無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
075-406-2204
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
猪の命を頂いて。あるいは、夏の川床
口コミが参考になったらフォローしよう
sagasimasu
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
sagasimasuさんの他のお店の口コミ
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
洛雲荘(らくうんそう)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、鍋 |
予約・ お問い合わせ |
075-406-2204 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄北大路駅から京都バス37系統雲ヶ畑岩屋橋行きで45分、終点下車すぐ |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
電子マネー不可 |
席数 |
70席 (河床を含む) |
---|---|
個室 |
有 |
駐車場 |
有 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
元宮内省御用達京都御猟場雲ヶ畑観光協会指定旅館. -山荘の料理旅館 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
2012年12月
京都駅から乗ったタクシ-の、老練な運転手さんは、言いました。
「ああ、雲ヶ畑やったら、はて も、はて。道のどん詰まりや。」
確かに、50分程、車で行った所は、炭焼き小屋や、猟師だまりの小屋の有る、山中でした。
部屋は、床の間に、きれいに花が生けられ、しつらえにも、調度品にも、風情が有ります。
やさしい笑顔と、耳に心地よい京言葉で、終始、心のこもったおもてなしをして頂きました。
堀ごたつの囲炉裏には、木炭がすでに燃えていました。こたつの足もとには、床暖房も有ります。
ふすまで仕切られた部屋の外には、屋根つきの川床が有ります。北山杉を使って、宮大工さんが、3年程前に 作り変えた川床は、雨でも、大丈夫。かえって、風情が有るとか。
夏に、是非 楽しませて頂きたいと思います。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして、2013年7月
夏の川床に参りましたので、その様子を少し 加えておきます。
涼しさは、貴船と ほぼ同じ。
市内より、気温が10度位 低く、この日は、いつの間にか20℃を下回る程になっていました。
貴船は、床が低く、可動式ですが、こちらは、床が高く、屋根が有り、きちんとした建築物。
雨でも、大丈夫。
台風でも無い限り、川床でのお料理が楽しめます。
貴船は、座敷に座蒲団ですが、こちらは、それも選べますが、椅子テーブルも、選べます。
貴船は、観光地になり、賑やかですが、こちらは、一軒家。
こちらの川床だけです。
景色も、空気も、独占して、ムードが有ります。
団体の方々と、同じ時になる場合も、有りますが、広々として、幾つかの部分に別れていますので、それでも、山奥の雰囲気を楽しめると思います。
そして、お料理。
冬は、お料理と言っても、素材を味わう、猪の鍋ですが、夏は、コースの、日本料理です。
鮎を中心とした物ですが、煮物、焼き物、何をとっても、文句の無い素材、味つけの品々。
始めに、子持のごり、花山椒が、何気なく出されましたが、どちらも、希少で高価な物です。
繊細で、上品な お料理は、立派です。
味は、ともかく、雰囲気と涼しさがご馳走、という川床とは、一線を画します。
私は、毎年のように 貴船の川床に行き、最高と言われる所にも、一番の老舗と言われる所にも参りましたが、洛雲荘のお料理は、どこをも凌駕なさっていると、思います。
市内の、お料理屋でも、上等の部類のお料理を、この川床で味わえる歓び。
これからは、川床は、ここで楽しみたいと、つくづく思いました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(以下は、冬の続き)
白味噌の汁の入った土鍋と、牡丹の花のように盛られた猪の肉、せり、ねぎ、下茹でされた大根、生麩、椎茸、ゴボウ、えのきだけ、よもぎ餅が、大皿で出されました。
きれいな、肉色、脂もかなり乗っています。
始めは、お手本に、少し煮て頂き、その後は、好きなように自分達で、煮ながら、楽しむのが良いと思います。
甘さの有る白味噌の汁で煮た後は、紅葉おろしとぽん酢、または、そのままの汁の味で。
二つの味を、交互に、楽しむのも良いでしょう。
白味噌の汁は、煮詰まって行きます。
肉や野菜等を、食べ終える頃には、味が濃く深く、クリーミーな物になっています。
決して薄めませんように。
この煮詰まった物が、ご馳走なのです。
御飯に、かけて良し、お酒のつまみに良し。
猪の味と、野菜のエキスを含んで 煮詰まった白味噌の汁は、クリームチーズに、甘さのを加えたような口当たりで、独特の味わい。
白味噌仕立ての、牡丹鍋ならではの、最後のお楽しみです。
この日は、その時間に、他のお客さんが、いらっしゃらなかった事も有り、御主人が、北山の地下鉄駅まで、自家用車で送って下さいました。
途中、猪猟や、夏の川床とホタルの事等、話して下さって、とても暖かい心持ちになりました。有り難うございました。
一番寒い時に、また一段と、猪の味は、良くなるそうです。
厳寒期に、また こちらの鍋を頂いてみたいものです。
猪は、田畑を荒らし、人に危害を与える獣ですが、それは、それなりに、この山中で、必死に自分の命を生き、子を育てているのです。
猪にしてみれば不条理に、鉄砲で撃たれたのです。
猪の命を頂いて、しっかり美味しく味わうのが、人の出来る供養かもしれません。