篠田屋
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店舗基本情報
| 店名 |
篠田屋（シノダヤ）
|
|---|---|
| ジャンル | 食堂、そば、ラーメン |
| お問い合わせ |
075-752-0296 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
・京阪本線・鴨東線『三条駅』/地下鉄東西線『京阪三条駅』より9番出口すぐ 三条駅から68m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 ～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席・設備
| 席数 |
36席 （テーブル席４人×８卓）（小上がり席２人×２卓） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| オープン日 |
1904年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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７月の日曜日、三条京阪のすぐ近くにある老舗の食堂、篠田屋さんを訪れました。
創業が1904年というので日露開戦の年に当たります。
京都の老舗の中では新しいほうなのかもしれませんが、
長い歴史を感じずにはいられません。
外観も昭和を彷彿させる看板がその歴史を物語っており、
失礼ながらよくこの三条京阪の一等地に生き残っているなと思える建物です。
店内は昔ながらのテーブル席が８卓、小上がりの席が２卓。
テーブル席は一応４人分の椅子が用意されていますが、
このご時世ではかなり密な状態になりそうです。
私は11時半の開店に合わせて向かいましたが、
すでに７人の待ち客がお店の前に屯っていました。
私が入ったあとからも次々とお客さんが訪れ、人気の高さを実感しました。
そんな繁忙タイムもご主人とおかみさんのお二人でてきぱきと切り盛りされていました。
頭が下がります。
このお店の名物料理は皿盛り750円(税込)。
一見、よくあるカツカレーのようでもありますが、
かかっているルウはカレーうどんのものとのこと。
今回はこの皿盛りをいただきました。
運ばれてきたビジュアルはかなりのボリューム。
皿からはみ出んばかりのルウが注がれています。
そのお味は出汁がよく効いた和風タイプながら、
昔ながらのカレー味がしっかり感じられます。
あんかけカレーなので粘性は想像通りでしたが、意外とスパイシーなのには驚きました。
欧風カレーでは得難い美味さです。
具にはネギと豚肉が入っているところが、和風仕立てっぽいところですね。
カツは揚げたて。
かなり薄い豚肉を細かなパン粉で包んで、カリカリに揚げてあります。
これなら大量のルウに浸されても、衣がヤワヤワにならずにすむでしょうね。
肉自体には甘みを感じる下味がついているように感じられ、特徴的に思えました。
味変にはウスターソースと七味がお勧めとされており、机上に置かれています。
私はウスターソースを試しましたが、これまた昔懐かしい味に変貌します。
そういえば、昔は家のカレーにもウスターソースをかけていたのを思い出しました。
かなりのボリュームながら難なく食べきれたのは、やはりカレーは“飲み物”だからなのでしょうか。
他店ではなかなかお目にかかれないカレーライスでしたが、
ちゃんと美味しい料理で、看板メニューにされているのも頷けます。
なんといっても、古き良きカレーライスに巡りあえたような気持ちになれたのがよかったです。
料理の味と、お店の雰囲気と、ご主人やおかみさんの仕事っぷりが、そうさせるのでしょう。
ごちそうさまでした。
帰りに歩いた鴨川辺りにはあちこちに流木が積み上がっていました。
先の令和二年七月豪雨による爪痕が痛々しく、平然とした夏空が対照的です。
鴨川の水量も激しく、これで治まったほうなのかと思うと
自然災害の驚異をあらためて感じずにはいられません。
治まらないコロナ禍といい、集中豪雨といい、
人知では計り知れない自然の猛威を突きつけられる今日この頃です。
健康であって、毎日美味しい食事を楽しめる喜びと有り難さを噛み締めた一日でした。