帰省のタイミングで、またランチに出掛けてみた。とても充実した昼餉であった！ : 祇園 又吉

久々に又吉に出掛けてみた。
今回の面子は、両親、家内と娘。
タクシーが思ったより早く四条花見小路に到着し、お天気も良かったので、建仁寺まで往復して、時間潰し。
(*´∀｀*)

花見小路は、相変わらず観光客が多いが、建仁寺の境内だけは少し落ち着いた感じだった。

今回も小庭に面した静かな1階の個室で、外の喧騒からは、ほぼ隔離。
(￣▽￣)


飲み物は、先ずビール。
家内と娘は、ロイヤルブルーティーの玉露焙じ茶「香焙（かほ）」をボトルで。
この玉露焙じ茶は、値段もなかなかのものであるが、香りにも驚かされる。これだけ素晴らしい香りの焙じ茶は、今まで経験したことが無かった。これだけ香りが立つとは！
味わいは、名水の透明感とミネラル感とで至って清冷。
(๑>◡<๑)

八寸で日本酒がマストになって来たので、甘めの冷やをということで、京都丹後の白杉酒造「Mirror Mirror 」をいただく。
黒麹とリンゴ酸を多く発生させる酵母とで造った酒で、低アルコール、フルーティ。
幅広く料理に合う酒。
(*≧∀≦*)


八寸は、10種ほどだったが、その中のマグロの血合いの醤油漬けが印象的。冷酒との相性抜群。

八十代の両親の話をしてあったので、鏑の蒸し物、アグー豚と甚五右エ門芋の煮込み、半殺し米のセコ蟹餡掛けなど、柔らかい食感の料理を多く出して貰ったようだ。
（＾ω＾）

刺身は、鮪、鰆の胡麻掛け、烏賊、鰹の藁焼きなどを醤油、柚子ポンと山葵、生姜、辛子との組合せで。
刺身と辛子のコンビネーションが新鮮で、美味。


彩りでは、紅葉の季節に合わせた、もみじ色の器に入ったフォアグラ掛けの餡ものがインプレッシブ！
紅葉したもみじや錦木があしらってあり、前日散策を楽しんだ山科の毘沙門堂、東山の永観堂の秋景色とオーバーラップする。
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))♡

もう一つ、彩り鮮やかだったのは、鰆焼きの九条ネギ掛け焼き浸し。ほうれん草で綺麗な新緑色に染めたダシ汁が、タップリ。九条ネギの色鮮やかさと甘みとが鰆を引き立てる。味は言わずもがな、ビジュアル的にもスーパーである！
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


ご飯の部は、先ずは、待ってましたの「又吉の鯖寿司」。詳細は前の記事をご参照。
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
続いて、イクラ、自然薯をご飯に掛けて。香の物はピクルス各種。赤だしと相性良し。

デザートは、柿、梨、安納芋のチーズ掛けと、自家製プリン。

またまた、あっという間の2時間半の昼餉であった。
味わいも彩りも創造的で素晴らしい数々のお料理のお蔭で、料理の話題もふんだんな、とても楽しく充実した、三代揃っての時間だった。

またしても長居してしまい、お店の皆さんにお見送りして貰うこととなってしまった。

有難うございました。
是非とも、次回は、季節を違えて訪問してみたい。
╰(*´︶`*)╯

時代祭が、台風21号の接近により、順延でもなく完全中止となった！
天候が理由で中止となるのは、初めてのことらしい。
(@_@)

天候が悪い週末であるが、四条通りや花見小路は、観光客で混雑している。
(ㆀ˘･з･˘)


祇園又吉は花見小路から数軒入ったところ。

事前に予約しておいた個室は、近くの雑踏が嘘みたいに静か。
大窓の外の庭は雨に濡れ、とても風情がある。
掘り炬燵に座った際の目線の高さに合わせた石燈籠もなかなか良い感じ。
(*´∀｀*)

現在のお店には、2年前に移転して来たとのことで、店舗内はとても綺麗。

8700円のランチコースをお願いしてたが、その際、80代の両親を連れて行くと伝えておいたので、食材にも配慮があり、生麩をよく使ってもらっていたように思う。
とても有難い！
╰(*´︶`*)╯

コース料理で特に印象的だったのは、先ずは突き出しの大徳寺麩。

柿や生麩と共にフルーツ風味に和えてあった。大徳寺麩は好きなので、帰省時に酒の肴にと買い出しに出掛けるが、こうしたアレンジは、完全お初体験！美味い！！
(=^ェ^=)

ボラの喉仏のポン酢味も初めて食べた。
喉仏というのは、幽門のことらしいが、軽く湯通してあって、中は半ナマ状態。
全く初めてのコリコリしたような食感で、とても魚とは思えない。
ψ(｀∇´)ψ

ドリンクは、ビール、ノンアルコールビールの後から、冷酒を少々。
「甘口を冷やで」と頼んだが、うまく該当が見当たらないとのことで、30種ほどのリストと、リスト外から、オーダーをどうぞと。

リスト外で玉乃光大吟醸は在庫無しとのことだったので、リストから少し気になった六友（りくゆう）の純米吟醸原酒をオーダー。
京都北山、京北町のお酒。
バッチリ甘口で、冷やでも美味く、大正解！
部屋で口を切ってもらい、冷えた金属製の片口に注いでもらいました。
やはり、これは気分いいね〜
(*´꒳`*)

ご飯の前の前くらいには、鯖寿司が出て来た。 磯辺焼みたいに海苔に挟んであるので、手に取って食べられる。
この鯖寿司が、手が込んでいて、美味！
前日に、ひさご寿司の鯖寿司を堪能していたので、「被った後手」は不利かと懸念したが、どうして、どうして！

鯖の表面に軽い焦げ目が付けてある。
この香りと海苔の香りとのコンビネーションが感動的。よくある焼き鯖寿司とは全くの別物。
断面は刺身と同じナマのように見えるが、尋ねたところ、意外にも酢締めはしてあるとか。
ほんの少し辛子でアクセントが付けてある！
山葵と勘違いする人も多いらしい。
酢飯は、色の濃い酢で味付けしてあって、見た目が食欲を唆る！
こちらも素晴らしい絶品の鯖寿司だった。
香りでも魅せられるものは、他には無かろう。
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))♡

その後の醤油付けの黄身といくらを掛ける白飯や、自家製プリン、落花生アイス、フルーツミックスの3種デザートに至るまで両親も完食！


本当に感動する創作に溢れた、素晴らしいランチコースだった。
あっと言う間の2時間半。

帰りはタクシーを呼んでもらったが、お店の方々4、5人が傘を差し出しながら見送ってくれた。
店主自らが若手の料理人さん達に、もてなしの気持ちをしっかりと伝えている様子だった。
とても感心した。

また機会を見つけて、夜にも訪問してみたい。
ご馳走さま、有難うございました！
ヾ(๑╹◡╹)ﾉ"