ほっとする味とおもてなし : 余志屋

余志屋

京都は先斗町の大好きな料理屋さん。

最近拡張して新しく綺麗なカウンターができました。お席が増えて予約しやすくなったのはありがたい！◯
ただ昔から通っている大将のいるカウンターもいいですからね、、接待などの用途によって使い分けですね。

あいかわらずの料理の美味しさとちょうどいい塩梅の味付け。ほっとします。お魚だけじゃなく、鴨肉などのお肉の火入れも◯。ぐじの皮は皮せんべいに。大好きなだし巻きも◯。

いつもはお腹いっぱいでたどり着けずにいた、釜飯もやっといただけました。文句なしの美味しさ！
外の看板にも書いてあるのでいつかわ食べないとと思っていましたが、やっといただけてよかったです。

新しいカウンターの方にも行ってみたいですね。新カウンターはお店の目の前です。

ごちそうさまでした。

再訪　余志屋

ただいま。カウンターに座って、そう言いたくなるこちら。
ご主人も、女将さんも相変わらずお元気そう。よく働く。
突出しに出る　茄子のごまだれ。安定の美味しさ。思わずむふふ。
本日のお献立から悩んでようやく決めたのは、ぐじを入れてもらってたっぷり盛り合わせたお造りに、茄子田楽、生麩田楽、そして、本当のほんまもんの出汁巻卵。お出汁たっぷり、卵が固まるギリギリの水分量。しっかり油を引いてじゅわっっ何層も巻いて焼き上げ。
日本酒とこれらを頂いて、もう至福。
銅の卵焼き器が年季が入っているように見えたのでお聞きしたら、なんと40年物！
道具を大事に、一人一人のお客様を大事に、心を込めて一品一品。
派手にマーケティングする事無く、とんでもなく高い食材でふっかけた値付けもせず、ただひたすらコツコツ、コツコツ。
素敵やなぁ。やっぱり好きやなぁ。来て良かったなぁ。
心温まって　ほっこりと、とっぷり暮れてゆく秋の京都。

ご馳走様でした。美味しかった。
大将、どうぞお元気で、いつまでも。
また寄らせてもらいます。

＊＊＊＊＊ここから前回訪問＊＊＊＊＊＊
1ヶ月前に電話して最後の1席が取れた人気のお店。
先斗町の石畳から入って、裏に引っ込んだ入り口。
いかにも「たんとあがっていっておくれやす」という店構え。
暖簾をくぐり、活気あふれるカウンターに座らせて貰った。
あえて余り予習せずに行ったので、
美味しいもんを教えてもらいつつ、他の方のお料理ものぞきつつ、アラカルトで頼みました。
端から端まで頼みたいほど、どれも美味しそう。
お造りには、ぐじを加えてもらい、盛り合わせで。ぷりっぷりのお刺身、どれも美味しい！
確か、シマアジ、鯛、鮪、蛸、雲丹、湯葉、そしてグジを別盛りで。
写真だとお皿小さめに見えますが、たっぷり食べがいのある盛りでした。
焼き台横のコンロで、絶えず出汁巻が焼かれているので、これは美味しいのではと、鰻巻きでお願いした。
お出汁が滴るほどたぷたぷと、美味しい。これよ、これこれ。こうでなくては。
茄子と生麩の田楽は、同じ白みそと赤みそを二つの素材に掛けてあり、どちらも美味しく。
生麩はもっちり、もしかして半兵衛麩さんかな、などと想像しつつ。
野菜のあんかけは、揚げ野菜にお出汁のくず餡で湯葉も入って食べごたえが半端ない。
鯛のアラ煮は、鮮度抜群の鯛をちょうどいい味の濃さで煮つけてあり
思わず白飯が欲しくなりました。〆として食事にさせてもらいました。
お蔭で名物釜飯は今回頼まず。残念。でももうお腹パンパン。
どれも、真心を感じるあたたかいお料理。
「たんと」盛られて、色鮮やかなお皿たちは、まるでニコニコのご主人のお人柄そのもの。

お座敷も奥にあり、決して良くはない動線、広くはない厨房で、お弟子さん、お姉さん、皆ひたむきに調理し、配膳し、接客し。
忙しくても、お客さん目線で何か足りないものは無いだろうかと気にしておられる。
おひとり様で来られている女性客に、そっとお待たせしないよう、居づらくないように
気を使われている。好きですね、こういうお店。
「バタバタしてまして、えろぅすんません、おおきに！」
何度も伝える感謝のあいさつ。
賛否両論あるようですが、私はええと思います。
一つだけお願いがあるとしたら、もうちょっとだけ、いい日本酒おいて欲しいなあ・・・料理が美味しいだけに。それだけです。

自宅からタクシーで15分ぐらいのところにあってほしいお店。
すごーーく切ない事があった時も、仲の良い人と旨いもん一緒に食べたい時にも　両方来たい。
そんなお店です。
またおじゃまさせてもらいます。
ご馳走様でした。