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店名 |
移転
岩さき(いわさき)
|
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受賞・選出歴 |
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
日本料理 百名店 2021 選出店
食べログ 日本料理 WEST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 日本料理 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄烏丸御池 徒歩3分 烏丸御池駅から350m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (AMEX) |
席数 |
11席 (カウンター6席、個室5席) |
---|---|
個室 |
有 (4人可) 奥の個室は掘り炬燵式のカウンター席5名 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2007年2月8日 |
備考 |
完全予約制で、2名以上からのみ予約可。(料理の都合上1名での予約は不可。) |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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とても幸運なことに8千円のランチを予約できた。
お昼は12時一斉スタートと云うので、
ワクワクしながら、
着いたのは11時46分と早過ぎ。
しばし、この辺り散歩かと思っていたら、
右手から女将が歩いて来て声をかけてくれた。
どうぞお入りください、
と招き入れられる。
引き戸を開けると、
左に椅子が2つ置いてある小さなスペース、
また引き戸がある。
そこを開けると、
右手にカウンター席と厨房。
女将が
どうぞ奥に靴を脱いでおあがりください。
なんと、小上がり5人席を2人で使わせてもらうことに。
L字カウンターの掘りごたつ式。
正方形の黒ぶち赤紅色のお膳に
手前に割り箸と朱塗りの漆器の平たい盃。
女将と娘さんが交代で応対してくれる。
縁が藍色の上品なお茶碗に紫蘇と福あられが入ったおぶ、
味はほのか、口を湿らせる。
ビールを2つお願い。
薄張りのグラスに入ったビール。
乾杯して美味しくいただく。
しばらくして宴の始まり。
朱の平丸の盃を表に向けるよう促され、
食前酒ですと、
菊水を少し注がれる。
すっきり辛口で美味しい。
先付の丸い白地の平皿。
直径20cmほど、
赤い線で花が3つ、鳥が2つ絵が描かれている。
ほんの少しだけ炙ったホタテ、うるい、ミョウガ、若竹
香りは強くなく、とても柔らかく、
ホタテの旨み、タケノコの旨み。
彼女は菊水のぬる燗、
私は芋焼酎の水割りをお願い。
お造りの丸い白地の平皿。
縁に青藍色の文様が施された20cmほどの直径、
ポン酢おろしと土佐醤油の2つ小皿が添えられる。
マグロの赤身2切れ、
サツキダイ4切れ、
そのサツキダイの白子が二つにカット、
紫蘇の葉の上にスティック状の長芋が2本。
手前に本わさびが少し盛られる。
先にマグロをいただく。
いい熟成感があり美味しい。
鯛の刺身、ポン酢で。
新鮮でコリコリで後から旨み。
そして、鯛の白子をポン酢で。
びっくりする旨さ♪
臭みがなくトロトロ、口の中で溶け、旨みが一杯広がる。
河豚の白子より清廉で美味しい。
これは炙っても揚げても美味いに違いない。
女将が大きく首肯する。
この季節だけの贅沢である。
銀色に黒の曲線、朱の花びらが描かれたお椀。
アブラメ(アイナメ)の椀。
澄み切ったつゆに花びらのように包丁が入ったアブラメ、
その上に細い蕗、
隣に小ぶりのシイタケが浮かぶ。
いずれも少し火を入れてから浮かべたようで、
つゆに素材の味が流れないように注意している。
上品な出汁、
最初は水のようだが、
徐々に昆布出汁の味が口中に広がる。
フワフワのアブラメ、
淡白な味わい。
後から蕗の香り。
焼き物は鱒の南部焼き
装飾の多い赤絵の七角形の皿で出される。
ワサビの葉の上に6cm四方の鱒、
卵黄を塗り、ゴマをまぶして焼かれている。
仕上がりはふわふわ。
後からゴマの味が追いかけるしっかりした味つけ。
細かく包丁が入った半月型のタケノコも
醤油ダレの味が染みて柔らかくて美味しい。
お口直しに出されたのが
白蒸し
白い縁が丸いやや長方形の少し深い小さな器に
炊いたばかりのもち米に茹でたうすい豆が散らされる。
蒸したてのもち米は食べた瞬間は普通のうるち米のように感じるが、
次第にもち米の香りとねっとり感が出てくる。
それぞれ同じお酒をおかわり。
焼目穴子と野菜鍋
大きな花のような形の銅の器、中に錫が貼ってある。
透明なつゆに焼き穴子、タケノコ、ワカメ、
和風ハーブ木の芽が散らされる。
娘さんが骨董の木のお椀に取り分けしてくれる。
焼き目を付けた穴子のいい香り、
タケノコのいい香り、
木の芽のほのかな香り、
美味しい昆布出汁、
つゆまで飲み干す。
最後の料理は
藍白の縁のある丸い器に入った
大徳寺麩、蛍烏賊、車海老。
散らされた土佐酢のゼリーの上にのせられる。
いい酸味のゼリーの上に
甘いホタルイカ、クルマエビ、
敢えてすを立たせた麩にスープが染みて甘い。
食べ終わると藍白の器の真ん中に
琥珀色の小さな鯛が2匹彫られていた。
土鍋で炊かれたご飯が出てくる。
小さな緑の生麩が入った味噌汁、
刻んだ柴漬け、白菜、タクワンの三色の漬物、
つやつやの炊きたての真っ白いご飯、
女将特製の京都名物ちりめん山椒、
ここではすっぽんちりめんと呼ばれる。
味噌汁はカツオ出汁が控えめでとても美味しい。
ご飯をそのままでひと口、
水分がたっぷりでいい香り。
漬け物でご飯、
すっぽんちりめんでご飯、
幸せである。
もうお腹は一杯だが、
おこげが出来てるというのでもう一杯。
こちらは水分が飛び、
いい硬さ。
またすっぽんちりめんを振りかけて
贅沢にいただく。
デザートは
ブラッドオレンジ、ゴールデンキウイ、イチゴ、
レンコン餅。
甘みたっぷりの果物からいただく。
レンコン餅はワラビ餅よりあっさりしてる。
お土産に頼んだすっぽんちりめんを二つ持たせてもらい、
お代は2人で29,730円。
岩崎さんに挨拶、
至高の京料理を堪能させてもらった。