やっぱ好きです 鶏半濁トロリスープ : 天天有 本店

久しぶりの一乗寺。いつも目的地は天天有ですけどね。一乗寺駅から天天有の間、直系二郎、恵那く、池田屋、高安など人気ラーメン店を通過することになり、各店の行列人数＝人気度を感じる事ができます

No.1は池田屋。この列は凄まじかった。こりゃ2時間待ちやね。インスが直系を圧倒している。高安もそこそこ列ですね。個人的には支持されている理由か全く理解できませんけど

さて天天有。マイルドな5名待ちで嬉しい。店名が除去された黄色一色の天幕が相変わらず神々しい

中チャーシュー、カタ、ネギ、こってり(1000円)
ご飯小(100円)

この"中"というサイズ、1.5玉なんです。お腹が空いてたとはいえ、+50円で1.5倍ってお得！という安易な計算を後悔。ライスもぜんぜん小じゃないし、後半苦しかった

最初に飲むスープ一口が「まじ美味い！」と唸れるのは、私的には天天有、杉千代、てんぐ、くらいです(巡回数は少ないといえ)。この半濁のトロッとした鶏が溶け込むスープは芸術品だと思います

また、奥さん本当に優しい。会計時に「だいぶ待たせちゃってごめんね」と言ってくれたり、財布を忘れて退店していくお客さんを追いかけたり。いつまでも続いてほしい名店です

近年のラーメンはもはや創作料理と化し、一杯1000円以上も許される残念な食べ物になりました。次々に入れ替わる人気店にも行ってみたんですよ。でも値段の割に感動がない、映えばかり狙って、スープに唸るようなオリジナリティや奥深さがなかなかないんです

一方、天天有のスープはパイタンのようで半透明。ドロっと濃厚。味も唯一無二なんです

で、たまに無性に食べたくなる、マイ庶民派No.1ラーメン店の「天天有」にたどり着いた

あれ？外壁が塗り直されてキレイになっている、換気扇も。でもこちらもインフレの波には勝てなかったようで、6月から値上げに。が味はそのままでやや安心しました

駅の西、東大路通にラーメン屋が並ぶ一乗寺。この通りを歩くと目的地がブレてしまいますが、なんとか初志貫徹で「天天有」に到着した。今年でなんと創業50年の老舗。近所の人気店の行列を尻目に、いつもほどほどの混み具合。ブームに左右されないけど存在感ある老舗の風格です

”一口目感動、でもそのうち飽きる” のではなく、一口目でも、三口目でも、最後まで飽きません。鶏の旨味と甘味が凝縮された鶏白湯スープには、脂や醤油など主張する調味料は含まれておらず、深みのある自然な旨さ

鶏白湯自体めずらしいですが、全国探してもなかなかこの味には出会えないと思います。でも天天有自体が定番すぎて、話題にもならないのでしょうね

今日も「チャーシュー麺・並」。麺はカタ、ねぎ多めで注文。

久しぶりの今日は特にそのスープの完成度が高かった気がします。自分の体調がよかっただけで、いつも味にブレは無い！というなら失礼しました

厨房内のカッターでシャンシャン切っているチャーシュー。この自家製感とタレに浸していないドライな自然な肉の味がまたラーメンのスープを邪魔せず良いのです。スープに沈んだメンマの甘い味付けは不要かな

まもなく21世紀、という頃。
京都によくラーメン食べに行きました。

ラーメンだけ。ラーメン食べたら帰る

当時の京都＝背脂豚骨醤油。
「ますたに」「天天有」「第一旭」はく行きました
私にとってはいまだに「京都＝天天有」です。
チェーン展開する同名店とは資本関係が違います

栄枯盛衰が激しい京都。
好きだったのに閉店してしまったお店も多々あります

しかしこの3店はいずれも健在

一乗寺はラーメン街道と呼ばれてますが、
いつからでしょうね？
こってり系ラーメン屋が軒を連ね、
若者が行列を作るラーメンの聖地となっています

でもここは昔ながら。
おばちゃんの丁寧な接客。行列はありませんが、
流行に左右されない老舗の風格漂います。

昔は黄色いテントに黒字で「天天有」
と記載されてたのに、
今ではなぜか塗りつぶされています

スタバのように店名をあえて書かないブランド戦略？

鶏白湯の濃厚でクリーミーなスープと
中太ストレート麺は健全

ネギマシしたチャーシュー麺は麺を全て覆い隠していますが、ペロッと食べつくしました

一乗寺と言えば京都ラーメンの聖地。当時は横綱、珍遊、天一総本店、将軍？将門？（だったかな？）…。豚骨醤油背脂系を京都ラーメンと定義していた私は味に物足りなさを感じるも、それでも一乗寺の主は鶏白湯の「天天有」でした

しかし今回ひさしぶりに訪ねると、オプション制が導入されていた。

麺の種類、硬さ、タレの濃さ、ネギの量、そしてコッテリ（背脂、一味）のオプションを指定できる。このコッテリが重要かもしれない。鶏白湯にニンニクや油や唐辛子が追加される事により、とんどん箸が進んでいく

極鶏、高安、等超コッテリな鶏系ラーメン屋が台頭し、そんなお店に行列が出来る。そんなニューウェーヴへの対抗措置なのでしょうか。久しぶりの一乗寺。新しいラーメン屋さんがたくさん出来ており、夜遅いのにとても賑わいを見せていた。昔より断然活気がありました！