高いレベルで勝負・・・と言う事です！ : 東山 吉寿

昼の吉寿さん。
貸し切り会での訪問。
ワタクシとしては2回目の訪問となります。

２年ぶりですが、主人は相変わらず「飄々」とした感じの方。
固い雰囲気を感じない点が、このお店の良いところかも・・・です。

当に今風のお店。
インスタ映えする素材と料理。
あと、流ちょうな喋り口調でしょうか(^^;
お話上手な主人です。

では、この日の料理です。

●ジュンサイ　アワビ　海老
●小芋　うなぎ
●琵琶湖天然鮎　茄子　椀
●イサキ　中華風梅味
●新玉ねぎ　スナップエンドウ　燻製チーズ
●すずきの揚げ物　レタス
●桜エビ入りがんもどき　小松菜
●エビフライ　出汁巻き卵
●炊き立てご飯　みそ汁
●マンゴープリン

この日のテーマは「自由」だったかな・・・。
内容的には、普通に美味しい日本料理。
価格も10000円程と内容的にはお安くお得なランチ。
前回のイメージとは少々違ってました。
もちろん、いい意味で(^-^;

人気店は、やはり「持ってます」ネ！
腕がいい事、間違いなしです。
あとは、センスでしょうか。
普通に美味しい料理はいとも簡単に熟せる感じす(^'^)
それより高い高いレベルで営業されてみえる感じですね。
「流石」な主人さんでした。

お昼の吉寿さん、お値打ちで良いです！
予約困難店の一つですが、チャンスがあれば行ってみて下さい。

ごちそうさまでした。

話題のお店「吉寿」さんへ行ってみました。

ここは超個性が強いです。
和食を中心とした何でもありのお店。
京都の和食店ですが、「京料理」ではありませんのでご注意ください。
何が出て来るか分からないお店です。
料理構成の中心となるのが主人のひらめき！
月毎にテーマを決め、それに準じた料理を展開。
型破りなお店です(^▽^;)

例えば、「繋がり」「吉寿の宝石箱」「冬の王様」等々。
半年先まで既にテーマは決まっているようです(;'∀')
この日のテーマは「岡山×熊本」
岡山と熊本の素材や郷土料理？を中心に構成されているという事です。
京都に来て「岡山」「熊本」はどうかとも思いますが・・・でも面白いお店であることは間違いなしです(~o~)

な感じで、このお店を推してみえる方は京料理を食べ慣れた方々。
何せ異色ですから！
逆に美味しい京料理を期待して訪問されるとガッカリと言う結果になりますので注意が必要です。

ご主人は車が大好きな少年っぽい方。
ホントに大好きです(*^。^*)
それ故に京都では珍しく駐車場も完備されてみえます。
何でも・・・お客様の色々な車を見るのが楽しみだとか・・・。
あまりにもフレンドリーすぎて、ビックリしました・・・(^▽^;)
大阪の居酒屋さん的な「ノリ」の方なのです！

まずはスタート前に、料理人さんが全員集合してのご挨拶。
で、ご主人の掛け声とともに始まります。

■車エビ　湯葉　マスカット　ジュレ掛け
　　もちろん「岡山」「熊本」産です。

■白トリ貝　鱧　オクラ
　　これもです。鱧は刺身。トリ貝の臭みはゼロです。

■「天草大王」と言う、熊本の地鶏を使った椀。
　　出汁も鶏出汁です。
　　＊ワタクシは鳥が苦手なのでスズキの椀に変えてもらいました。
　　　ワイフの話によると、ムチャ美味かったそうです。

■馬の生レバー　ごま油和え
　　初めて馬の生レバー食べました。普段食べないので味は良く分かりません、が新鮮な事は分かりました。

■熊本の馬刺し
　　直送で仕入れているとか・・・。
　　少し筋が気になりました。

■たっぷり毛ガニのかに玉
　　岡山の渡りガニでやりたかったみたいですが、手に入らなかったようです。
　　主人自ら目の前で作ってくれました。白ニラの餡がかかっています。
　　京都でかに玉・・・これには驚きました(^^;

■チーズの燻製
　　これまたワタクシやや苦手。
　　ワイフによれば、これも美味かったと・・・。
　　＊変わりに鯛の白子和えを用意してくれました。

■アワビ　白ズイキ　水前寺海苔
　　まずは巨大アワビにビックリ！大きさではなく、厚みが5㎝ほどある肉厚アワビ。見た事ないです。
　　これも「岡山」か「熊本」産だと思います。

■辛し蓮根
　　熊本の名物ですね。初めて食べましたがなかなか美味かったです。

■天然ウナギの白焼き　自家製ラッキョウ　香草パン粉　ウナギの肝ソース
　　このウナギの大きさにも驚きです。直径が5㎝ほどの巨大ウナギ！見た事ありません。
　　パリッと焼かれた鰻と味付けパン粉、肝ソースが良く合います。

■赤茄子　赤牛
　　熊本産の赤茄子と赤牛　甘酸っぱいタレがかかっています。
　　ただ、牛は少々固め。もう少し薄く切って欲しいかな・・・。

■アサリの担々麺
　　熊本と言えば浅利が有名だそうで。
　　アサリ出汁の担々麺だそうです。
　　夏らしい食べ物として「担々麺」が浮かんだとか(^^;
　　京都の和食店で担々麺を食べる事になるとは・・・(;'∀')

■鱧御飯
　　これはあっさりして普通に美味い鱧御飯でした。
　　胡麻の風味が効いてます。

■桃とアイスのデザート
　　岡山の桃がイマイチとの事で、今回は福島の桃との事。
　　甘い桃です。
　　ただ、ソースが曲者・・・なんです！
　　何と「お酢？？？」
　　甘いデザートにお酢？！
　　主人曰く「口がさっぱりすると思って酸っぱいの入れときました」
　　さっぱり？？？
　　ワタクシ的には甘さより酸っぱさの方が口に残る気がするのですが・・・(*‘ω‘ *)
　　この奇抜さこそが、このお店の特徴と言っていいかも知れません。
　　主人の発想が独特なんです。

以上がこの日の料理。
分かりますよね。
何が出て来るか分からない・・・と言う事です(^▽^;)

異彩を放つ「吉寿ワールド」
京懐石に飽きてきた皆様は是非ご体感ください。
好みか好みじゃないかは、時の運！
合うか合わないかも時の運！！
テーマによって決まりますので・・・(^O^)
ただ・・・、
出来れば、好き嫌いの無い方の方が良いかと思います。

本日は色々な意味でやられました！

面白い！！

ご馳走様でした。