柔らかさの中にどこか繊細な歯応えのパンに、シンプルにしてしみじみ美味い具材。 : まるき製パン所

またまた久しぶりの投稿になります^^;;　ゆるゆると書いていこうと思います。。。

京都では、どうしても昼・夜にしっかり食べて、しかもしこたま飲んでしまうので、朝は軽めにしたいと思うこと多い。そして、そんな時に軽い朝食を、と伺いたくなるのがこちら。

朝7時ごろに伺ってもやってるのがありがたい。色々あって迷うけれど、後から写真を見ると毎回ほぼ同じものを買っていることに気付く^^; ポテトサラダ、ハムサラダ、そしてコロッケ。

パンの美味しさがまず基本。ここのはあっさりと淡白なのに、いわゆるふわふわ感too muchではなく、柔らかさの中にどこか繊細な歯応えがあり、また漂ってくる香りも、バターやミルクではなく小麦や酵母の素朴かつ食欲を唆る。

そのパンに、これまたシンプルにして実に美味しい具材が。ポテトサラダ、ハムサラダ、コロッケともにそれだけでいただいても十分に美味しいと思われるものとパンのハーモニーは素晴らしい。

【2016年12月往訪】
　また、来ちゃった笑。ほんとしみじみ好きな店。最初は、単に京都っぽいノスタルジックな雰囲気がちょっと気になっただけだったのだが、一度食べて病みつきになってしまったのです。

　今回は朝ごはんにと、二日も来た笑。いずれも、朝やや遅くなってしまったので、前回６時台のように種類は選べなかったが（なくても、注文すると待っていれば作ってくれるものもあるようだ）。
　今回いただいたのは以下の通り。
■カレーパン。皮はやや脂っこかった（時間が遅くて最後の１個だったから？）ものの、具のカレーは、とても美味しかった。しょっぱ過ぎたり脂っこかったりすることが多いカレーパンのカレーだが、ここのは、さすがだ。色はやや濃いが、辛くはない。小麦粉過多な感じもない。
■ハンバーガー。これ、かなりうまいす！バンズはとてもソフト。キャベツがこんなにこんもりと挟んであるのに、手でちょっと押さえつけると、一本たりともこぼれ落ちることなく、バンズ、キャベツ、ハンバーグが一体となって、うまい！味はさっぱりしているのに旨味と香りが絶妙。こんなに自然なのに美味しいと感じるのは滅多にない。似たようなものは数々あれど、やはり別格だ。
■エビぶりぷりかつ。海老のすり身を揚げたカツがキャベツとともに挟んである。海老だけが主張するのでなく、パンとキャベツも主役。美味い！
■カツ。これは、ハムカツか？６、７ミリぐらいの厚さのハムがカツになり、挟んである。素晴らしい。
■ハム。定番だ。これ、各素材の味は本当に薄いのに、なんでこんなに美味いんだろう？

　今回、特に感じたのは、ホテルに持って帰って来てから巻いた紙を広げると一気に広がる、静かな、美味しい香り。パンの自然な香りと揚げ物、キャベツの、微かな香りのハーモニーが、他では得られない幸せ感を感じさせる！

----------------------------
【2015年12月往訪】
　こちら、前の晩に某割烹料理店でお隣のお客さんに教えていただいた店。ホテルからも朝の散歩にちょうどいい距離でもあったので、行ってみた。

　平日はなんと朝６時半、日曜日も７時からやってるとのこと。しかも！そんな早朝の時間から客が集まり、並ぶほどらしい。この日は日曜日、並んでこそいなかったが開店と同時に賑わっている。店頭はなんとも京都っぽいというか飾らない自然体の、時を経たまったり落ち着いた風情。ガラスケースの内側のお店の方々もご年配の方々多い。お客さんも懐かしさを求めてか、ご年配の人が多い。この日だけかもしれないが。でもわかる気がする。とにかく昔食べた懐かしい風情のパンがたくさん並んでる。惣菜系やお菓子系など種類もいろいろ。

　選んだのはコロッケ、サラダ、ハムの三種。一つ一つが結構しっかりしたボリューム。それを薄い紙に包んで売ってくれる。ホテルに戻って早速いただいてみると。。。美味しい！パンはとても柔らかく口当たりがいいが、その柔らかさは、今時の裏がありそうな柔らかさではなく、とても自然、風味も自然。必要以上の味が付いてない感じで、それが具材の美味しさを一層引き立てる。コロッケ美味い！ジャガイモのホクホク感、衣のサクサク感、キャベツのフレッシュ感など、それをパンと紙が包むことで絶妙にしっとりとし、全体として一つの料理になっている感じ。

　それはサラダパンにも言える。そしてその一体感が最も発揮されているのが、ハムのパン。なんだこの美味しさは！決して誇張でなく、期待を大きく超えたクオリティに、わざわざ早起きして良かったと実感！こんな店が家や職場の近くにあったら結構生活が変わるんじゃないかと思わせるほどの存在感。教えてくれたご夫婦に感謝！