京都には、素晴らしいお店がありますね、私、此方も好きになりました : 岩さき

2015/01

半年ぶりの訪問。
残念ながら、この半年の間に、写真撮影禁止となっておりました、それで、写真はありませんが、過去の写真を参考にして想像をして下さい（笑）。

いつもながら、ご主人と女将さんと若女将さんの笑顔で迎えられます。

今日の昼の料理は ：

「先付」・・・・・帆立貝、車海老、子持若布、大徳寺麩、菜種の黄身酢がけ　紅白なます添え
「向付」・・・・・天然の平目、よこわ（黒鮪）、”よこわ” とは、関東で云う ”メジ” のことで、黒鮪の５０cm程度の幼魚です。
女将さん曰く、「鮪も人間と一緒で、若い方が身も柔らかく、フレッシュで、私は、この ”よこわ” の方が好きなんですよ、あはははっ！」って、、、、、、まさにその通り！（笑）。

「椀物」・・・・・鶴のお椀の中は、出来立てほやほや、ふわふわな 「蛤の真薯」 でした、そして、今が旬の ”うぐいす菜” と ”若布” が添えられております。
真薯は蛤と一緒に 白木耳も入っており、その木耳が食感を高めておりました。

「揚物」・・・・・出汁でゆっくりと炊き上げた ”海老芋” を片栗揚げにしたもの、”蓬の生麩の田楽味噌がけ” が添えてあります。
海老芋はホクホクで、ハフハフしながら食べました（笑）。

「百合根のおこわ」 ・・・・・蒸したてですので、これまた、百合根がホクホク。

「炊合せ」・・・・・焼目の鯛、小梅、結び昆布、引き上げ湯葉、水菜 の炊合せです。

「止め肴」・・・・・ずわい蟹のむしり身、雲子（鱈の白子）、若布 の土佐酢のゼリーがけ

「食事」・・ ・・・ ご飯、味噌汁、香の物

「デザート」・・・・・マンゴー、ゴールドキウイ、蓮根餅、黒豆

飲みました日本酒は、「松の司　純米吟醸」 でした。

いやぁ～、写真がないとレビューが難しい、大変でした（笑）。

今日も、素晴らしい料理の数々でした。
以前から、そう思っておりましたが、ご主人の ”岩崎義則さん” は只者ではありません、凄い方です。
それを、今回、再確認致しました。

高台寺和久傳で5年、祗園丸山で3年、柊屋別館では料理長を16年間務められたと云う履歴は伊達じゃありません。
本物の中の本物です。

年内に、また、伺いましょう。

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2014/06　　　　　　　　　　２５枚の写真 (2014/06) を追加しました

丁度、１年ぶりの訪問となりました。
女将さんは私達のことを憶えていて下さり、最初っから常連気分、嬉しいですね。

昨年はカウンター席でしたが、今日は、奥の個室、４人ほど入れるスペースに家内と二人、なんか、贅沢な気分（笑）。

まずは、「いり番茶」と「梅酒」で喉を潤します。
”梅酒” は、お母様お手製のシロップ割りの梅酒です、蒸し暑い中、ホテルから歩いてきましたので、汗がスーッと引き、ホッとします。

「先付」・・・・・炙りのトリ貝、茄子、オクラ、つぶ貝の酒煎り 酢味噌がけで、茗荷の下に、香りづけに辛子がちょっと添えてあります。
夏らしい ”先付”、お酒が欲しくなります（笑）。

で、「磯自慢」を。

「お椀」・・・・・鱧の吉野打ちのお椀で、蓴菜とアラセト（三度豆のこと）と柚子が添えらております。
　
「お造り」・・・・・天然の鯛 と グジ（甘鯛）をポン酢 か 山葵醤油で。
美味しそうでしょう、見ただけで、また、日本酒が欲しくなります。

で、また「磯自慢」を。

「焼物」・・・・・京都 桂の天然鮎の塩焼き、万願寺唐辛子が添えられており、蓼酢と共に頂きます。
小さめの鮎ですので、頭からガブリといきます。
京都の ”天然鮎” は、関東の鮎よりはずーっと美味しいと思うのは私だけでしょうか、気にせいなのかなぁ~？。

「もずく饂飩」・・・・・秋田の稲庭うどんと能登のもずくを使った ”もずく饂飩”。
添えてある生姜と一緒に、良くかき混ぜて、、、、、夏に相応しい、爽やかな一品。

「穴子の鍋仕立て」・・・・・穴子、車麩、結び湯葉、三つ葉、梅干し。
梅干しをつぶして、混ぜ合わせながら食べます。
梅が良いですね、爽やかですね、美味しいですね。

「八寸」・・・・・炙り ”このこ”、車海老、アスパラガス。
また、もう１本欲しくなります。

で、「黒龍」を。

「アワビ、大徳寺麩の土佐酢ゼリーがけ」・・・・・蒸し鮑、水玉胡瓜、若布、大徳寺麩　土佐酢のゼリーがけ　黄身酢添えです。
水玉胡瓜とは、そろそろ祇園祭ですので、輪切りをした胡瓜の柄が八坂神社の紋のそっくりなので、それを口にするとは、大変に失礼な事なので、種を抜いたものです。

「ミスジのステーキ」・・・・・「素晴らしい ”ミスジ” の肉が入りましたので、単純にステーキにしました」とのこと、特製のソースと山葵で頂きます。
ご飯が欲しくなりましたので、持ってきて頂き、失礼ながら、むしゃむしゃ と がっついて食べてしまいました（笑）。
勿論、ご飯の上に ”ジャコ” をのせて、もう一杯（笑）。

「香の物」、「赤出汁」・・・・・赤出汁の具が豆腐だと思いましたら、お麩なんですね、やはり、京都ですね。

「水菓子」・・・・・フルーツと蓮根餅
フルーツは、西瓜、ゴールド キウイ、パッション フルーツ　の順で食べます。
ゴールド キウイは蜂蜜のように甘かったです、パッション フルーツも蜂蜜のように甘いと思いましたが、此方には実際に蜂蜜がかかってました（笑）。

今日も素晴らしい料理の連続でした。
女将さん、若女将さんとのお喋りも楽しく、それも、料理の味を一層に美味しくしておりました（笑）。

夏ばかりの訪問ですので、次回は、冬の時期に伺ってみましょうか。

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2013/06

雨の中、タクシーで向かいました。
親切な運転手さんが、お店の真ん前に着けてくれましたので、ほとんど雨に濡れずに済みました。

お店に入ると、素敵な女将さんと若女将さんに笑顔で迎えられました。
昼、夜、各々、３組（お座敷１組、カウンター２組）のお客さんしか取られないそうで、ゆったりと座れます、良いですね。

まずは、「紫蘇香煎　ぶぶあられ入り」、香ばしい味で、ホッと落ち着きます。

「梅酒のシロップ和え」、これは、女将さんのお母様手製だそうです。
そうそう、お母様はまだお元気で、厨房のお手伝いをなさってます、ですから、女将さん、若女将さんとお母様の親子３代でやっております。
勿論、料理は女将さんのご主人とお弟子さん達が作っております。

「先付」・・・・・帆立貝、ツブ貝、車海老、大徳寺麩、等の黄身酢がけ、、、、、のっけから良いですね、色合いが素晴らしいでしょう、勿論、味も素晴らしいです、流石、「和久傳」、「祇園丸山」、「柊屋」にいらした方ですね。

「椀物」・・・・・鱧の吉野打ち、蓴菜入り、、、、、フワッとした鱧、骨がまるっきり当りません、口の中で蕩けるようです。

「お造り」・・・・・天然鯛、縞鯵、剣先烏賊、（トリュフ添え）、蛸 と 梅肉、、、、素敵な伊万里のお皿です。
手前の鯛は自家製の土佐醤油のポン酢、真中の縞鯵は山葵醤油で頂きます。

「穴子」・・・・・焼き煮穴子のおろしポン酢がけ、、、、、次は赤絵のお皿、これも素敵ですね。
鱧かと思いましたが、骨切りをした大きな穴子でした。

「稲庭うどん と もずく」、、、、、美味しそうでしょう、はい、良いお出汁でした。

「鯛、湯葉、胡麻豆腐、の白味噌仕立」、、、、、白味噌仕立のスープが、堪らんほど美味しかったです。

「丹波牛 ロースのしゃぶしゃぶ」、、、、、山葵をちょんちょんとし食べましたが、あまりにも美味しそうだったので、写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)。

「御飯」・・・・・鼈のスープで炊き上げた ジャコ山椒、お味噌汁、香の物
土鍋で炊いた御飯で、これは、ご主人のお父様の手作りの丹波米です、甘さを感じるご飯でした。
そして、このジャコ山椒、お酒のつまみにも良く、これだけで３合はいけます。

「水菓子」・・・・・西瓜、葡萄、蓮根餅

何百年（聞き間違いかも）も続くご自宅を改築をしたお店ですので、伝統的、本格的な京料理でありながら、何か家庭の温かさを感じる料理でした。
女将さん、若女将、そして、ご主人のお人柄も素晴らしく、初訪問にも拘わらず、仄々と、リラックスをして食事を愉しみました。

それから、器、酒器も素晴らしく、器好きの私達夫婦は、それも楽しめ、大満足した昼食でした。
次は、夜に伺ってみましょう。