将の筆とのこと。窓から望む桂川と紅葉が一番のごちそうであり、中学生未満は入店NGとアダルトな空間です。
先付は自家製の豆腐に宮古島の雪塩。豆腐料理専門店だけあって、王道中の王道といった味わい。食前酒として梅酒も添えられ、私の内臓にスイッチが入る。
八寸。豆腐を主軸においたセンスのある盛り付けであり、これぞジャパンといった1皿です。とりわけ中央の胡麻豆腐の弾力と風味の強さが心に残りました。
生湯葉。いわゆる質のよい湯葉。まあ、湯葉は湯葉である。
「創作の1品」ということで、紅葉をイメージした1皿。万願寺唐辛子の豆腐、とうもろこしの豆腐、枝豆の豆腐と豆腐づくし。とうもろこし豆腐の甘さに大地が感じられ楽しかった。
生麩のグラタン。これはわかりやすい味わいで良いですねえ。白味噌主体のベシャメルソースに生麩がゴロゴロと転がりヌチャっとした食感も面白い。チーズもたっぷりでややもすると暴力的な味わいであり、良い意味で京都らしくないお料理でした。
揚げ物は湯葉や万願寺唐辛子、マイタケなど。いずれも揚げてから少々時間が経っており油も浮いてきているため、純粋な美食とは言い難い面があります。が、湯葉を揚げるなどコンセプトはブレることがないため、これはこれでありよりのあり。
湯豆腐は昆布出汁の茹で汁で時間を置き、その後かつお出汁のおつゆで頂きます。添えられた九条ねぎと山椒の風味が格別。豆腐と言えば豆腐なのですが、おつゆをお出しで割ってまるで吸い物ののように頂くのがいいですね。加えて我々が注文したコースであればお代わりもOK。
和牛ヘレのミニステーキ、九条ねぎ添え。普通に美味しいのですが、京都の山奥に来てまでわざわざ食べる必要はなかったかもしれません。九条ねぎは気前の良い量で嬉しかった。
食事はコシヒカリの白ご飯に揚げ出し豆腐、ちりめん山椒、自家製のお漬物。白米の出来は中の上といったところですが、ちりめん山椒を広げれば立派なごちそう。揚げ出し豆腐をこのタイミングで食べるのも面白い試み。お漬物は文句なしの美味しさであり、豆腐主体のコース料理であるにもかかわらず、ここまで食べると胃袋がパンパンに。
デザートはほうじ茶のプリン。ほうじ茶の風味がガツンと効いており量もたっぷり。日本料理のお店で頂く甘味としては実に迫力のある1皿でした。
お会計は食事だけでひとりあたり6千円強。目の覚めるような絶品に出会えるというわけではなく、いずれの皿もまあまあの美味しさではありますが、何よりもこの景観と雰囲気が一番のごちそうです。渡月橋周辺の喧騒から逃げ出し、紅葉と水面を愛でながらの豆腐料理は思わずインスタで自慢したくなるライフスタイル。配膳スタッフの対応も感じが良く、お店全体に居心地の良い空気が流れています。
予約は取りづらく、また、足腰が丈夫でないと訪れることができないお店。若い人にこそオススメしたいお店です。嵐山行きが決まったらすぐ電話。
■写真付きのブログはコチラ→ http://www.takemachelin.com/2018/12/syoraian.html