Buonasera! Ristorante italiano nella capitale del millennio. : 京都 ネーゼ

ココロの引き出しにしまったのは、数年まえ。
はじめて、おじゃましたのは、この夏、祇園祭のころでした。
紅葉ラッシュの京都。再びのおめもじでございます。

ツーリストさんにもジモティさんにも大人気なお店なので、予約は必須です。
お願いしたのは、確か、１０月の初めだったかと。
それでも、週末はすでに満席のようで、週初めの予約となりました。

え〜。まだ、２ヶ月近くも前なのに〜、って。
そのときは、この時季の京都が紅葉詣のヒトヒトヒトでいっぱいになるのを、
すっかり失念してたんですが、そういうこともあったんですね。

東京へ戻る日の暮れ７ツ半。
晩秋の京都にしては、ほんとうにあったかい夕暮れ。

こんばんは〜。

今宵は、カウンターお席の左手はじっこにご案内いただきました。

あっ。どうも。おひさしぶりです。シェフがお目見え。

まずはまずはのスパークリングをば。しゅわっ。
あ〜。うんめぇ。ぼ〜のぼ〜の。

さぁて。今宵は、どうすっかなぁ。
ふむふむふむ・・・。

あわび、うり坊・・・。目が合っちゃいました。
アンチョビバターだって。炭火焼きだって〜。
どっちも、うまいに決まってるじゃぁあ〜りませんか。

おひとりさまだと、ボリュームを少なめにしてくれます。
一度にたくさん食べられないわらにとって、
ほんとうに、ありがた〜いことなんでございます。

濃厚な肝とアンチョビバターは、最強なマッチング。
あわびって、なんだか不思議なイキモノに思えてくるんだわ。
じ〜っとだまぁ〜って、へばりついてて、うまさを隠しに隠してる。
ごめんねぇ。食べちゃったもんね〜。

残ったソースは、バゲットをいただいて、フキフキ。
いんやぁ。小鉢まで食べてしまいたかった。

赤ワインをいただいたとこで、うり坊がやってきました。

炭火焼きのい〜い香り。旨みが、すご〜い。
歯に食いついてくるような赤身肉の力強さに野生を感じます。
脂身が、これまった、甘くてうんまぁい。
うり坊、恐るべし。

シェフが調理の合間に、ちょいちょいと話しかけてくれて、
これが、また、お料理に花を添えてくれます。

今から、３０年ちょっとまえかな、原宿に「バ◯◯パ◯◯」という
イタリアンレストランがありまして・・・。

それまでは、接待族御用達の高級店か街場の食堂か、といった外食環境に、
デザイナーズブランドがこぞって出店したりで、
普段着よりはちょいとおしゃれなレストランが台頭しはじめた頃。
「バ◯◯パ◯◯」も、そんなお店のひとつで、
わらも、何かにつけては、おじゃましておりましたんです。

シェフ、そちらで働いていらしたんですって。

あ〜らまぁ、って。
そんなハナシをきっかけに、あ〜だこ〜だと。
思いがけない、とっても楽しいひとときと相成りました。

いんやぁ。まいったなぁ。
まったまた、マイテーブルが増えちゃって。
困っちゃ〜うなぁっ。

ごちそうさまでした！

千年の都で人気筆頭なイタリアンの名店です。
ずいぶんと前から、ココロにＢＭしてましたんですが、
なかなかタイミングにめぐり逢えませんで・・・。

此度、やっとやっとのおじゃまと相成りましてございます。やった〜。

予約のお尋ねの時、その日は満席いをただいてるんですが、
１７時から１８時半くらいまででよろしければ、
カウンターのお席をご用意できます、とご親切に・・。

おお！ いいです。いいです。だいじょぶです！
半ば、強引に割り込みさせていただいちゃいましたんです。

地下鉄東西線の三条京阪駅から三条大橋を渡ってちょいとを北へ。
１階２階が「お料理 めなみ」さんのビルの３階です。

オンタイムでご到着〜。エレベーターで３階へ。
３階ボタンのとこに「本日、満員御礼」のポストイットが。
思わず、にんまり。

こんばんは〜。

店内に足を運ぶと、まずは、テーブルお席のフロアがあり、
奥にキッチンを臨むカウンターお席が・・・。
右端っこにご案内いただきました。

まずはまずはの、お飲みモノをば。やっぱし、シュワッ、ですよねぇ。
グラスのスパークリングをお願いしました。

ぐびぐびしつつ、お品書きとにらめっこ。

今宵は、１時間勝負なのを念頭に、さて、どうすっかなぁ。

ふむ。

よっし。まずは、カプレーゼだな。

そんで〜。お肉も食べたいから、ひれ肉の炭火焼きにしよっと。

おひとりさまだとボリュームを小さくしてくださるようです。
これは、うれしいよね。

あ。わらの後ろでスタッフさんがプロシュートをスライサーでするりん。
思わず、カプレーゼに生ハム、ちびっと、お願い。
これ見たら、食べたくなっちゃうよね。

切り立てのプロシュートは、極薄で、ねっとりとセクシー。
プチトマトは濃厚で甘い。モッツァレラは、さっぱり。
バジリコのい〜い香り。しぁ〜わせ。

赤ワインをグラスでいただいて・・・。

ひれ肉の炭火焼きは、２００g・１００g、なんと、５０g のバリエーション。
わらのチョイスは、５０g です。

お肉は、あらかじめひと口サイズにカットしてあり、
ミディアムレアな焼き加減もばっちしで、やらかくてさっぱりうまい。
つけ合わせのお野菜グリルも、フォーク休め的にいい感じ。

コース仕立てもあるようですが、キホンはアラカルト。
しかも、ボリュームのリクエストにも応じていただけるのがうれしいかぎり。

リストランテとトラットリアの、ややリストランテ寄り。
シェフをはじめ、スタッフさんたちの適度なディスタンスがありつつも、
痒いところに手がとどくような応対がとても素晴らしい。

ご一緒するお方やどんな服装でうかがうかで、
カジュアルにもフォーマルにも楽しめるオトナな空間です。

いんやぁ。ほんとうに、いいお店だなぁ。
もっと早くにおじゃましてればよかったにゃん。
千年の都でまたひとつ、ピンのピンが増えちゃいました。

ごちそうさまでした！