祇園四条の風情あるエリアの老舗。でも、対面に、何とハードロックカフェが進出！ : 水だき 萬治郎

久々の帰省で、三連休中日の夕餉に訪問。

何度か来ているが、今回は初めて二階に一間のみあるお部屋での食事。なかなか急な階段だ！
少し暑く感じる日には、風通しが良く、悪くないかも。勿論、エアコン完備なんだけどね〜

先ずはビールと鶏もつの甘辛煮でスタート。
続いて鶏の白いスープ。
そこから水炊き、おじや、水の物。

約2時間半、「かしわ愛」を語ってみた。
相変わらず、美味。
京都に帰って来たなって感じ。
(*´∇｀*)


女将さんと話してたら、この界隈はザ・ジャパネスク・エリアって感じなのだが、それが故に、外国人観光客が多くなり過ぎて、少し異様な風景になってるらしい。

店に入る前にも、日が暮れた中、近くでガイドに案内される20人くらいの外国人観光客団体が川縁にたむろしていた。
ああ、げんなり。
( ・∇・)
この辺りは、一般住居も多いのだが、敷地に侵入して写真撮影している外国人観光客も多いらしい。
ʅ（◞‿◟）ʃ

また、この店の正面の建物に、何とハードロックカフェが出来ていた。町屋を改装したような感じでおとなしく作られており、ネオンなどは無い。
入り口にハードロックカフェと染め抜いた藍暖簾。
静かなレストランという様子だが、ここに店を開く理屈が分からないね〜悪趣味だな。
悪意すら感じる。
カプリチョーザのハンバーガー屋さんが、外国人目当てに無理無理、祇園に侵攻とはね〜
ワシントンDCの高級レストランの横に、ラーメン屋が出店するくらいにミスマッチだな。
ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
「悪貨は良貨を駆逐する」って具合に、この辰巳大明神近くの風情が失われないように、京都市も建築規制や営業規制などをしっかりやらないと。
(＞人＜;)
まあ、世界で一番地味なハードロックカフェらしいけど。


水炊きを堪能出来たのだが、環境劣化が懸念される祇園の夜でありました。。。
(-.-)y-., o O


P.S.
萬治郎は、5月から9月はお休みになるのだが、水炊きが熱いので、暑い季節を避けていると思っていたが、実は、この季節は、白菜が硬くなったり、しょうが悪くなって、水炊きを愉しめなくなるというのが理由らしい。

しかし、今年の10月は、クーラーをフル稼働させても大変なことになっていたとか。

帰省に合わせて、久々の萬次郎を予約しておいたが、ちょうど京都や奈良は小雪の散らつく一日で、水炊きには最適な夜となった。
( ´∀｀)

昼間は、東大寺大仏殿、東大寺ミュージアム、お水取りの準備中の二月堂などを家内と散策していたが、寒いながらも独特の風情を、じっくりと愉しめた。
(๑˃̵ᴗ˂̵)

夜は、両親と祇園に集合。
久々の萬次郎の水炊き。
(=´∀｀)人(´∀｀=)(=´∀｀)人(´∀｀=)

祇園四条の風情溢れるエリア。
辰巳大明神近くの小径を入ったところの渋いお店。
女将さん、仲居さん、板さん皆んな愛想が良く、好印象。
個室は年季が入っているが、雰囲気が良い。小さな庭に面しており、落ち着いた佇まい。
( ͡° ͜ʖ ͡°)

突き出しの鶏もつの甘辛煮に、ビールや金鵄正宗の冷酒はピッタリ！
味は濃くなく、絶妙な加減で、食感も愉しめる。
(๑>◡<๑)

次は恒例の真白な鶏スープ。仲居さんが鍋のスープを湯呑みに注ぎ、生姜汁と塩で味を整えてサーブしてくれる。

この鶏もつとスープで、「萬次郎に来たなぁ」とギアが入る。
(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

骨付き鶏と白菜、えのき、湯葉、豆腐は、ドッサリなのだが、美味いだし酢で、幾らでも食べられてしまう。
ダイエット中の方は要注意！(^_-)

鶏肉は当然スープと相性が良いが、他の具材もスープの味が染みて、激ウマ！
特に冬に甘みの増した白菜は、スープを吸って、えも言われないお味。
(//∇//)

この「だし酢」は、お土産用に売られていて、300mlくらいの一瓶が千円だった。関東人には少し酸味が強いかもしれない。

薬味の一味は、粒状の一般的なものでなく、パウダー状となっているのが変わっている。
しかし、辛さは見た目以上にマイルド。
(@_@)

〆めは、卵を入れたおじや。
鍋でお腹一杯と思っていたが、何故か「別腹」扱いで、箸が止まらない。
(-.-;)y-~~~

デザートは、少し小振りなあまおうが２粒。
やや貧弱なデザートで物足りなかったが、この辺りが「健全の限界」かなぁ〜

雰囲気、味、接客、コスパ全てで大満足な夕餉で御座いました。
いと美味し！
ψ(｀∇´)ψ