料理、接客、雰囲気、３つともパーフェクト : 瓢亭 本店

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2018/07

　今晩は１８時より日本料理のフルコースです、昼食を食べたら夕食を美味しく食べられませんので、今日はブランチとすることにしました。

喫茶店でサンドイッチ 等々でも良いのですが折角京都に来ましたので和食が良いですね、
２～３年ほど前に ”瓢亭 別館” に伺いましたが、
”うずらがゆ” は美味しかったのですが、
その時の私達の担当の仲居さんの接客があまりにも酷かったので、此方は外してましたが、
”瓢亭 本店” のホームページを見てみましたら夏の期間は本店でも ”朝がゆ” をやっているようでしたので、早速、予約をして伺うことと致しました。

　ホテルからタクシーでと思いましたが大雨のため、なかなかタクシーが来ません、やっと捕まえて向かいましたが次は渋滞です、結局、１０分ほど遅れてしまいました。

仲居さんが傘をさして待っていてくれました、言葉使いから接客態度から別館の私担当だった仲居さんとは大違いです（笑）。

庭の植木の間を歩き易いように雨笠をその仲居さんが貸してくれます、粋で格好良いですね（笑）。

素敵な個室に座ると直ぐに 「梅茶」 を運んできてくれます、落ち着きます。

”梅茶” も美味しかったけど、やはり私達は 「エビスビール　（中瓶）」 ですね（笑）。

いよいよ ”朝がゆ” です ：

「一の膳」
　　　三段重・・・・・一の段に ”胡瓜の胡麻和え”、二の段が ”白身の蒸物”、三の段に ”賀茂茄子の味噌田楽”
　　　名物 瓢亭玉子・・・・・万願寺唐辛子焼き、鯛のちまき寿司、蛸の卵の煮付け
「海苔と豆腐の吸い物」
「小鮎の塩焼き」
「粥とお出汁」
「香の物」

　やはり ”瓢亭” さんですね、どれもが美味しかったです、お粥の前で私はお腹が一杯となってしまいましたが一杯だけ添えてあったお出汁をかけて頂きましたが、まだ４～５杯分はあったでしょうか、若い方々は全部食べてしまうのでしょうね、羨ましいです。

流石、”瓢亭 本店” ですね私達担当の仲居さんはパーフェクトでした、３年半前に此方に伺った時と同じように素晴らしい接客でした。

雨に濡れた木々や苔の色鮮やかなこと、実に美しかったです。
今度は３年半前に頂きましたコース料理を頂にまた伺いましょう、今日はありがとうございました、大満足の朝食でした。

2015/01

お店の前でタクシーを降りると、直ぐに、女将さんと仲居さんのお出迎い。
仲居さんの案内で、素敵な中庭から、離れ家へ。

いやぁ～、流石に、私も大緊張です。
なんと、素敵な離れ家なんでしょう。

次の間から四畳半の部屋へ、そこには座布団が２つだけ、あとは、富岡鉄斉翁らしき掛け軸 と いけ花 だけ、あまりの素敵さで、言葉が出ません。

暫くして、お膳 と ビールが運ばれてきます。
まずは、「ビール」 で乾杯。

「先付」・・・・・お揚げと京野菜（畑菜）の辛子和え と お稲荷さん、揚げ稲穂、黒豆、〆鰯（おから和え）、ちしゃとう。
これは、ビールなんぞ飲んでいる場合じゃないです、早速、日本酒を（笑）。

「英勲　古都千年　純米吟醸」

「光参（海鼠）の白味噌椀」・・・・・椀の中に絵馬（羊）の慈姑が入っておりました、可愛いでしょう（笑）。
なんと、品良い味なんでしょう、溶き辛子が隠し味となっております。

「向付」・・・・・細切りにした昆布〆の鯛のお造りです。
山葵をつけて、割り下に浸けて食べても良いのですが、割下で溶いた山葵を子簿〆の鯛にかけて食べました。

「八寸」・・・・・金柑の蜜煮、もろこの山椒焼、海鼠腸、からすみ大根、瓢亭玉子。
どんどん、日本酒がすすみます、もう、止まりません（笑）。

「炊合せ」・・・・・扇面蕪と伊勢海老の具足煮　白味噌仕立て
これも素晴らしい、すでに私は白味噌ファンになっております（笑）。
東京には白味噌をこれほど上手に使う処は少ない、本当に少ないです。

「焼物」・・・・・真名鰹の幽庵焼 と 赤蕪の千枚漬
何気ない、何処でも出す、”真名鰹の幽庵焼”、瓢亭の技が光ります、浸け方、焼き方が絶妙です。

「煮物椀」・・・・・鴨肉 と 鴨真薯
「ご飯 と 香の物」

「水物」・・・・・苺 と せとか（蜜柑）、プティ シュークリーム（洋梨のコンポートと鼈甲生姜）

「お茶菓子」・・・・・常盤饅頭

「お薄」

食事の途中、池のある中庭に出てみました、その池は、なんと、琵琶湖とつながっていて、時折、琵琶湖の小魚が来ることもあるそうです。
風情ある、素晴らしい庭ですので、それを眺めているだけで、心が落ち着いてきます。

瓢亭はあまりにも有名ですので、期待するほどでもないと思っておりましたが、いやいや、凄い処でした。
料理、接客、雰囲気、３つともパーフェクトでした、驚きました。

お店を出る際には、女将さんと仲居さんが、いつまでも見送って下さいました。
最後まで、気持の良い処、”瓢亭” でした。