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店名 |
篠田屋(シノダヤ)
|
---|---|
ジャンル | 食堂、そば、ラーメン |
お問い合わせ |
075-752-0296 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
・京阪本線・鴨東線『三条駅』/地下鉄東西線『京阪三条駅』より9番出口すぐ 三条駅から68m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
36席 (テーブル席4人×8卓)(小上がり席2人×2卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
オープン日 |
1904年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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その昔、鴨川沿いをくねくね走っていた京阪電車、いまは三条で交差する京都市営の地下鉄東西線と共に地下を走ることになった。
〈篠田屋〉
浄土宗のお寺の傍らに建つお店は明治37年の創業。
ソトコトやサライで紹介されても違和感の無い和モダン空間、そしてその店内はしっかり手入れされている。
味のある木製椅子、床1面のミニタイルが懐かしい。
その小さな椅子に座り、壁にずらりと並んだ短冊メニューを眺める。
まず目に入るのは創業以来の伝統メニューという中華そば、続いてビフカツ(ビーフカツ)、なんば(南蛮)
京都の大衆食堂らしく、きぬがさ丼、にしんそばもある。
そして、当店オリジナルと紹介される2品。
デラックス丼(エビフライ・焼肉・半熟卵)と並ぶのが
◯皿盛 ¥750
サラモリ、何だろうこのロハスな響き(笑
誕生の由来が書かれた雑誌の切り抜きを読む。
常連客の京阪電鉄社員、ある日カレーうどんのアタマをご飯にかけ、すぐに冷めて食べ易くなる様、平皿に盛ったカレーをお願いしたらしい。
そんな裏メニューが他の京阪社員にも評判になり、のちに殿堂入りを果たしたとある。
照りっ照りの片栗カレー、みたらし団子のタレと表現すると近いかも。
しかし、その透き通る色味からは想像もつかないくらい、中に潜むのは力強い出汁と優しいスパイスの香り。
粒の立つご飯に混ぜていくと、熱々だったルーが口をつけられる温度になる。
なるほど、時間厳守の鉄道員(ぽっぽや)メニューだ。
そしてトップに鎮座しているのはきっちり叩かれた極薄のカツ、きめ細かな衣は歯を入れると「サクッ」と音が鳴る、甘辛ソースの下味がペラカツに良くお似合い。
あの菓道のビッグカツを連想するが、似てるのは見た目だけで、これは大人のための高級駄菓子だ。
麒麟の大瓶は¥550、小さなグラスは霜るくらいしっかり冷えていた、先付けのつまみが無かったのは少々残念で、先のペラカツが単品つまみだったら言う事は無い。
店に入って注文した後の出来事。
ビールを飲んでいるわたくしに、女将さんが詫びを入れにきた。
どうやら揚げ油の火入れタイミングに手違いがあったようで、その仕切り直しに時間がかかるらしい。
正直言わなくても何とでもなるように思ったけれど、多分違う、老舗ならではの拘りを感じた瞬間だった。
サラモリと言う名の和モダンカレー。
美しい日式カレーだった。
独特の美味しさを多くの人に味わって欲しいし、自分も機会をつくって再訪したいと思う。
昭和的な人情云々なんて臭い話しをするつもりは無い。
でも、高齢化という時代の波は確実に感じられた。
(終)