繊細料理とアットホームな雰囲気が魅力の良店です。 : 祇園 にし

ボンパパにとって、京都で一番馴染むお店は祇園 又吉さん。
居心地も良く、ボンパパにとっては全てにおいて相性が良いお店です。
が、如何せん高額店。
ファミリーで行くにはかなりシンドイ出費になってしまいます。

そこで、ワタクシ考えました。
ファミリーとしての馴染みのお店を作ろう・・・と(*^^*)
どこが良いかな・・・？！
そこで思い出したのが、こちらの「祇園　にし」さん。
繊細で美味しい料理を比較的リーズナブルに提供してくれる良店。
ご主人並びに奥様も感じの良い方だったような記憶が・・・。

な感じで、久しぶりに訪問してみる事にしました。
お昼12時丁度に入店。
今回は上のコースを事前予約（約2週間ほど前）。
では料理内容の方です。

◆毛ガニ　ウニ　おくらおろし　完熟トマト　そしてイチジク
　　　以前と同様に繊細な料理です。
◆グジと松茸の椀
　　　ボンパパが好きな椀の味です。
◆トロと車エビのウニ和え
　　　これは味のバランスが絶妙で美味いです。
◆ヒラメの薄造りと石陰貝
　　　包丁捌きの匠の技・・・でましたね～。透き通ってます。
◆八寸（ジュンサイ　トマトそうめん　イカと筋子　オマール海老とフルーツ　ささみと白ズイキの胡麻和え　クリームチーズ）
　　　写真中央上から右回りです。チーズはホオズキの中です。
◆鱧しゃぶ
　　　鱧しゃぶと言えば、名古屋では自分でシャブするイメージですが、京都ではシャブされた料理となります。
◆鹿児島牛　黄身醤油
　　　これも絶妙なバランス。あっさりで美味いです。
◆鮎と松茸御飯
　　　鮎と松茸がゴロゴロ入ってます(*^^*)
◆一口テールカレー
　　　嬉しい一皿です。和食屋さんが作るカレーは特別な感じがします。
◆自家製わらびもち　抹茶アイス

◆コーヒー

ここ「西さん」は基本のお昼はどうやら下のコースの方。
殆どの方がそのようです。
そのためか、今回は下のコースに無理無理一品付け足したような感もしましたが、まあ楽しむことが出来ました(^▽^;)
が、前回訪問時に比べると、何となく、ほんの少しだけレベルダウンかな・・・そんな感もしました。
それでも満足感は高い方でしたが、残念なことに、この後価格改正でボンファミリー的予算額をオーバー(;_;)
ファミリー用の馴染み店候補からは脱落・・・となってしまいました(-_-;)

京都はなかなか難しい街で、
人気が出るとあっという間に価格改正されます。
良いお店を見つけたと思っても、再訪時にはほゞほゞ値上がりしていたって事、一度や二度ではありません。
結局はところてん状態なんです。
新店が出来る→人気が出る→少し値上げ→予約が取れにくいお店になる→大幅値上げ→鳴り物入りでまた新店が出来る→客足が遠のく→閉店
この流れは何なんでしょうね(^^;
「伝統の街　京都」のはずですが、飲食産業に限っては全く逆のようです(;'∀')

ボンファミリー用の馴染み店候補からは外れましたが、
ボンパパの好みに合う繊細料理とアットホームな雰囲気が魅力の「にしさん」。
勿論一押し店です。

宜しければお試し下さい。
ご馳走様でした。

日本料理の新店が次々できる最近の京都事情。
波に乗ったお店は２、3年で人気が急騰！
あれよあれよで全国区となり予約困難店に・・・。
その反面、ところてんの如く押し出され閉店に追い込まれてしまうお店もあります。
完全なる弱肉強食の競争社会。
そんな事情もあってか、人気と同様に価格設定も一気に上昇。気が付いてみるとオープン時の2倍そして３倍程の価格に・・・。
それが京都の常識。輝いているうちに稼げ・・・そんな感じなのでしょうか。
ですので、1年ほど前までのレビューなどを参考に訪問するととんでもない目に合う事・・・多々(-"-)皆様も十二分にお気をつけ下され・・・。

な訳なので、行き時が物凄く大切となります。
プロスポーツ選手に例えるならば・・・、
まずは期待されている大型新人なのか、そうでないのかの判断。
即戦力の大型新人ならば、大活躍して年棒が倍増になるチョイ前・・・。
それが一番ベストな行き時ではないかと思うワタクシなのであります!(^^)!
ですが、焦ってイの一番に新店に行くとドツボにハマる事も多々ありますので注意も必要です。
即戦力のお店なのか、将来性が豊かなお店なのか、はたまた実力の無いお店なのか。
他県のワタクシ達には確かな情報が入って来ず、その判断が激難しいのです(+o+)

そんな中、今回目を付けた^^;お店がこちら「祇園　にし」さん。
オープン１年程のお店ですが、皆様の口コミも上々、そして食べログでの点数は4.0超え（2017．８時点）。
まだ確実的な実力店とは言い切れないかもしれませんが、コースの価格はまだ10000円程（祇園の日本料理店では低価格）。
２倍、3倍になる前に、今回は家族3人、勝負をかけ行ってみる事にしました。
場所は八坂神社の東、観光客が多い地区。
お店も多く点在し、競争の激しい1等地です。

ホテルから徒歩でお店に。
煌々と輝く外観。
雰囲気もあり、お店はすぐに分かりました。

店内に入りカウンターに着席。
白を基本にしたピカピカの店内。
高級感アリアリの雰囲気です。

カウンター内には大柄で体育会系の主人。
昔、バレーボールをしてみえたようです^^;
他、美人女将と女性従業員がお一人。
3人で切り盛りされているお店です。

完全なるオープンキッチン。
改築されたお店故、自信の表れ・・・ですね！
御主人の胸には「キラリ」と光るソムリエバッヂが・・・。

では料理内容の方です。

◆長芋素麺　ウニ
　　超細く均等な長芋素麺。技術の高さを感じる一品です。
◆造り
　　アナゴの焼き霜　ミナミマグロ　生鯖（臭みが無く、とても美味しい鯖です）
◆毛ガニしんじょう　冬瓜　ジュンサイの椀
　　カニが沢山入り、とても美味しいしんじょう。奥深く透明感のある椀物です。
◆八寸
　　＊トウモロコシのすり流し
　　　　　甘くておいしいトウモロコシ。
　　＊そうめん南瓜　オクラ
　　　　　とても美味しく調理されています。
　　＊クリームチーズとスモークサーモン

　　＊アマダイの焼き物
　　　　　脂がのり、フワフワでとても美味しいアマダイでした。
　　　　　ただ、パリパリの皮加工はされてなかったです。
　　シンプルですが、とてもバランスのとれた八寸でした。
◆鱧と松茸のシャブシャブ
　　秋、先取り・・・ですね)^o^(
　　自家製の優しいポン酢が素材を引き立たせます。美味いです！
◆賀茂ナスとエビそぼろの餡かけ
　　以前ワタクシも作ろうとチャレンジした料理。
　　イヤイヤ、プロの料理は全然違いますね～(~_~;)
　　食べやすい上に火の通りも平等、茄子の油キレも良く、餡も美味し！
◆ホタテ　白ズイキ　イクラ　キャビア　酢の物
　　京都らしい酢の物。とても優しい味付です。
　　口直しとして素晴らしい料理、バランスの素晴らしさ・・・それが全てです！
◆ウナギの釜炊きご飯
　　牛蒡との相性が抜群。美味いウナギ飯です。
　　ウナギがあまり好物ではないワタクシですが、おかわりしてしまいました^^;
◆松茸入り赤出汁
　　写真を見て頂ければ・・・。説明不要ですね。
◆宮崎マンゴーのデザート
　　これは普通に高級フルーツです。
◆コーヒー


まずは写真をご覧下さい。

何時も写真は参考程度と思っているワタクシ。
ですので、ボンパパの撮った写真はあまり美味しそうにはみえません。
ですが、このお店の料理写真・・・みて下さい。
写真下手なボンパパ撮ったとは思えない美しさ・・・ですよね！
非常に美味しそうにみえませんか？？？
そう、御主人の料理はとにかく美しいのです！
プラス季節感も十二分に感じさせてくれます。
夏から秋にかけての料理。
誰が見てもわかるかと思います～!(^^)!

器がまた素晴らしい！
拘っていると思います。
日本料理は器もかなり重要なポイント。
流石ですね。

包丁技術。
かなり高い技術を持ってみえる方です。
長芋素麺もそうですが、椀物の上に乗っかっているカボス。
分かりますか？？？
紅葉型に切られています(~_~;)
大きさは、ナント直径2ミリほど。
大柄な御主人だけにビックリです。
素晴らしい！

見た目以外、料理ももちろん美味しいです。
創作性とオリジナリティはあまり感じませんが、全て土台がしっかりした料理ばかり。
「抜いた料理」は一品も無かったです！

今回のお店選び「大吉」と出たようで・・・良かったです)^o^(
来年にはミシュラン獲得、間違いないと思います。
リーズナブルにとても上質な料理をいただけボンパパ的には大満足!(^^)!
今回同行のボン2号ももちろん完食！
ワタクシと一緒で「超美味しかった！」との感想。
いやいや、皆様方のレビューのおかげでとても良いお店と出会えました。

高レベルのお店ですが、御夫婦ともとても気さくでとても親切。
話しかけやすく、感じも良いです。
今回は子連れでしたが、快く受け入れて下さり気も使っていただき感謝以外ないですね。


ただ・・・。
ひとつだけ不満があるとすれば・・・。
ソムリエさんだけありワインと料理との相性抜群。
グラスワインを1杯のみ頂きました。
これがまた、料理と無茶苦茶合うんです。
ただし、量がかなり少な目なのです・・・(-_-;)
美味しいだけにおかわりをし続けると大変な事になると思い断念。
次からビールに変更しました(;_;
もう少し量があれば・・・です^^;

以上が感想の全てです。

体育会系主人の美しく繊細な京料理。
今が行き時です！

是非お試し下さい。